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木坂宏次朗展(2018.4.3~18)を終えて
木坂宏次朗展(2018.4.3~18)を終えて
Still Point‒ Tenebrae et Lux ‒
静止点 ‒闇は光の一部 ‒

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≪展示作品≫

○ Still Point

Still point,wheel and shadows(静止点、車輪と影)
Still Point,white wheel(静止点、車輪−白)
Still Point, a Chinese Jar(静止点、中国の壺)
Small Voice(細き声)
Small Voice,,Cerulean(細き声,セルリアンB)
Small Voice,Cerulean+Yellow(細き声、セルリアンB+黄色)
Still point,Dry the Pool(光のプール)

○ Dark Matter

Dark matter,Rainbow(ダークマター、虹)
Dark Matter,Rainbow,vol.2(ダークマター、虹vol. 2)
Dark Matter,Stars,(ダークマター、星々)

○Tenebrae et Lux

Tenebrae et Lux(闇と光)
Teneburae and Lux,vol.2(闇と光vol.2)
Tenebrae et Lux,vol.3 (闇と光vol. 3)

○Sappho

つきしろ

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Still Point‒ Tenebrae et Lux ‒
静止点 ‒闇は光の一部 ‒

タイトルのStill Point (静止点)は、英国の詩人T.S.Eliot著「Four Quartets(四つの四重奏)」の長編詩にある中心的なテーマの一つです。永遠の時間と現在の時間が重なる時を意味します。展示する作品はその詩の背景を、または原景を絵画を通して表現しようと試みたシリーズです。また、その制作の過程において「光と闇」の姿を別の認識から描いたドローイング作品を中心に新作を発表いたしまします。

○ STILL POINT

土、水、空気、火の四つの象徴を経て、Still Point (静止点)−永遠の時間と現在の時間が重なる時を、絵画的表現を通して表現する試みです。表現の異なる言葉と絵画の出発点でもある原景に触れることが作品の重要なテーマともなっています。

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作品「Still point/ STILL POINT-Wheel and shadows」(静止点、車輪と影)」
【ドローイング(木炭)】

ヘラクレイトスによる二つのエピグラフについて、ヘラクレイトス、エリオット、双方の視点を出発点とし、ドローイングの習作を繰り返しながら、モティーフとなる象徴を模索していったシリーズ初期の作品。
1 ヘラクレイトスの理法(ロゴス)は万物流転(flux)の法則に対して、エリオットは「受肉せるキリスト」「言葉」キリスト教的に捉えていること。
2 四大元素の変化の過程の二面性とエリオットの救いへの道の二面性。
ヘラクレイトスのロゴスは一見、万物流転、円環のイメージを持ちますが、一方では「昼と夜、夏と冬、戦争と平和。これらが争い、右に揺れたり左に揺れたりしながら変化し、調和を保つ」。相対するものの対立の中に調和が存在するとされている思想は、エリオットにおいては「ニンニクとサファイヤ」「薔薇の瞬間といちいの瞬間」のように異なる景色が一つの風景となって立ち上がり、異なる立場の言葉と言葉の間には、言葉にはない景色が詩の中に漂い、「時間と非時間の交差」静止点へと繋がって行きます。
車輪のモティーフは、現実の時間と永遠が交差する象徴的なイメージとして扱っています(インド仏教にある法輪、輪廻思想。キリスト教に見られる円環のイメージ。いずれも中心に神がおかれる)。
Four Quartetsの中には度々円環のイメージが登場し、またぼんやりとした春夏秋冬を背景の季節としています。そして「荒地」以降(1924年-)彼の作品の内容は母性的な静寂の世界の形成を目指す調和的思考がみられ、Four Quartets全体の構造においても始まりと終わりの同時存在(始まりが終わりに内在し、終わりに始まりが内在する。)による円環のイメージをとっています。
※「円の終点は始点にもなりうる。」ヘラクレイトス静止点の視覚的イメージ。車輪(wheel)のイメージ(縦の線は神の出現。横の線は時計の時。中心の点は回る世界の静止点。(受肉のイメージ)また、東洋哲学の車輪の視覚的イメージ。

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作品「 STILL POINT-white wheel(静止点、車輪-白)」
【ドローイングⅡ(木炭・顔料吹き付け)】

