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フィンランド旅行 2019.7.27~8.9
フィンランド旅行  2019.7.27~8.9 の出発前10日間

7月17日
2015年に夫とイタリア・ベネチアビエンナーレを観に行って以来、海外旅行は4年ぶりです。「フィンランドの森を散策」と昨年の春ごろから考えていました。フィンランド人は自然の中での過ごし方が上手と聞きました。自然の森での新しい出会いを楽しみにしています。

4年余りフィンランド・ヘルシンキで過ごされた陶芸家・大野藍さんにご紹介頂いた山田吉雅さん(フィンランド・ビルナス在住)から「今、ヘルシンキ中央駅からカルヤー駅の電車のチケットをネット購入すると早予約割引できます」とメールが来ました。出発10日前にもなるとフィンランド旅行の準備に忙しくなり、心はフィンランドに飛んでいます。

7月18日(水)
以前に、トーベ・ヤンソンのムーミン童話シリーズを読みましたが、今はほとんど覚えていません。もう一度読みたくなり「ムーミン谷の夏祭り」を本屋で購入。

7月19日(木)
インターネットで、フィンランドの電車のチケットを予約購入。(ヘルシンキ中央駅からカルヤー駅の往復2人分で通常運賃48€のところ、予約割引運賃は20€)

7月20日(金)
「ムーミン谷の夏祭り」を読み切り。「この世は舞台、ひとはみな役者」「みんながこの世の主役」とトーベ・ヤンソンは書いています。そうです≪私の人生、私が主役≫  

7月21日(土)
堤加奈恵さん(関西・日本フィンランド協会の派遣留学生制度により2018年8月から9か月間フィンランドに留学)が、京都芸術センターでオープンスタジオ報告会を開催。フィンランドのお話を伺いました。

7月22日(日)
留守中のメダカ2匹の餌やりをどうしようかと悩んでいたら、突然姿を消しました。金魚鉢の底砂と小岩をひっくり返して遺体を捜しても跡形もありません。3日位前まで餌をねだって泳いでいたのに消えました。私が1週間先から留守にすることを察してか、お葬式も自分で済ませたような潔さで逝ってしまいました。

7月23日(月)
夫が持っていたシベリウスのCD「交響曲第2番ニ長調作品43、ヴァイオリン協奏曲ニ短調作品47」を一人で聴くと涙が溢れて止まりません。シベリウスが影響を受けたと言われるコリ国立公園へ行きたくなりネット検索。サヴォンリンナ(宿泊予定地)からコリ国立公園へは遠くて日帰りはキツイと分かり断念。でも諦め切れず、コリ国立公園の近くに1泊すれば可能かと計画を練り直します。

7月24日(水)
留守中の心配事2つ目は、鉢植え植物の水撒きです。マンション暮らしの私が、ベランダ菜園の不満をこぼしたところ、桐生のターシャ・デューダーこと木建槙江さん(植物に詳しいので私が名付けました)が、いとうせいこう著の「ボタニカル・ライフ」を紹介してくれました。これがなかなか面白い! 乱暴な文章の中に生き物への好奇心と愛情が溢れています。ちなみに留守中は、マンションの管理人さんが水撒きをしてくださることになりました。

7月25日(木)
宅急便で「イモトのWiFi」(フィンランド2週間で\21,970-)が到着。操作はモバイルデータ通信をOFFにして、その後幾つもOFF、OFF、OFF です。

7月26日(金)
この冬休みに帰省していた娘(朋子)にフィンランド旅行を誘ったところ、娘家族の理解と協力を得られて、娘と一緒に行けることになりました。20年以上前のオランダ旅行以来です。そして本日(出発前日)、朋子はリュックを背負って横浜から大津にやって来ました。体力が落ちている私のことを思って、私のスーツケースも運ぶことができるように両手を空けて来ました。嬉しいことです。

やはり出発前夜は緊張して落ち着かず、夜中に何度も目が覚めました。

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フィンランド旅行  2019.7.27~8.9  T.T.T. ≪T&T&Trip≫ いよいよ出発!

