美術作家 三橋登美栄
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柚子屋旅館 2012年1月12日
絵画教室朋の有志で「美味しい物を食べに行きたいね!」の話しが急にまとまり、京都祇園の八坂神社南隣にある京のごはん処 柚子屋旅館一心居のランチ「鯛柚子鍋膳」6名を予約しました。 ![]() 柚子屋旅館入口 よく知っている場所なのに今日まで目に入らず素通りしていました。 ![]() 入口の門をくぐって笹に囲まれた石段を上がります。 ![]() 玄関の引き戸を開けると、すぐ右手に大きな「おくどさん」があり、竃から立ちのぼるおいしいご飯の香りと籠一杯に盛られた柚子がお出迎えです。 ![]() 使い込まれた板戸や蔵戸に深い味わいが感じられる室内を通って、坪庭付きの和室に案内されました。飲み物は温かい柚子茶蜂蜜味で新年会「おめでとう!」の乾杯。アルコール好きな人にはゴメンナサイ。 ![]() 先付 お雑煮(丸餅 鶯菜 亀甲大根 日の出人参)今日はお正月メニューです。 ![]() 朱盃に盛られた季節の京おばんざい(15品 3人分) 金銀熨斗、椿、梅でお正月飾り。 上段左から 1数の子 ※千社唐(チシャトウ)西京漬け 2海老 3金箔散らし黒豆 4出し巻き 5鯖寿司 中段左から 1叩き牛蒡 田作り 2栗金団 3柚子味噌乗せ風呂吹き大根 4魚肉入りなます 5慈姑 菜の花 下段左から 1人参 魚卵の昆布巻き 2大徳寺麩 カラシ酢味噌かけ葱 3山芋 筍 4海老芋唐揚げ 5鯛求肥昆布巻き ※千社唐(チシャトウ)はレタスの一種で、別名「アスパラガスレタス」「茎レタス」とも呼ばれ、お節料理の定番だそうです。初めて味わいました。 ![]() 鯛柚子鍋の材料(兵庫県明石鯛、京野菜〈三つ葉・ミズナ・壬生菜・九条葱〉水尾柚子、出し汁〈鰹昆布味〉) ![]() お鍋は、先ず京豆腐に水尾柚子の輪切りが香ります。 ![]() 柚子の輪切りは煮過ぎると苦みが出るので引き揚げてから、シンプルにお豆腐だけを頂きます。やさしい薄味に柚子の酸味が引き立ちます。 ![]() 次に京豆腐を半分残しておいた中に焼き鯛のアラを入れて、更に美味しくなります。 ![]() それから火が通り過ぎない内に、シャキシャキの京野菜、霜降り状態の鯛を頂きます。 この辺りから十分満腹感に浸ります。 ![]() 柚子雑炊(柚子 鯛 玉子 浅葱 ご飯) 上下の外皮は残して螺旋状に切り込みを入れた柚子を真中に、柚子果汁がたっぷり入った雑炊です。もうお腹は一杯なのに美味しいから2杯も頂きました。 ![]() 香の物(千枚漬、日野菜) ![]() デザートはわらび餅です。 ![]() 一心居中庭 2階は「料理屋が営む旅館」を理念の柚子屋旅館です。 日頃の雑事を忘れて、楽しいお喋りに花を咲かせながら2時間余りの食事会はあっと言う間にお開きです。柚子の味と香りに包まれて「また美味しい物を食べに行きたいね!」と話しながら帰宅します。この柚子屋旅館は長谷川さんにご提案頂きました。 スポンサーサイト
01/14 22:36 | 日々 |