木炭によるドローイングを幾層にも重ねた後、あらかじめ、精密なシンボルとなるモティーフの立模型を幾通りか制作し、それを画面上で回転させながらその都度立体模型の上からメディウムで溶いた胡粉(牡蠣、帆立、蛤など貝殻を砕いた粉)を吹き付けて、時間の記録(時の瞬間)を紙面上に記録してゆきます。重なりゆく瞬間の記録は時の歴史を作りますが、絵画の特徴として一つの画面に残る記録の片鱗は、最初の瞬間の記録も最後の瞬間の記録も時間軸を持たず、結果ひとつの画面として存在します。そして、中心の点は絶えず動き続ける静止した点です。

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作品「Still point/ STILL POINT-a Chinese Jar(静止点、中国の壺)」
【ドローイング(木炭)】

「Burnt Norton」V「中国の壺」
現在と歴史の両方に同時に存在する「壺」をモティーフにしています。実在する清康煕(しんこうき)青花地白梅胆式瓶。17世紀ごろ(康煕時代1683-1722)エリオットの時代から、およそ200年前の作。詩作の中エリオットのイメージの中に現れた壺を想定して描いた作品です。壺の白梅は冬至梅。花言葉は「気品」。「真冬の春は独特の永遠の季節」「ゼロの夏」。冬に現れる春にちなんでいます。

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作品「SMALL VOICE(細き声)」
【ドローイング(木炭)】

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作品「SMALL VOICE, Cerulean.B (細き声、セルリアンB)」
【テンペラ/顔料単色】

“AT THE STILL POINT”シリーズの後半の作品です。
「The Dry Salvages」V206の瞬間的に訪れる静止点、また作中のテーマ「告知の祈り」、「受肉」の問題を思索する意図を持った作品です.作品のタイトル「SMALL VOICE」は、(列王記上19章12節)預言者エリヤが受けた神からの啓示「細い声-a still small voice」からのものです。単色の顔料だけを用い、細かなハッチングを繰り返し濃淡だけで表現しています。虹は旧約聖書に現れる神の意思を明喩したモティーフであり、約束の象徴として。しかし、虹そのものは描くことなく虹が現れる環境(約束と言う言葉が生まれる景色)描いたものです。モティーフの対象そのものを直接描かずにその場面の状況描写をすることによって主題のモティーフを浮かび上がらせる。エリオットの言う「客観的相関物」の手法。また、可能な限り、個人的意匠を排除し、タッチの表現にさえ足跡を残さないように努める。(非個性主義)

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作品「SMALL VOICE, Cerulean.B+Yellow (細き声、セルリアンB+黄色)」
【テンペラ/顔料単色】

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作品「“Dry The Pool”」
[インスタレーション作品]

「Burnt Norton」Ⅰ 薔薇園における心象風景。を題材にしています。涸れたコンクリートの水溜に光の水が満ち、再びもとの涸れた池に戻るまでの様。隠された体験の意味が、光の水で満ちている場面。
池の水は涸れ、コンクリートは乾いていた。「すると池は陽の光で満たされ/睡蓮が静に伸びてきた。/水面は光の芯で輝き、/彼らは僕らの後ろにいて、池に姿を映していた。」
瞬間的な静止点。「人間はあまりに深い真実には耐えられない」。
「the figure of the 10 stairs」(「Burnt Norton 」Ⅴ160行)
十字架のヨハネ著『魂の暗い夜』10の階段の象徴。
○Dark Matter
「目に見える調和より、目に見えない優れた調和がある」ヘラクレイス。
私たちは目に映るもの(知りうるもの)で世界を判断しがちですが、目に映るもの(知りうるもの)は、おそらくほんの僅かなもので、目に映らない(知らない)ものがほとんどでしょう。この作品は目に映らない(知らない)ことを制作視点の中心に置き、目に映るもの(知りうるもの)を眺めること、また、そのことで目に映らない(知らない)景色を感じうることが絵画では可能ではないかという試みでもあります。

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作品「Dark Matter,Rainbow,vol.2(ダークマター、虹vol.2)」
【ドローイングⅡ(木炭・顔料吹き付け)】