7月27日(土)1日目
起床4:00 小雨が上がった時に自宅を出発5:30→JR膳所駅5:45発→大津駅5:47着 6:10発→(はるか3号)→関西空港駅7:47着。フィンランド航空のカウンターでチェックインを済ませた直後、朋子のeチケットの名前がWatanabe Tomoko ではなく、Mitsuhashi Tomoko に間違っていることに気付き、慌てて日本旅行サービスの担当者に電話。関空内の日本旅行カウンターで事情を説明して交渉を待ちました。最終的にはFINNAIRで変更手続きを完了して無事に搭乗できましたが、一時はどうなることかと冷や汗ものでした。

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FINNAIR 雨の中の離陸です。
 
関空10:45発→ヘルシンキ14:40着(ヘルシンキはマイナス6時間 飛行時間は9時間15分)離陸後はすぐに熟睡、機内食後にディズニーのキッズ映画「ZooTopia」を観賞。
ヘルシンキ・ヴァンター国際空港到着後、鉄道リング・レールラインで15:34発→ヘルシンキ中央駅(約30分 4.6€×2人)。電車内では、2組の日本人カップルに出会いました。それぞれにエストニア、美術館巡りやお買い物に行かれるそうです。

B44211C9-0987-4E21-9922-0AC9FA3CE61F-photo-full.jpg ヘルシンキ中央駅
ヘルシンキの街に到着してスーツケースをゴロゴロ引っ張りながら本と地図を広げてキョロキョロしていると、突然ニコニコした男性が近寄って来て話しかけてくるので、何も応えずに男性から去りました。駅から徒歩20分位歩いて、6連泊するHostel Domus Academica(BOTH)の玄関前に到着。すると、またニコニコ顔の男性2人に声を掛けられてビックリ! 急いでBOTHに入りました。フロントでチェックインと朝食の予約(8.5€×2人×6泊)を済ませて完了。
BOTHはアアルト大学の学生寮を長期夏季休暇の間、旅行者に開放している施設です。シンプルな造りですが清潔で、各室内にはキッチンもあり調理も可能。私たちの滞在中も多くの宿泊客で賑わっている人気の施設です。

部屋に荷物を置き身軽になって市内観光。ヘルシンキの初日はトーロ湾の散策です。

トーロ湾は市の中央まで入り込んだ湾で、西側沿いには南北の遊歩道が、北はオリンピックスタジアム、南は中央駅まで伸びており、風光明媚な場所です。

628F7263-490D-447E-9308-8E2FD9A14988.jpg アザミの綿毛

955B290F-3CCD-42BA-A8D6-91D2538628CC.jpg カオシロガン 
白い顔と黒い頭頂部、黒い首が特徴の中型のガチョウです。体長55~70cm、体重1~2kg程度です。カオシロガンの夏季繁殖地のほとんどは北極圏内の島々ですが、夏季にバルト海周辺で繁殖し、オランダで冬を過ごす8000羽のグループがいるそうです。その仲間でしょうか。

近くのスーパーマーケットで今夜の食材を選んでいる時に、3度目のニコニコオジサン登場。フィンランド人は親切と聞いています。驚いてニコニコオジサンたちから逃げましたが、本当は親切な方々でしたら失礼しました。

長い一日が終わり、やっと寝入った12時ごろに「コン、コン!!」と私たちの部屋のドアーをノックする音で「ビクッ!」と目を覚ましました。もちろんドアーは開けません。
本日ウォーキング距離7km 就寝11:30(ジェットラグと自分の寝言で何度も目覚めました)

7月28日(日)2日目
起床5:00 朋子は朝の散歩(7:00~8:00)私は喉痛で休憩。テレビ音が無い空間は静かで気持ち良いです。朝食(8:00~9:00)は地下1Fのレストラン。食堂には誰もスタッフらしき人は見当たらず、広くて静かです。これもフィンランドらしくて良いです。朝食のメニューは豪華ではありませんが、十分な内容で満足です。

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今日は、堤加奈恵さんにご紹介頂いたヘルシンキ在住の橋本明朱花さんとBOTH のロビーで11:00に待ち合わせ。フィンランド人のご主人・カールさんとご一緒に来てくださいました。お似合いの素敵なカップルです。先ずは近くのヒエタニエミ墓地(Hietaniemen hautausmaa)を案内してくださいました。

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ヘルシンキ西岸の広い区域に及ぶヒエタニエミ墓地には、政治家から芸術家まで、フィンランドの著名人たちのお墓が集まっています。トーベ・ヤンソンのお墓もあります。カールさんのお爺さんもこの墓地に眠っておられるそうです。樹々の緑に赤い花々が良く似合う墓地公園をゆっくり散策しました。

