美術作家 三橋登美栄
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中井史郎展(2010.4.20~5.2)を終えて
アートライフみつはしと揺の2会場で同時開催の個展は画廊オープン以来初めてです。 そして第45回関西二科展(京都市美術館)の会期とも同じなので、3会場で見られる、またとない機会となりました。現在は二科会会員・評議員・審査員で会員努力賞、パリ賞、特選等多数受賞、ドートンヌ他海外展にも出品、2009年度には二科展総理大臣賞を受賞されました。 ![]() 今回はSPACE「宇宙」×SPACE「小空間」×WIND「風ふたたび」をテーマに開催されました。揺の展示作品は玄関に2点、洋室に9点、和室に6点で総点数17点です。 玄関 1 IB. Space<創> 2 IB. Space<和> 洋室 3 IB. Space<望> 4 IB. Space<綾> 5 IB. Space<無> 6 IB. Space<曙> 7 IB. Space<尖> 8 IB. Space<純> 9 IB. Space<祥>軸付 10 IB. Space<明>ボード 11 IB. Space<明>ボード 和室 12 IB. Space<楽> 13 IB. Space<晶>軸付 14 IB. Space<晶>軸付 15 IB. Space<晶> 16 IB. Space<丘>軸付 17 IB. Space<無-2>軸付 ![]() ![]() アイボリーブラック(IB)の空間に、より深く黒い楕円や四角や三角が浮かび上がって、宇宙の始まりを感じます。じーっと凝視しているとモチーフは扉か穴に変わり、此処とは違う空間への入り口、未体験の終焉の宇宙への繋がりの表現でしょうか。閃光のような金、赤、ブルー、紺が様々に光ります。作家ご本人は「日頃制作している作品とは異なるエチュード的作品です」の言葉に、とても謙虚なお人柄を感じました。 ![]() 夕陽が玄関に差し込み、作品IB Space<和>の横に庭木の影が映りました。 庭の新芽は新緑に変わり爽やかな自然の緑は作品の黒の引き立て役。 会期中はご家族、特にギャラリー近くにお住まいのお嫁さんのサポートのもとに沢山の来廊者を迎えて充実した内容の展覧会になったことをとても嬉しく思っています。 皆さまの暖かいご協力にとても感謝しています。ありがとうございました。 スポンサーサイト
05/17 14:20 | 展覧会 |