パステルによるドローイングを幾層にも重ねた画面をつくった後、シンボルとなる数枚のモティーフをステンシルの技法を用いて繰り返しメディウムで溶いた顔料を吹き付けます。

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作品「DARK MATTER, Stars」
【ドローイング(木炭)】 
ドローイングによる DARK MATTER シリーズ初期のイメージ。

○Tenebrae et Lux(闇と光)

言葉の一つひとつは、その姿を単体で証明できるものではなく、相対関係によりその姿をぼんやりと浮かび上がらせるだけかもしれません。言葉の生まれる前の背景とその原景を追い求めて行くと、その姿は匂いと手触り、音楽(音)を伴って迫ってくるものがあります。そうしてその姿は記録され、言葉になって行ったとするならば、また同時にそのことばが生まれる過程において感覚と感性の豊かさが失われ、その屍がことばとして残ったとも言えなくもありません。ウィトゲンシュタインは「語りえぬものの前での沈黙しなければならない。」と言いました。言葉のない世界。私たちがその世界を少しでも覗き見るとき、そこには、認識や判断を必要としない言葉で語る世界にはない想像もしなかった豊饒な感情の世界が溢れているような気がいたします。

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作品「Tenebrae et Lux(闇と光)」
【ドローイングⅡ(木炭・顔料吹き付け)】

古来の声明や、カトリック教徒のロザリオの祈りのように言葉を繰り返し唱えることによって覚醒し言葉の背景、または原景を浮かび上がらせる作用を絵画の中で試みた作品。

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作品「Tenebrae et Lux,vol 2(闇と光vol .2)」
【ドローイング(木炭)】

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作品「Tenebrae et Lux,vol.3(闇と光vol.3)」
【ドローイング(木炭)】

○Sappho

Sappho(サッフォー)の詩「つきしろ」によせて描いた作品です。
      つきしろ
    さえわたる月のあたりの星々は、
    そのかがやく面輪をかくす、
    つきしろのみちて、そのひかり
    地のおもてに、耽々とふりそそぐとき

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作品「つきしろ」
【テンペラ混合技法】


○技法解説
≪技法解説≫大きく次の四つの技法に分かれます。
①テンペラ混合技法
支持体は、板に布を張り、石膏を重ね塗り磨き上げた表面に墨を塗り込む。細筆0号のみを使用し幾層も重ねて色の印象を作り上げて行きます。メディウムは卵テンペラ混合技法用(卵黄味、ダンマルテレピン、サンシックドリンシードオイル、水)。画面に落ち着いた艶があり、ピュアなテンペラ技法よりも固着力が強く厚塗りが可能。数十層色を重ねて初めて下地の黒い画面より微かに色が現れる。顔料そのものの色が表出するまでには更に幾層もの重ね塗りが必要なため、長い制作日数を要します。
②テンペラ/顔料単色
板に布を張り、石膏を重ね塗り磨き上げた支持体に顔料を単色のみを細筆0号だけを使用しハッチング技法による重ね塗りと多少のスフマート技法を利用し、濃淡だけで空間をつくり上げます。メディウムは卵テンペラ(卵黄味、お酢)。混合技法のメディウムはリンシードの成分が膜をつくり、ある程度均一な画面となりますが、ピュアなテンペラメディウムは顔料そのものの発色が美しく、粒子が一様でないため画面に微妙な動きを与えます。
③ドローイング(木炭)
アルシュ極細紙使用。木炭の先を鋭く削り、ハッチング技法を繰り返します。またハッチングした表面を布で幾度も返し画面に刷り込んで奥行きのある重層な画面をつくります。
④ドローイングⅡ(木炭・顔料吹き付け)
あらかじめ精密なシンボルとなるモティーフの立体模型を複数制作し、それらをドローイングを済ませた画面上で動かしながら、メディウム(卵テンペラ/膠)で溶いた胡粉顔料を吹き付け、時間の経過(瞬間の記録)を一つの画面に記録します。