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散策途中、運よく開いていたユニークなパン屋さんに立ち寄りました。お店の奥は工房か展示場なのか、店主はアーティストだそうです。切り分けるのが大変なくらい硬いドイツパン?を購入。噛みしめて頂いたお味は上々。

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淡いクリーム色の静かな建物は元精神病院だったそうです。

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湖の周りを散策。この日はフィンランドにしては珍しく気温が高くて汗ばむくらいでした。
「ランチは?」とカールさんに尋ねられて「フィンランドの伝統的な料理」を希望したところ、1932年設立の高級感溢れるレストラン・エリテEliteに連れてってくださいました。芸術家が良く足を運んだ由緒ある老舗だそうです。古い絵がたくさん飾ってあり落ち着いた雰囲気です。まず食前のパンが美味しくてパクパク食べました。メイン料理に朋子はサーモンスープ、私はトナカイ肉のポテトマッシュ添えを注文。しっかり煮込まれたソースのお味はさすがに老舗の伝統料理。サーモンスープは濃厚でまろやかで格別美味しかったです。
 
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食後は飲み物を注文して(私はルイボスティー)、外のテラス席に移動。いよいよカールさんの写真作品を拝見します。作品のテーマは宮本武蔵でした。詳しく知らないことを恥ずかしく思いながらも興味深く拝見。日本人には持ち合わせないストレートな感性が光る、とても丁寧な作品です。また時間をかけてゆっくり拝見したいです。

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カールさんが作品を説明される英語と、明朱花さんが明快に訳される日本語。お二人の会話に聞き入っていました。長い海外生活の経験をお持ちの明朱花さんにお会いして、また世界が一つ広がった思いです。来年夏頃に日本に帰ってこられると伺いました。京都でお会いできるのを楽しみにお待ちしています。

まだ外は明るいので夜のカーテンを引いて寝ます。本日ウォーキング距離10.2km 就寝10:30(熟睡)

7月29日(月)3日目
4:30起床。朝食前の散歩はヒエタニエミ墓地(5:30~6:40) 墓地内の貸農園では、淡い花々が涼しげに揺れています。

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貸農園 

BOTHに戻って朝食(7:00~7:50)  今日はヘルシンキ・デイチケット(8€×2人)を購入して市電に乗り、市内観光とお買い物の日です。

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カンピ礼拝堂(Kampin kappeli)
「静寂」との出会いの場としてつくられたカンピ、静寂の礼拝堂です。モミの木を幾重にも重ねた箱舟のような丸いフォルムのチャペルです。2012年の「ワールド・デザイン・キャピタル ヘルシンキ(WDC)」を記念して建てられた木造モダン建築のカンピ礼拝堂は、公式儀式や教会区の行事はなく、ヘルシンキを訪れる誰もが、祈りをささげることができます。木漏れ日のような光を感じ、木の匂いを感じ、いくつもの音のない音が聞こえてくるようです。

メイドバイ・ヘルシンキMADEBY HELSINKは、エスプラナーディ公園近くにあり、10人のデザイナーによる作品を中心に、国内でハンドメイドされたぬくもりのある製品がそろっているショップです。朋子はヘルシンキのシティネイチャーをモチーフにしたレギンスを購入(24€)、私はワンピースを購入(95€)しました。 

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老舗ベーカリー&カフェのエロマンガEROMANGAには、焼きたての美味しそうなパンが沢山並んでいます。大粒の砂糖、シナモンとカルダモンの甘い香りがするシナモンロールを注文(シナモンロール2個と飲み物 10.10€)クラシカルな店内でイートイン。

今年の春、京都・細見美術館で「マリメッコの花から陶の実へ 石本藤雄展―琳派との対話―」展を拝見。石本藤雄氏はマリメッコで活躍ののち、アラビアで作陶を続けておられます。彼の陶作品「蜜柑」を買ってきてほしいと貞廣純子さん(フィンランドに14回旅行)に頼まれて、イッタラ(エスプラナーディ店)Iittala Store Esplanadiで7色の中から慎重に濃い緑色を選んで購入しました。

6820F2F3-D4CF-4D0C-8A61-CAB99463E603.jpg 石本藤雄作品「蜜柑」

本「MOOMINSUMMER MADNESS TOVE JANSSON」を購入(15€) 
原書で読んでみたくなり衝動買いしましたが完読できるかな?

