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高橋妙子のちりめんチョッキ展を終えて
高橋妙子のちりめんチョッキ展(2022.10.4~9) を終えて

 今も手元に一冊のカタログがあります。
「アメリカのキルト」1976年京都国立近代美術館の展覧会のものです。布を縫い合わせてこんなにも色々なパターンがあることを知りおどろきました。私が知っていたのは祖母が大切に使用していた羽毛の座布団のカバーが肌色と黒のサテンを格子にはぎ合わせたものでした。身近にあったそれが子供心に気になって好きだった記憶です。
 祖母がつぎはぎをしていたことがよみがえり私もさっそくカタログを手本にパッチワークを手持ちの布で作りはじめました。大、中、小、色々作りましたが、ある日絹の端布を見つけ母の少女時代の着物の残布だと聞き、あまり多くはないので手頃なチョッキを作ることにしました。反物の巾で作るには調度よかったのです。小さな古布をぬい合わせ、とくに色合わせをするのは楽しくワクワクと本当に嬉しいひとときです。だからあきることなく作り続けているのだと思います。(ちりめんチョッキ作家 高橋妙子)

IMG_8395.jpgチョッキ「藤」

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チョッキ2枚、左から「白」「橘」

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チョッキ3枚、左から「珈琲」「格子」「桜」

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チョッキ2枚、左から「赤い縁」「黄八丈」

IMG_8410.jpg 「おでんち」

IMG_8412.jpgチョッキ「縦格子」

IMG_8413.jpg チョッキ「柳」

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チョッキ3枚、左から「人形」「渦」「黒」

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IMG_8420.jpgチョッキ「窓」
 
IMG_8421.jpgチョッキ「六角」

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部屋の隅にクッション「恐竜」が丸まっています。

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チョッキ2枚、左から「大島」「衿付」

IMG_8449web.jpg 高橋妙子氏

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久しぶりの個展はじめての京都 いささか心配でしたが たくさんの方々に助けられ、つたない作品をみていただき なつかしい知り合いとあえ楽しい日々をすごせましたこと とてもうれしく思います。(高橋妙子)

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我が国の服装は、明治維新以降に大きな変化がありました。開国によって他国の文化が伝わり生活様式、服装様式が急速な欧米化が進みました。高価な洋服に手の届かない一般人は和服にブーツや和服の上にコートを羽織っていたようです。この頃の礼服として男子は黒羽二重五つ紋付羽織袴で、女子は黒や色無地の縮緬五つ紋付裾模様下襲に丸帯が用いられていました。そして現在の日常生活では洋服が中心となって、着物を着る機会は少なくなりました。一般的に着物は晴着という感覚が強く結婚式などの特別なセレモニーやお葬式などのフォーマルウェア、礼服として用いられる事がほとんどです。
そこで着なくなった和服の活用方法として着物リメイクが注目されています。『思い出の着物だから捨てられない』『着る機会のない和服の管理は大変』など、その他様々な理由から、着物、羽織、帯、コートなどをリメイクやパッチワーをして、新しい衣類や小物に生まれ変わります。
日本の民族衣装である和服を、そして織物や染物などの伝統工芸の文化をも含めて大切にしたいです。今回展示された縫い目の美しい手縫いのチョッキは世界に一枚のオリジナル作品です。手を通すと暖かくてほっこりと落ち着きます。楽しい「ちりめんチョッキ」展をありがとうございました。(揺 三橋登美栄)


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10/13 15:50 | 展覧会
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