P4110033.jpg 木坂宏次朗氏

禅の言葉で「億劫須臾(おっこうしゅゆ)」という言葉があります。億劫は宇宙的なほど限りなく長い時間。須臾はほんの寸刻を意味します。億劫須臾はおそらく審議は両義性にあるということでしょう。
 鼓の打ち手は、音を出す前に声を発します。音が出るまで、その声と打ち手のわずかな時間の間を「こみ」と言います。彼らは「こみをとる」と言い、そのわずかな間に祈りを込めます。その祈りは瞬きの間の祈りではなく、月日をかけたひとときの祈りであり、その祈りが音(形)となります。能の舞台では、どんな音を出すかということよりも、どのような祈りを持ち、育み、その祈りを「こめる」のかという姿勢に芸術の命をおいています。
 このシリーズは、T.S.Eliot著『Four Quartets(四つの四重奏)』の長編詩に含まれる様々なテーマを背景に土、水、空気、火の四つの象徴を経てStill Point(永遠の時間と現在の時が重なる時)を表現しようとする試みです。
 絵画表現は最も原始的な表現のひとつです。五感を通した立体的な感情が二次元の世界に解き放たれた時、鑑賞する私たちは作品を通して作者の創作の時間を遡ります。そして、作品の出発点と終着点を同時に(ひとときに)体感することになります。そこには作者と同じく時間の概念は生じず、ひとときの作品との対峙となります。しかし、その「鑑賞の旅路」においても結局は作品に向かい合った時、人は自らの体験と直感をもって作品の世界を知り、自分の姿を作品に映し出すこととなります。そのため、このシリーズの目的でもある静止点を持つ作品が、鑑賞する姿を曇らすことなく映し出す澄み渡った鏡となって存在すれば、作品の中にある意義が、作者の見た世界のみにとどまらず再び幾世代の人々の体験を含み蘇ってくるように思われるのです。
(文責・木坂宏次朗 | 撮影・平田尚加、三橋登美栄)
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京都新聞2018年4月7日朝刊(美術欄・ギャラリー)掲載記事
T・Sエリオットの長編詩「四つの四重奏」に登場する文言Still Point(静止点)をテーマにしたテンペラ画、木炭画、立体。強固なコンセプトに貫かれた、静けさの漂う絵画世界だ。
(小吹隆文・美術ライター)
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「もう、いつ死神が来ても良い!」と呟いた夫は、桜の花が満開の2018年3月31日に息を引きとりました。花吹雪は妻の涙。死者の誕生日4月2日、ささやかな葬儀で亡きがらとお別れします。悲しみから遠ざかるつもりが、幼き死者は残された者の心に戻ってきました。幼少期の實君との出会いは新鮮です。―そこはわたしの静止点 ―(木坂宏次朗展搬入の日 三橋登美栄)



05/09 22:07 | 展覧会
第二回 一六一六展 (2018.3.13~18)を終えて

第二回 一六一六展 (2018.3.13~18)を終えて

2016年 京都造形芸術大学 陶芸コース卒業生の陶芸作品展です。
今回は「そそぐ」をテーマに15名の個性的な作品が展覧会場に沢山並びました。

展覧会場 展覧会場

《出品者 15名》
石田元子 井星はるか 梅香恵美子 梅本泰子 江口晴美 落合利男 カレム久実 川本修 谷口和久 中木貴子 中澤文恵 中島秀 中村晃 長瀬真弓 野田華子

P3200002.jpg 左から梅香恵美子、野田華子、中木貴子「frame work」

P3200009.jpg 谷口和久「どこから入れる?」

P3200010.jpg カレム久実「そそぐ陽のキセキ」

展覧会場 展覧会場

P3200014.jpg 落合利男「明王火炎」

P3200017.jpg 落合利男

P3200022 (2) P3200024.jpg 中村晃

P3200026.jpg 川本修 北海道の冬の白さの中に訪れる春のイメージ

P3200019.jpg 中島秀「mother of the sea」命をそそぐ海の中の母のイメージ

展覧会場 展覧会場

P3200029.jpg P3200031.jpg 石田元子 音をそそぐ 
 
P3200034.jpg 江口晴美

P3200036.jpg 井星はるか

P3200039.jpg 梅本泰子

P3200041.jpg 野田華子(箔押し 漆 焼き締め)