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ヘルシンキ大聖堂
白亜の外壁と緑色のドームのコントラストが美しい大聖堂。ドイツ人建築家のカール・ルートヴィッヒ・エンゲルが設計し、1852年に竣工しました。当初はニコライ教会とよばれていましたが、1959年に大聖堂が正式名称に。現在も福音ルター派の総本山として機能しています。

フィンランド国立図書館は、フィンランド最大で最古の学術図書館で、300万冊の蔵書があります。図書館の建物はカール・ルドヴィク・エンゲルが設計し、1840年に完成したものです。2016年の春に再オープンしました。入り口で、ロッカーに上衣と荷物を預けるよう指示されます。身軽になって中に入ると、そこは本と静寂の空間です。中央は丸屋根になっていて美しい装飾が施されています。天井の四隅には、鶏・白鳥・鷹・梟の絵。丸屋根の部屋の左右にも色の違う柱が並ぶ部屋があり、そこにもそれぞれ天井画が描かれています。ページをめくる音さえ聞こえそうなほど静かな空間でした。

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フィンランド国立図書館
 
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本棚は螺旋階段を中心に放射状に並びます。

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テンペリアウキオ教会(2人で6€)
教会は大岩をくりぬいた中に造られていますが、上部側面にガラスがはめ込まれており、自然光が入り込むようになっていて明るいです。教会内壁はくりぬいた岩盤がそのまま使われていて音響効果が優れており、しばしばコンサートホールとしても利用されます。今日もコンサート中でした。内壁は当初むき出しで残す予定はなかったのですが、音響学者マウリ・パリョと指揮者パーヴォ・ベルグルンドの助言により、このままの状態で使われることとなりました[3]。岩には氷河時代に削られてできた模様を見ることができます。

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ラヴィントラ・クークーRavintola Kuukuu(2人で58€)
ヘルシンキ中心街西部にあるビストロ。旬の味覚を存分に生かした料理が味わえます。美味しいと評判のお店なので店内は満席でした。(もう一度訪れてヘルシンキメニュー(前菜、メイン、デザート)を食べたいな、と思っている間に帰国しました)
     
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左から①ベリークリームソース、カリフラワー、エンドウマメ、②サワーソース、ミートボール、ディル、ナッツ、マッシュルーム、③キノコ、ポテト餅、スイートバジル、④アイスクリーム、フレーク
本日ウォーキング距離12.5km 就寝0:30

7月30日(火)4日目
起床5:20 朝食7:00~7:50  今日は建築家兼木工家の山田吉雅さんにお会いする日です。
Helshinki駅 9:37発(遅れて10:00発)(電車 Turkuトゥルク行き Karjaaカルヤー駅10:31(遅れて10:53着)下車。ホームまでお迎えに来てくださって無事に山田吉雅さんにお会いできました。
フィスカルスは、古くは鉄工業で栄えた村で、オレンジ色のハサミで知られたフィスカル社が1649年に創業し、村の発展を支えてきました。しかし工場が国外に移転。その後、美しい風景と古き良き建物に見せられた人達が移り住み、今ではアーティスト・ヴィレッジとして愛されるようになりました。600人の村民のうち200人がアーティストや職人だそうです。
先ず山田さんの工房を訪問。大野藍のお土産(陶の硯と水滴、筆と墨)を渡し、山田さんのお土産(木製の靴ベラ)をお預かりしました。工房をシェアーされているJanne Aronenさんと奥さんにお会いし、室内に展示している作品を拝見。

F4633655-D199-45F8-B2CD-6D5280ACB01A.jpg Restaurant Kuparipaja
19世紀に建てられた、もとは鍛冶屋だった建物の2階がレストラン、1階がアートギャラリーとバーが入っています。バイキングのランチメニューを一緒に頂きました。

木工家具メーカーNIKARI(ニカリ) のショールームと工房を拝見。
1967年にSeinajoki(セイナヨキ)で創業し、1993年にフィスカルスに移転。森に囲まれた古いレンガ造りの工場で、製品の約10%は周辺の森から切って製材所で加工した近隣の材(白樺と楓)を使っているそうです。伝統的でありながら挑戦的でもあり、素材の風合いを生かしたシンプルな色合いで、驚くほど洗練されていています。日本の家具デザイナーにも大きな影響を与えている北欧デザインです。
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ニカリの工房

次に、発電所がある工房を借りておられる木工作家Antrei Hartikainenさんの作品を拝見。木の彫刻FIORIの繊細さに魅了されました。フィンランドを中心に作品を発表されています。

