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第四回 一六一六展 (2022.3.15~20)を終えて
第四回 一六一六展 (2022.3.15~20)を終えて

2016年に京都造形芸術大学(現京都芸術大学)通信教育部・陶芸コースを卒業された方々のグループ展です。コロナ禍のこともあり、幣ギャラリーでは2年ぶり3回目です。11名の多彩な作品が室内と庭に展示されました。

《出品者 11名》
井星はるか 梅香恵美子 梅本泰子 落合利男 カレム久実 川本修 
越野良一 谷口和久 中島秀 中村晃 長瀬真弓

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カレム 久実 
左側 作品「青幾何学文様小皿」:2020年春、モロッコでの在宅勤務が続く中で、イスラム幾何学文様の描き方をオンラインで学びました。2021年、コロナ禍を京都でやりすごす期間、縁あって染織をかじり、狭い台所と居間でイスラム幾何学文様の手ぬぐいを何枚も型染めしました。その型を使い、小皿に白化粧したもので、いわば、副産作品でしょうか。
右側 作品「青虎」:息子が4歳くらいの時、自分が夜な夜な稲妻と共に変身するという青い虎の絵を描いてくれました。その絵を実寸コピーして型として起こした作品です。(当時の在住地カンボジアで焼きました)。小さな虎はマケットのつもりだったのですが良くできたので意図せずして母子虎になりました。

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谷口和久
左側 作品「L’habit della civetta」:自然界のフクロウを表現
(黒土、紐積み、月白釉・白化粧、ランプ点灯)
中央 作品「Il fiore nel cuore」:心の中に咲く優しい花を表現
(黒土、手びねり、月白釉、作品は組み立て)
右側 作品「葉文小鉢」:月白釉と白化粧による彩りの器(黒土、ロクロ・タタラ、月白釉・白化粧)

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落合利男
作品「混2021」:従来の日常が奪われ、換気・消毒・接近接触を避ける習慣を植え付けられた年 
五輪や各種行事の開催の是非も人や組織によってはこれ程までに混沌・混迷・混乱した2021年は無かった 元の日常に戻りますように!

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梅本泰子
作品「ONE」:卵の中に何かがいる・・・(磁土、下絵の具、透明釉)
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梅本泰子
作品「マリーナの悲恋」:アンデルセン「人魚姫」王子に焦がれ、人間の足と引き替えに声を失うマリーナ。魚の鰭から脚へと変化していく。(磁土、青磁釉)
 
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川本 修
作品「夕彩・カムイムプリ」:見慣れた風景の夏の夕暮れの一瞬

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中島 秀
作品「ローザとグリューン」:~自分の色を探しに行こう~ ローザとグリューンは自分の色を見つけることができるのでしょうか。

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長瀬真弓
作品「crack」:長い年月をかけて自然が作り出す渓谷の亀裂、大樹の幹の亀裂など自然が作り出すヒビを美しいと思います。黒土に白化粧を塗り、土を動かすことによって、自然に出来るヒビで表現しました。

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梅香恵美子
作品「初心」:陶芸を始めたとき、制作しようと考えたラフスケッチの一つを作品にしました。シンプルなかたちから、実用的なかたちや装飾へと発展していこうとする原点となる作品です。黒御影土使用 焼成は焼き締め 作成方法は手びねりです

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井星はるか
作品「染付け皿」:赤土・白化粧・呉須 酸化焼成 ロクロ成形 絵付け
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井星はるか
作品「くるくるⅡ」:ロクロで成形後、気の向くままにカットした物に輪にした土を積み上げた器(白土、酸化焼成)
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井星はるか
「つなぐ」:手びねりで器を作りカットしたものの上下に輪にした土を積み上げました(白荒土、酸化焼成)

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中村 晃
左側 作品「お箸置き」
中央 作品「湯呑茶碗」:黒土に白化粧、透明釉
右側 作品「ぐい吞み」:2007年のエベレスト登山の旅を思い出し作品に込めました。土を丸めた形からナイフと包丁のみで岩肌を切り裂き整えた。アメリカンラクー焼成に興味があって2019年秋、黒田村の楽焼講座に初参加をしてその後、カナダのバンクーバー、アメリカのサンタフェに通訳の息子同伴でラク窯見学に行った。(中略)省エネを考慮して海外のユーチューブを参考に、軽量の金網にセラミックファイヤーを巻いてバーナー1本で昇温できる窯に変更 ホームセンターやネット通販から資材を集めて自分の窯を完成。低温釉薬の調整、高温での釉薬のヒビ割れなど失敗ばかりが続いているがガマンの最中で奮闘中です。

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越野良一
左から順に 作品「彩泥墨流し組皿」 作品「彩泥削り茶碗」 作品「粉引き茶碗」
:化粧土で色々の装飾を試してみました。

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長瀬真弓
作品「crack」:作品制作途中で、裂けた粘土をまた違う形に再成しました。

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谷口和久
作品「花入れ」:月白釉による器の彩り(黒土、紐積み+手捻り)

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中村 晃
作品「インド オリッサー」:信楽荒土に自然釉薬使用 信楽焼の穴窯で密教的エロスを表現した

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谷口和久
作品「信楽彩壺」:信楽の登窯での炎による自然の彩り(信楽土、紐積み、無釉、信楽陶芸の森)

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ご来場ありがとうございました。
我々一六一六展メンバーは陶磁器の制作と展示を継続することにより個人の活力維持はもとより社会貢献、文化高揚の一助となるように願いながら、これからも皆さんと共に活動して参ります。
それでは再会をねがって  See You Again !  Ciao !  再会 !(落合利男)
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――展覧会を終えて――
2年ぶりに一六一六展の方々と元気に再会できて嬉しかったです。出品者の方々は、それぞれに創作への思いを熱く語っておられるので、時々は仲間に入れてもらって陶芸のお話を伺いました。最終日には野田華子さんが来廊、搬出梱包後のティータイム中にはモロッコ在住のカレム・久美さんとiPhoneでビデオを共有して大いに盛り上がりました。楽しい時間をご一緒させて頂きありがとうございました。(揺 三橋登美栄)


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03/20 23:31 | 展覧会
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