P3200043.jpg 中澤文恵

P3200047.jpg 長瀬真弓「光をそそぐ」降りそそがれた雨水が輝いています。

P3200053.jpg 谷口和久「盃に月光を!」

最終日 展覧会最終日

―― 光をそそぐ
―― 愛をそそぐ
―― 酒をそそぐ
―― 月のしずくをそそぐ
―― 音をそそぐ
今回のテーマ「そそぐ」に15人の作品が集まりました。年に一度の織姫と彦星の出会いのような私たちですが、これらの日々にどんなことを考え、どんな生き方をし、そしてそれが作品にどのように投影されたかを確かめる場でもあります。同窓会のような心温まる再会であることと同時に互いに感性を刺激しあえる場ともなることを期待しています。
今回二度目の作陶展でしたが、作品の展示の仕方、見せ方、ライトの位置など、まだ多くの課題があることを痛感しました。オーナーさんのご提案で搬入後一人ずつ自分の作品について話す機会があり共通理解が得られたので、来られたお客様に他のメンバーの作品についても説明することができよかったと思いました。
次回への課題は多く残されていますが、今回参加できなかったメンバーを加え16人の仲間の団結力を宝にして三回目に臨むことができたらと思います。(梅本泰子)

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今展は器物を中心に斬新なオブジェも含まれた展覧会でした。会場はいつも笑い声に包まれてとても楽しそうで、時々私も仲間入りさせて頂きました。
今後も様々な作品を創作されることと思います。一年後のこのグループ展を楽しみにしています。(揺 三橋登美栄)
03/26 14:18 | 展覧会
京都造形芸術大学 陶芸通信教育部 大学院生展 (2018.3.13~18)を終えて
京都造形芸術大学 陶芸通信教育部 大学院生展 (2018.3.13~18)を終えて

《出品者 7名》
清水六兵衞先生、青木一浩、井澤正憲、上田隆子、谷口文子、ボルト雅美、松浦大

清水六兵衞先生と陶芸分野大学院生6名の作品展を開催いたしました。
上田隆子さんとボルト雅美さんは京都造形芸術大学ギャルリ・オーブで大学院修了制作展(会期日3月11日~18日)にも出品されているので2会場同時開催です。

展覧会場 展覧会場

穏やかな波 波頭が落ちる寸前の曲線を表現
青木一浩 : 作品「穏やかな波」白信楽 手びねり ペルシャンブルー釉 酸化焼成
 
コトノ葉 銀杏の葉形を立体に繋ぎ合わせてトルソーを表現
谷口文子 : 作品「コトノ葉」半磁土 タタラ 還元焼成1250℃

搬入日 展覧会場(搬入日)

世界 旅する船の中に街の風景を表現
井澤正憲 : 作品「世界」赤土、白土、色化粧土 マット釉、低温釉薬、手びねり、タタラ 還元焼成1230℃

輝白立姿 _ L 卵の殻のように「側」で空間を包み込む表現
清水六兵衞 : 作品「輝白立姿_L」オパールラスター釉

展覧会場 展覧会場

声が聞こえる 古代の人々から今に至る営みの重層の表現
上田隆子 : 作品「声が聞こえる」黒御影土 タタラ 還元焼成1230℃

噴煙 噴煙のエネルギーを表現
松浦大 : 作品「噴煙」白荒土、赤土、大正黒、雲母銀、土灰釉、手びねり、下絵・上絵 還元焼成1230℃

Reminiscing in Natron ジャカランタの種より生態系の記憶を表現
ボルト雅美 : 作品「Reminiscing」「Reminiscing in Natron」
赤土(フィリピンイロコス地方、コンブロン島、フィリピンサンニコラス)粘土(ナトロン)南蛮土(日本)、黒陶土(日本)、手びねり、 タタラ、酸化焼成、焼き締め1220℃ 1230℃

搬入日 展覧会場庭(搬入日)