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次は陶芸作家Karin Widnas(カリン・ヴィドナス)さんの作品とご自身のギャラリーを拝見。
大きな窓から入る自然光の緑が美しいギャラリーです。カリンさんは数年前に京都のギャラリーマロニエでグル-プ展に参加出品されたと伺いました。日本的な感性もお持ちのカリンさんの作品、「片口」を分けて頂きました。

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写真右から、カリンさん、山田さん、朋子

ガラスショップSIRIUSに立ち寄った後、カレリアパイ、シナモンロールと飲み物でティータイムしました。(カレリアパイとはお米のミルク粥をライ麦粉で作った生地で包んでオーブンで焼いた、カレリア地方の料理です。ゆで卵とバターを混ぜたムナヴォイやサーモンなどをのせて頂きます)今回初めて頂き、珍しい味に躊躇しましたが、何度か食べるうちに好きになりました。今日一日、山田さんに沢山ご案内頂いた上に車で駅まで送って頂きました。また京都で大野藍さんを交えて再会することを約束してお別れしました。ありがとうございました。往路と同じくKarjaaカルヤー駅18:28発→Helshinki駅 19:26着でBOTHに戻りました。
本日ウォーキング距離6.6km 就寝0:00 


7月31日(水)5日目
起床6:00 気温13°涼しいというより寒いくらいで、ヘルシンキで購入した厚手のワンピースが役立っています。朝食(7:10~8:00)今日は美術館を巡ります。

BDDABF84-2FDA-41CA-B3EB-ADA5E1B4B9C4-photo-full.jpg アテネウム美術館(10:00~11:30 15€+17€) 
2万点以上のコレクションを有するフィンランド最大の美術館。18世紀半ばから1950年代の絵画や彫刻、グラフィックやドローイングを中心に国内外の作品を所蔵、展示しています。

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トーベ・ヤンソンTove Jamsson初期の作品

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ヒューゴ・シンベリHugo Simberg
「傷ついた天使」は目隠しをした天使が2人の少年の持つ担架に乗って運ばれて行きます。天使の右手には再生のシンボル・スノードロップ、背景はトーロ湾です。

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アクセリ・ガッレン=カッレラAkseli Gallen Kallela
「レミンカイネンの母」息子レミンカイネンが川で死んだとき、息子のバラバラになった体をつなぎ合わせて蘇らせたという物語があります。

キアズマ現代美術館(13€+15€) 
ひときわ目を引くユニークな建物で知られるキアズマ現代美術館は、建築自体がアート作品です。

アモス・アンダーソン美術館(12€+15€)
20世紀前半に出版業で財を成したフィンランド人実業家アモス・アンダーソン氏の個人コレクションを所蔵する美術館です。

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ヘルシンキ市立美術館(Helsinki Art Museum HAM)(10€+12€)
ムーミンの作家トーベ・ヤンソンの作品が常設展示。日本語の解説もあります。

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トーベ・ヤンソンTove Jamsson

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トーベ・ヤンソンTove Jamsson
トーベが小児科病院の階段に描いた作品「遊び」

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明日の目的地、ヌークシオ国立公園のアクセスを聞き、1日乗車券ABCを購入(12€×2人) 
本日ウォーキング距離14.5km 就寝9:30

8月1日(木)6日目
起床5:00 朝食7:00~7:20
ヘルシンキ中央駅8:12発→エスポEspoo8:37着 8:56発→Haukkalammentie 9:19着→バス停から徒歩30分で登山口です。同じバスで到着した日本人女性2人連れとも一緒に歩きました。

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ヌークシオ国立公園のハイキングコースは3つあり、距離が短い順に、プナリンタ・ハイキングコース(2.4km/約1.5時間/赤色)、ハウカランピ・ハイキングコース(3.7km/約2.5時間/青色)、コルッピハイキングコース(7.2kmキロ/約4時間/黄色)があります。2人連れの女性と別れて、私たちは3.7km青色コースを歩き始めました。どのコースも標識が頻繁にあり迷う心配はありません。

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苔生す岩はふわっ、ふわ

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来ましたね

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「またヌークシオに来られますように」と振り返りました。
空を見上げる白樺の木立に手を振って、日差しが明るく差し込む森とお別れです。

