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きだて槙江展(2011.10.25~30)を終えて
きだて槙江展(2011.10.25~30)を終えて

当画廊で6年ぶり2回目の個展です。
今回は、東日本大震災のこともあり《魂が慰められるものを作りたい》との思いを込めて「Pure―祈る、織るー」をテーマに制作しました、と作家から伺いました。

展示作品(シルク18点) 
1 めあて小   
2 めあて大
3 祈り箱大
4 Purify
5 祈り箱大
6 祈り箱大
7 祈り箱小
8 祈り箱大
9 祈り箱大
10 祈り箱小
11 Pure
12 Pure
13 Pure Place
14 風の見る夢?
15 風の見る夢?
16 羊歯の芽吹く時
17 風の見る夢?
18 たゆとう

展示風景
展示風景

作品 Purify
作品「Purify」
2枚の布を壁面から離して展示。二重に透ける布の模様の影が壁面に重なり、様々な情景や、鎮魂の思いが投影されるように見えます。
カイコの吐く糸は、中心にフィブロインという繊維タンパクがあり、フィブロインはセリシンという物質で覆われています。 このセリシンをつけたままの糸で絹織物を作るとハリのある固い肌触りになり、この質感はPurify(浄化する)の表現に融合します。

作品 祈り箱
作品「祈り箱」

作品 Pure
作品「Pure」
これも2枚の布を壁面から離して展示。二重に透ける布の模様の影が、壁面に複雑に重なり、数層の思いが昇天しますように祈る気持ちは作品「Purify」と同じです。

和室展示
和室展示

作品 風の見る夢
作品「風の見る夢」(部分)
蛍の淡い光を思い起こさせる丸い部分は、綿を使って防染(浸染)して染める絞りの一種で、ホタル絞りの技法です。

作品 たゆとう
作品「たゆとう」
立体的な二重織りで、優しく金糸が織り込まれています。
少しの風の動きにもそよぎ、気持ちの浮き沈みに揺らぎます。

作品 羊歯の芽吹く時
作品「羊歯の芽吹く時」
ゼンマイ、ワラビ、クサソテツ(コゴミ)などシダ植物が古生代から生き残る生命力には驚かされ、新芽が伸びる形状はユーモラスで心惹かれます。
作家は、思い入れのある沖縄の「苧麻糸手績み」を織物の上から刺して、ウラジロの立体的な芽吹きを表現しています。《苧麻糸手績みは、苧麻の繊維を手績み(繋ぐことの意)して糸を製作する技術で、宮古上布などの織物の主原材料です。》

ピンクッション
ピンクッション

東日本大震災義援金のお願い
《先日たまたまのご縁で、被災者の方に裁縫箱を送る呼びかけがあり“草木で染めた羊毛のピンクッション作り”を思いつき、セットにして送りました。今回の会場で寄付金を募るために、教室の人達や友人の協力を得て、更にたくさんのピンクッションを作ることができました。ご寄付頂いたものは、「あしなが東日本大震災、津波遺児募金」に寄付します。皆様のご協力をよろしくお願い致します。    きだて 槙江 冬青工房一同》
「一口千円、ご寄付頂いた方はピンクッション1個をお持ち帰りください。」と、来廊者に呼びかけたところ、大好評で追加製作に追われるくらい多くの方々のご協力を頂き、本当にありがとうございました。

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11/03 21:08 | 展覧会
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