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近江湖南アルプス(狛坂山・金勝山) 2021.4.10
近江湖南アルプス(狛坂山・金勝山) 2021.4.10
第513「自然と語る会」(参加者12名)
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JR膳所駅7:45→草津駅7:57→(草津線に乗換)8:02→手原駅8:07(観光案内所で割引切符購入\710-)8:30→(金勝めぐりちゃんバス)→車中より泣き地蔵→金勝寺バス停(終点)9:10ハイキング開始→良弁杉(566.7m)→金勝寺参道→馬頭観音→龍王山(604.7m)→茶沸観音→白石峰(昼食)→重岩→国見岩→狛坂磨崖仏→出会→逆さ観音→オランダ堰堤→上桐生バス停15:00→JR草津駅15:42→膳所駅15:54→帰宅
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今朝は早起きして三上山の右側に昇る朝日を撮影5:48。(日の出時刻は5:31)
 
JR手原駅・栗東観光案内所で、金勝山(コンゼヤマ)相互乗車券(\710-)を購入後、帝産バス上桐生線を利用して金勝寺駅(終点)まで乗車。
IMG_3941.jpg 泣き地蔵
バス車中より「泣き地蔵」を拝観。金勝山の山中は通行人を泣かせるほどの難所があったため、真海と性随の二人の僧が通行人の安全祈願のために1865年に刻んだ、と泣き地蔵の左側に刻銘があります。なお右側から薬師、釈迦、阿弥陀如来です。
IMG_3944.jpg 良弁杉(中央の大木)
良弁は奈良時代の高僧。2歳の時近江の国で母が目を離した隙に鷹にさらわれ、奈良二月堂の杉に引っ掛っているのを助けられ、僧として育てられたと伝えられています。歌舞伎、浄瑠璃などで「良弁杉」として種々演目されています。

IMG_3946.jpg 金勝寺参道
奈良時代に良弁僧正が開基。重要文化財である本尊木造釈迦如来坐像、木造軍茶利明王立像、木造虚空蔵菩薩半跏像、木造毘沙門天立像、木造地蔵菩薩像を安置。境内には良弁杉や楓などの名木があります。
 
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マムシグサ      ウスギヨウラク

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ナガバノモミジイチゴ

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楓の若葉
 
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クロモジ         青空に映える山桜
 
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アセビ        オオカメノキ
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馬頭観音堂前からの展望
写真左下に大きく広がっているのが栗東トレーニングセンター。150万平方メートルの敷地内に2,000頭を超える競走馬、約70名の騎手、約100名の調教師、約950名の調教助手、約250名の厩務員が生活する施設を備え、世界に通用する強い馬作りのため、運営されています。競走馬を見たいのですが、春秋の調教時間は午前6時から10時だそうです。

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近江湖南アルプス自然休養林ハイキングコース入口標識。

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金勝寺八大龍王本殿

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花崗岩の岩塊群がアルプスのような独特の景観を作り出していることから、昭和48年に「近江湖南アルプス自然休養林」に設定し、ハイキングやキャンプなどに親しまれています。

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イワカガミ        茶沸観音

IMG_3983.jpg 重岩
鏡餅のような巨岩を二つ重ねた岩。岩肌に微かにかに線彫りの仏像があるそうですが風化してよく見えません。室町期頃の阿弥陀仏三尊と地蔵尊と言われています。

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リョウブの芽出し
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1000年以上も前から都の造営のために森林が伐採され、さらに燃料採取のために過度に利用されたため、江戸時代には全国的に知られる禿山となりました。その後、明治以降の治山工事により森林が再生しました。

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琵琶湖まで見渡せる素晴らしい展望が広がっています。

IMG_3998.jpg 国見岩

IMG_3999.jpg コバノミツバツツジ

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狛坂磨崖仏
自然の岩壁、露岩や転石の内側に刻まれる造立された仏像を磨崖仏と呼びます。また切り出された石を素材に造立されたものを石仏と呼び区別されます。狛坂磨崖仏は平安時代初期、花崗岩(高さ約7m、幅約3m)に阿弥陀三尊が刻まれ、他に十二体の仏像もあります。渡来人系の影響を残す史跡で往時の仏教隆盛が偲ばれます。

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スミレ

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コバノミツバツツジ

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オオカメノキ

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萌黄色の新芽に、ピンクの花々と白い花々が一斉に咲き乱れて、まさに春爛漫です。

湖南アルプスは固有の植性が姿を消しましたが、明治時代以降に植栽されたコバノミツバツツジ、ネジキ、リョウブ、ガンピ、ヒサカキなどが見られます。

最近、コロナ禍の自粛やリモートワークで運動量が減ってきている若者達の山歩きが増加していると聞きました。確かに、若いカップルやグループに出会う機会が増えてきました。太陽の日差しを浴び、自然の植物を観察しながら歩く登山ハイキングは心と身体をリフレッシュしてくれます。今日も語る会の方々にご案内頂きありがとうございました。天気も良く最高のハイキング日和でした。


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04/11 23:56 | 山歩き
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