往路と同じくHaukkalammentie 14:44発→Espoo15:23着→ヘルシンキ15:48着
本日ウォーキング距離14.3km 就寝9:30(熟睡)

8月2日(金)7日目
起床5:30 朝食7:00~7:50 今日はBOTHをチェックアウトしてサボンリンナへ移動します。

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ヘルシンキ中央駅構内には、フィンランドの画家エーロ・ヤルネフエルトがコリ国立公園を描いたフレスコの風景画があります。

ヘルシンキ10:19発→パリッカラ13:31着 13:34発→サボンリンナ14:30着
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パリッカラ駅ホームの線路沿いに咲く黄色い花々

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今日から5連泊のApartment Paistokatuが見当たらずにウロウロしていると、親切な女性が私たちに声を掛けて助けてくださいました。入口はこの建物の裏側でした。

その後、事務所に出向き、コリ国立公園行きの電車、乗り合いタクシーの予約(往復2人分 260€)と、KOLI BREAK BY SOKOS HOTELSに電話連絡をお願いしました。私の携帯電話からBooking.comを通してホテル宿泊予約完了。(空室残り1室) これでやっと念願のコリに行けることになりました。
本日ウォーキング距離7.2km 就寝10:00(寝苦しい)

8月3日(土)8日目
起床5:00 朝食6:00~6:30 オラヴィ城まで散歩7:00~8:00
散歩から帰ると、部屋の入口に朝食が届いていていたので「朝食をプレゼントとは嬉しい!」と思ったのですが、このホテル予約時点で朝食付き宿泊料を支払い済みでした。(重なった朝食は電車の中のランチに早変わり)

出発9:00 サボンリンナ9:23発→パリッカラ10:16着 10:23発→ヨエンス11:40着 12:00発→(乗り合いタクシー)→コリ国立公園のホテル前

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車窓の風景:線路脇に積み上げられた木材
フィンランドの木の種類は多くなくマツ、トウヒ、シラカバがほとんどです。マツやトウヒは住居の丸太材、食器や家具、船などの木工の材料として使われます。シラカバの樹皮は屋根や籠の材料、あるいは毛糸の染料材料として使われます。

コリ国立公園を訪れるのに最高のロケーションKOLI BREAK BY SOKOS HOTELSにチェックイン(2人部屋1泊 230€)ホテルのすぐ横にはハイキングコースの入口が有り、とても便利です。

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KOLI BREAK BY SOKOS HOTELSと部屋

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978FB99A-C248-4C24-83D6-C0BBA78738DB.jpg ウッコ展望台
ウッコ・コリ (Ukko-koli) からの眺めです。海抜374mで、南フィンランドで最も標高が高い地点です。ウッコは「年老いた男性(おじいさん)」という意味もあるのですが、フィンランド神話では天空・天気・農作物とその他の自然の事象を司る神のことだそうです。

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アッカ展望台の足元には、木で作られた大きな十字架とベンチがあります。聖壇が設置されていて、ここで挙式をおこなうカップルもいるそうです。

ホテルに戻り、サウナでリラックス17:00~18:00 
運よく2人だけの貸し切りでした。伸び伸びと寝転がっていると汗がジワッ~と滲み出ます。後から二人入場。サウナ室に置かれた石を電気式のストーブで熱し、十分に石が焼けたら、柄杓で石に打ち水すると高温の蒸気がのぼり、その蒸気をサウナ室全体に充満させて全身に蒸気を浴びせます。体が熱くなったらサウナ室から出て、シャワーを浴びて体温を下げてまたサウナ室に戻ります。合計4回出入りしてサウナを十分堪能しました。サウナの後はホテルのレストランでビール。ベーグル、サンドイッチも一緒に。
本日ウォーキング距離8.8km 就寝9:20

8月4日(日)9日目
起床2:45 散歩3:30~5:30
日の出を見ようと夜明け前にホテルを出ました。まだ辺りは真っ暗です。誰にも出会わず、自然を独り占めの最高の時間です。
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ウッコ展望台の夜明け

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徐々に明るくなります。

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樹海の彼方はロシア。

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ブルーベリーを摘む朋子

朝食(7:00~8:00)ピエリネン湖が見渡せるレストランで満足の朝食をゆっくり頂きました。

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ホテル前からこの地図の3.7kmのコースに挑戦。
 
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ここも私たちだけかと思っていたら男性1人とトレイルランナー2人連れを見かけました。その次にかなり早いスピードの女性のトレイルランナーとすれ違いました。

