美術作家 三橋登美栄
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植松永次展「いつか見た空」(2010.10.5~17)を終えて
![]() 玄関の棚 ![]() 室内展示作品 ![]() 作品「収穫」もみ殻に泥を浸み込ませて焼いたもので、土や自然を感じます。 展覧会を観に来られた方々から「おいしそう!」「食べてみたいね。」の声が聞かれました。 ![]() 壁作品「陽光」 床作品「横になった日の出」 ![]() 作品「未来からの伝言」 この不安定な設置と読み解けない伝言から未来の困難さを予想します。 ![]() 作品「あっちの空とこっちの空」 作者は制作にあたって『一つの空間であって、あっちの空とこっちの空は違うようだが繋がっている。同じようで違う、違うようで同じ不確かな世界が見えていたよう』です。 ![]() 庭の苔の上でゆったりと落ち着いた表情の丸い壺は植松永次さんのお人柄に重なります。 作者は、「私の作る土の形が水や空気、そして土と私達の身近にある大切なものを改めて感じられる手がかりになれば嬉しいですね。」と言っておられました。 植松さんの作品を、そっと触れていると心が落ち着き、安心できるような印象を受けます。作品を所有し自分の身近な手元に置きたくなる植松永次フアンの気持ちが分かります。優しい空気に包まれた良い展覧会をありがとうございました。 スポンサーサイト
10/20 19:06 | 展覧会 |