小さな波 波頭が落ちる寸前の曲線を表現
青木一浩 : 作品「小さな波」白信楽 手びねり ペルシャンブルー釉 酸化焼成
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≪未来の大地 通信教育部長 上田篤≫ 
2017年度 京都造形芸術大学(通信教育)卒業・終了制作展に寄せて、より
(前略……….)ここにある作品や論文のすべてが、時に我々を味わい深く魅了し、時に我々を圧倒します。背景は異なりながらも志を同じくする仲間と共に、仕事や家庭という社会人ゆえの苦難を乗り越えながら、ひとつひとつの個性豊かな成果を積み重ねましたね。不揃いの地層ですが、それがなんとも力強く、美しい。これまでの過程を思い返すと、心から感動を覚えると共に、ここで満足しない皆さんの次の挑戦が楽しみでなりません。(..........後略)
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14日に京都造形芸術大学ギャルリ・オーブ陶芸分野の展覧会場でお出会いした方は、1年前のこの展覧会に出品された赤崎さんでした。一緒に参加された方々の最近のご活躍情報を伺い、とても嬉しく思いました。続けるほどに陶芸の楽しみは広がり、今後も様々な作品を創作されることと思います。新作を楽しみにしています。(揺 三橋登美栄)

03/20 17:23 | 展覧会
横浜美術館 2018.2.28
横浜美術館 2018.2.28

横浜美術館に行きたいという夫に、「車椅子で行ってみよう!」と私は応えました。
自宅から横浜まで車椅子を押しながら無事に行けるか不安ながら9時過ぎに出発。
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自宅9:10発→JR膳所駅で車椅子対応を希望9:39発→京都駅10:26発→新幹線のぞみ220号→新横浜駅12:25着(乗換え)12:39発→JR桜木町駅12:55着→タクシー→横浜美術館・石内都展観賞→桜木町駅で車椅子対応を希望16:14発→新横浜駅16:59発→新幹線のぞみ241号→京都駅18:58着(乗換え)19:08発→膳所駅→帰宅
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京つづみ弁当
新幹線車中で朝食(京つづみ弁当)

ナシゴレン
横浜美術館・CAFÉで昼食(ナシゴレン、ワカメスープ、柚子ジンジャーエールソーダ)

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企画展「石内都|Ishiuchi Miyako 肌理と写真」を鑑賞。

石内都(1947年生まれ)は、2014年にアジア人女性として初めてハッセルブラッド国際写真賞を受賞するなど、現在、国際的に最も高く評価される写真家のひとりです。
多摩美術大学で織りを学んだ石内は、1975年より独学で写真を撮り始め、青春期を過ごした街・横須賀や、日本各地の旧赤線跡地などを撮影した粒子の粗いモノクローム写真で一躍注目を集めました。近年は、被爆者の遺品を被写体とする「ひろしま」を撮影したシリーズで、その活動は広く知られています。
80年代以降は、目に見えない時間の在処として身体に関心を寄せ、同い歳の女性の手足を接写した「1・9・4・7」や傷跡を写した「Scars」など数多くのシリーズを発表。こうした実績が評価され、2005年には下着や口紅など、母親の遺品を撮影した「Mother’s」でヴェネチア・ビエンナーレ日本館代表作家に選ばれました。
近年は、広島平和記念資料館に寄贈されたワンピース、制服、眼鏡など、被爆者の遺品を被写体とする「ひろしま」や、メキシコの画家フリーダ・カーロの遺品の撮影などに取り組み、その活動は多くの注目を集めています。
2017年は、石内が個展「絶唱、横須賀ストーリー」で実質的なデビューを果たしてから40年を迎える年にあたります。本展は、この節目の年に、石内自らが「肌理(きめ)」というキーワードを掲げ、初期から未発表作にいたる約240点を展示構成するものです。
住人のいなくなったアパート、身体の傷跡、日本の近代文化を支えた大正・昭和の女性たちが愛用した絹織物、亡き母や被爆者らの遺品の写真を通して、存在と不在、人間の記憶と時間の痕跡を一貫して表現し続ける石内の世界を紹介します。(横浜美術館 展覧会概要より)

石内都展
撮影許可された展覧会場風景

以前にNHK番組、SWITCHインタビュー達人達「杉野希紀×石内都」を見ました。
「2017年6月17日 - 自身が自動車事故で体に傷を負ったこともあり、石内の仕事に強く興味をひかれたという杉野。石内の仕事場を訪ね、2人で作品を見ながら石内が傷痕や遺品を撮り続ける理由を聞いていく。一方、石内は杉野作品が数多く上映された映画館を訪ね、 女優だけでなく監督や製作者としても映画に関わる理由を聞く。そして広島出身の杉野とレンズを通して原爆に向き合ってきた石内が、「広島」を表現することの意味について語り合う。