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途中から道が細くなりました。まだ新しい葉付きの木の枝がポト、ポトと落ちているのが気になり「クマに出会ったらどうしよう?」と考えながら下っていくうちにピエリネン湖に出ました。ホテルに戻る予定でしたが、複雑な分岐点が多くて別のコースの道を選んだようです。国立公園内は沢山の道が整備されているのでどこかに辿り着きます。
フィンランドの森には、1500頭以上のクマが生息しているようですが、クマは、人を避けているので、見かけることはめったにないそうです。

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ピエリネン湖畔を散策した後、冬のスキー客用のリフトに乗ってホテルまで戻りました。

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まだ時間は十分あるので3度目の挑戦。ホテルの無料のリフトに乗って、駐車場まで降りて近くを散策しました。

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人が住んでいた気配が残っている空き家を発見

コリ国立公園の広い森を昨日1回、今日2回散策して、自然のブルーベリーも摘んで十分満足しました。

往路と同じように、ホテル前から乗り合いタクシー16:40→ヨエンス17:45着 18:15発→パリッカラ19:35着 19:44発→サヴォンリンナ20:37着

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パリッカラまでの電車の2階席は豪華です。

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車窓風景

今夜はサボンリンナ駅近くのレストランで夕食(2人で28.5€)
ワンプレートの大盛(サーモン、ズッキーニ、ナス、温かいカーマンベルチーズ、ヤギのチーズ、水菜、キュウリ、トマト、カボチャの種)

夜の9時前でもまだまだ明るいですが、人通りは少なくほとんどの店は閉まっています。もちろん事務所も閉まっていて明日からは2連休。連絡方法はメールしかありません。
本日ウォーキング距離12.5km 就寝11:40

8月5日(月)10日目
起床6:20 朝食7:45~8:15 今日は別行動の日です。

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朋子はサイクリンク(レンタル自転車6時間 12€) 私はオラヴィ城見学11:30~13:00(ツアーガイド12:00~13:00 12€)

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オラヴィ城
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オラヴィ城の向かい側のミュージアムで展覧会を観ました。「日本フィンランド100周年記念展」です。のんびり過ごした私は早めにホテルに戻りました。16:20 朋子はどうだったかなと心配していると元気に戻ってきました。17:30「サイクリングでお尻が痛い」そうです。そりゃ6時間も乗ればね!

20068D6E-9F2A-4C2D-BDEB-3E21CBF08AAB.jpg 白い外壁のメンテナンス中

SOKOS スーパーマーケットで食材購入。
明日の準備で、ケリマキ教会に行くバスの時刻表チェックとバス停を捜します。明るくても通行人はほとんど無く、尋ねる人を見つけるのが大変です。
本日ウォーキング距離10.7km 就寝時間は忘れました。

8月6日(火)11日目
起床6:50 旅も後半に入り緊張が解けて熟睡したのか、今朝は寝坊しました。

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バスではなくてワンボックスカーが来ました。
サボンリンナのバスターミナル8:40発→ケリマキ(6.1€×2)乗客は私達2人だけで約30分間位乗車

865B2A62-888E-4635-9236-1734969FE32E.jpg ケリマキ教会 
サヴォンリンナの近郊、ケリマキにあるケリマキ教会(Kerimäen kirkko) は、世界最大のキリスト教木造教会として知られています(長さ45m、幅42m、高さ27m)外観は鮮やかな黄色で、丘の上にそびえ立つその姿はおおらかな優しい美しさに包まれています

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1844年、建築家グランステッドゥ(A.F.Granstedt)は、最初に1,500人が入れる教会を設計しました。しかし、当時の教会員の数は約12,000人。その半数が入れる教会を、という要望によって5,000人収容の大きな教会を設計することになりました。ケリマキ教会はその大きさのため、冬は寒くて使用されていません。1900年代前半には、薪ストーブが8台設置されたこともありましたが、1940年代の終わりに温めたのが最後だそうです。現在も4台が残っています。冬の間は隣に併設されている1953年に建てられた「冬教会」と呼ばれる小さな教会を使用されるそうです。
 
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使い込まれた床板の木目、大きな鉄の釘が美しいです。

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教会前のレストランKAIVOPIRTTIでランチバイキングしました。

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ケリマキ教会の近くの墓地公園

8D0CD73D-1EE2-416B-898C-0858F934BCEF.jpg 道端に咲くのはタンポポ?

