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夛田憲太郎展(2020.11.3~11.8)を終えて
夛田憲太郎展(2020.11.3~11.8)を終えて

当画廊での夛田憲太郎展は2016年8月に続き、4年ぶり2回目です。前展と同じく、今回も全て風景画です。鑑賞者の話題はドンゴロス地に描かれた作品の「モヤモヤ感」でした。

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「小川」 270×370mm 油彩・紙(アルシュオイルパッド)

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「立石寺 2」P30 油彩・ドンゴロス

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「アメリカの古い家」P30 油彩・ドンゴロス

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「宗谷丘陵 3」 270×370mm 油彩・紙(アルシュオイルパッド)

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「釧路湿原廃屋 1」P20号 油彩・キャンバス

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「釧路湿原の廃屋 2」484×365mm 油彩・紙(アルシュオイルパッド)

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「シリパ岬」F12号 油彩・ドンゴロス

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「荒地」 274×193mm 油彩・紙(アルシュオイルパッド)

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「立石寺」760×664mm 油彩・紙(アルシュオイルパッド)

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「宗谷丘陵 2」270×370mm 油彩・紙(アルシュオイルパッド)

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「宗谷丘陵」270×370mm 油彩・紙(アルシュオイルパッド)

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 夛田憲太朗氏

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≪大阪在住フリーライター・小吹隆文氏@kobuitakafumi・Twitter に掲載された記事≫
ギャラリー揺の「夛田憲太朗展」。絵画。前回の個展(2016年)以後に制作した作品で構成。1点だけボストンの白い民家を描いた作品があり、他は北海道など国内の風景。大半は淡々とした雰囲気だが、そこが良い。「じわる」ってこういうこと? 明日(11/8)まで。

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作品「立石寺」を観賞して、松尾芭蕉の俳句「閑けさや 岩にしみ入る 蝉の声」が頭に浮かびました。
『 …「岩に巌を重ねて山とし」とあるとおり、岩に岩を重ねたような山のところどころにお堂が建っています。 … 芭蕉は山寺の山頂に立ち、眼下にうねる緑の大地を見回した。頭上には梅雨明けの大空がはてしなく続いています。そこで蝉の声を聞いているうちに芭蕉は広大な天地に満ちる「閑けさ」を感じ取った。 … 「閑けさ」とは現実の静けさではなく、現実のかなたに広がる天地の、いいかえると宇宙の「閑けさ」なのです。梅雨の雲が吹きはらわれて夏の青空が広がるように、突然、蝉の鳴きしきる現実の向こうから深閑と静まりかえる宇宙が姿を現したというわけです。 … 「奥の細道」を読みすすめてゆくと、月(出羽三山)や太陽(酒田)や銀河(出雲崎/いずもざき)が次々と姿を現しては去ってゆきます。「閑けさや」の句はこの宇宙巡りの旅の扉を開く一句なのです。』≪NHK 100分de名著 2013年10月号より≫
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夛田憲太朗氏の作品は、芭蕉とは違う「静けさ」が漂っています。人の気配を予感する前の静けさを感じます。「自己の内面を深く見つめながら制作を進め、時には筆が勝手に動く勢いで完成させました。」と夛田氏から伺いました。今後は抽象表現を展開されるのでしょうか? 当画廊での3回目の個展を楽しみにしています。ご活躍ください。
(ギャラリー揺 三橋登美栄)


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12/03 23:40 | 展覧会
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