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石内さんは「美しいものしか撮らない」と言って傷痕や遺品を撮影。
傷を美しいものに昇華させた写真を十分堪能しました。
 
横浜美術館前
横浜美術館を後にして、ラッシュアワーを避けて早めに桜木町駅に向かいます。

富士山 新幹線車中から見る富士山

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JR膳所駅から横浜美術館の最寄り駅・桜木町まで、車椅子サポートの駅職員さん達がそれぞれの駅に待機。ホームまでの案内および列車の乗降サポートを受けました。エレベーターや待合室などバリアフリー設備も整っています。お世話になった方々に深く感謝しております。夫は今日一日長い外出で少し疲れたようですが「石内都展を観られて良かった!」と言うのを聞いてホッとしました。私達は天候や夫の体調を見ながら当日に出かけることを決めますので予約はできませんが、車椅子対応の乗車は一か月前から2日前までに予約した方が良いそうです。

「次は御前崎に行こう!」と夫は計画中です。

≪オマケ≫
この日、JR膳所駅から京都駅までの車中でコスプレの女性が目に飛び込んできました。ヘアースタイル、メイク、衣装、持ち物など全て完璧な仕上がり。私たちと同じく京都駅で下車でしたが、声を聞いて驚いたことにはその人は「男性」でした! 

03/02 16:43 | 日々
一僖 2018.1.28 
一僖 2018.1.28 

今日はカルチャースクールで出会ったお友達2人と一緒にランチ食事会です。今はクラスも変わって離れているのですが、また一緒のクラスになれたら嬉しいです。食事会は今回で3回目。忘年会のつもりでしたがそれぞれに予定が入り、1月末の遅めの新年会に落ち着きました。

「広東旬菜 一僖」は京都八坂神社から南へ徒歩5分、東山安井の交差点を東に入ってすぐです。店内はカウンター5席と、テーブル席3卓で、気軽に本格的なおいしさの広東料理を楽しめます。

前菜5種盛り
1 黒い竹籠に盛られた旬の5種前菜
シシャモの揚げ物、さつま芋のレモン煮、クラゲ?、タコ、ネギソースかけ鶏ササミ

フカヒレスープ
2 フカヒレスープ
貝柱、銀杏、クコの実、キンカハム、鱶鰭、蓮の実

カニ爪 トラフグ唐揚げ
3 海老入り蟹ツメのフライ、虎河豚の唐揚げ 
味付きですが塩をつけると一層美味しくなります。 
揚げ物は米油を使ってカラッと揚がり、油切れがいいので爽やかです。

ヒラメ
4 大きな切り身の天然ヒラメの下にはキャベツ、
新鮮な海の香りのアオサ海苔は鮮やかな緑色です。

柚子塩炒め
5 アオリイカ、海老、蓮根、シメジ、三度豆の柚子塩炒め

揚げ蕎麦あんかけ
6 大きな牡蠣と新鮮な九条ネギが入ったパリパリ揚げ蕎麦あんかけ
 
杏仁豆腐 ジャスミンティー
7 杏仁豆腐にココナッツミルクと苺   ジャスミンティー

一僖の広東料理は中華料理特有の油通しを極力避けていて、胃にもたれることもなく、いくらでも食べられます。中華料理ということを忘れるくらいさっぱりとヘルシーです。

一僖を後にして、花見小路の画廊・楽空間 祇をん小西に立ち寄りました。
「橋本和明―彫刻―」展を拝見。厳しい寒さの中に清々しく凜と展示されていて、真冬に似合う印象的な展覧会でした。

ベリーケーキベリーケーキ、ブレンドコーヒー
四条通りに出て、京Café comme ca で2次会。ベリーのタルトケーキとコーヒーを頂きながら、辺りがすっかり暗くなるまでおしゃべりが弾みます。日頃の雑事を忘れて羽を伸ばし、楽しい半日をご一緒でしてくださってありがとうございました。


02/02 18:19 | 日々
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