帰路も同じくワンボックスカーに乗車 ケリマキ15:15発→サボンリンナ(6.1€×2)約30分間乗車 
 
SOKOSで食料品購入して部屋で夕食18:00~ 本日ウォーキング距離14.9km 就寝21:30

8月7日(水)12日目
起床6:00  朝食7:30~8:00 散歩してからホテルを出発8:40 今日は移動日です。
サヴォンリンナ9:23発→パリッカラParikkara10:16着 10:26発→ヘルシンキHelsinki13:40着 BOTHにチェックイン14:20

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1924年創業の老舗レストランコスモスRavintola Kosmosで食事をしました
(15:30~16:40 2人で59.5€)

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シャンデリアが輝く落ち着いた雰囲気のダイニングには長い歴史を刻んだ趣が感じられます。

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フィンランド風前菜の盛り合わせ(バルト海ニシンの酢漬け、サーモン、一塩トナカイ肉、ワイルドマッシュルームサラダ、フィンランド産チーズ)

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スズキのフライ、シャグマアミガサ茸のソース、キクイモとポテトのテリーヌ、ほうれん草、トリュフ

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ザリガニのクリームスープ

伝統的なフィンランド料理に北欧やロシアのテイストを加えたオリジナル・フィニッシュ料理でした。

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ウスペンスキー寺院
岩の丘の上に立つウスペンスキー大聖堂は、1868年に完成した正教会の大聖堂で、ロシアの有名な建築家、アレクセイ・M・ゴルノスターエフが設計したものです。大聖堂のある丘の上からは、ヘルシンキの街が見下ろせます。

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BOTHの近くのアアルト大学

本日ウォーキング距離8.9km 就寝21:30 (移動日前は落ち着かず寝苦しい)

8月8日(木)13日目
起床5:30

6時過ぎに墓地公園に散歩に出かけましたが、雨が本降りになり私だけ先にBOTHに戻りました。
この部屋のドアーは鍵穴が2ヶ所あり、開けるのにコツが要るそうです。ガチャ、ガチャと工夫しますが開けられず、向かいの部屋の宿泊客に開けてもらって部屋に入りました。朝食7:00~8:00

チェックアウト後、荷物を預けて8:30頃から最後のお買い物に出かけます。

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Café Ekbergカフェ・エクベリはショーケースを眺めるだけ

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STOCKMANストックマンでお土産物購入

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やっと見つけた移転先のヨハンナ・グリンセンJohanna Gullichsen!
スカンジナビアの伝統的なテキスタイルをモダンニに解釈した、シンプルなデザインが持ち味。織り機で手織りすることによりテクニックやパターンのヒントを得てデザインが生まれてくるのだそうです。朋子がペンケースを購入。(25€)

12:40にBOTHに戻り、荷物を受け取って駅に向かいます。
ヘルシンキ中央駅(約30分 4.6€×2人)→ヘルシンキ・ヴァンター国際空港

空港内では、何台もの自動チェックイン機の前が混み合っています。数少ないスタッフを捜して質問に答えながら画面をタッチして手続完了。やれやれ2人とも無事に搭乗券を手にしました。次は自動手荷物預け入れ機、出入国審査も自動化ゲートでした。不慣れな乗客は戸惑いながらも次、次と押し出されていきます。自動化のお陰で従業員人数節約、待ち時間短縮でした。

フィンランド航空Vanaa空港17:20発(飛行時間:9時間10分)
本日ウォーキング距離14.3km

8月9日(金)14日目
関空 8:55着の予定が遅れて9:35着 気温35℃ 暑い日本に戻って来ました。
関空1Fで「イモトのWiFi」を返却後、関空駅10:46発→京都駅12:22着→膳所駅→帰宅

本日ウォーキング距離4km 

ブログにご登場頂いた皆さまありがとうございます。厚くお礼申し上げます。娘と一緒に傷心旅行と称して訪れたフィンランドは夏の明るい森が広がっていました。国立公園のハイキングコースは爽快で、湖に浮かぶ島々はお伽話の舞台を観ているようでした。その一方自然の森は異次元に近く、人を恋しくさせます。悲しみは、今まだここにありますが、旅の果てに消えそうな予感がして来ました。「次は冬のフィンランドに行こう」と妄想の翼を広げています。(三橋登美栄)



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08/29 15:55 | 旅行
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