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group91/79/70展を終えて
group91/79/70展を終えて

2009年に大阪の番画廊で「group81」展がスタートし、2013年「group85」展まで5回開催。
そのgroupを引き継ぎ「group86/74/65」展に移行して、2014年からギャラリー揺で再スタートとなりました。当画廊で6回目、通算11回目になります。

CIMG0349.jpg 展覧会場

P5080001.jpg 林康夫「寓舎 格子戸」

P5080008.jpg 林康夫「寓舎‘18-S」

P5080009.jpg 林康夫「寓舎‘18-B」

P5080013.jpg 林康夫「寓舎‘19-A」

P5080016.jpg 林康夫「寓舎 廃屋」

昨秋、事故後7年にしてやっと福島に行きました。
常磐高速道では浪江町に着くまで次々と放射能測定値が電光掲示板に表示されていて緊張感を覚えた。第一原発から北に6~7kmの地点。現地は一見にしかず、荒涼とした中に点在する廃屋、(寓舎)ここにあった生活を思うと胸が詰まりました。私の寓舎のこれからは?(林康夫)

20194293.png 木村秀樹「Lattice on Grid 2」

P5080003.jpg 木村秀樹「Grid‘17-5-17(Ripples and Rainbow 4)」

P5080004.jpg 木村秀樹「Grid‘17-5-15(Ripples and Rainbow 3)」

「アクリル絵具のスキージング絵画」(Squeegeeing Acrylic on Canvas)のシリーズから出品します。皮膜の積層というシルクスクリーンの基本的生成様態を、強引に絵画にシフトさせる事で、未見の違和の発生を期待しつつ探っています。
 ブルーの下地に薄いミルク色が重なっています。ブルーとミルク色は夫々の主張を他とは無関係に繰り広げています。重ねられる事によって、主張は中和されたかに見えますが、決して溶解する事はありません。お互いが異者のまま共存し続ける様態を示しています。(木村秀樹)

CIMG0352.jpg 展覧会場

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右から林先生、木村先生、中馬先生

CIMG0353.jpg 展覧会場

P5080027.jpg 中馬泰文「CLIP/A」

P5140001.jpg 中馬泰文「CLIP/B」

P5080020.jpg 中馬泰文「CLIP/C」

P5080027.jpg 中馬泰文「CLIP/D」

P5080017.jpg 中馬泰文「CLIP/E」

お気に入りのコーヒー豆をネットで購入すると必ずクリップ一個が添付されてくる。机の上には数えられない程のクリップがあちこちに挟まれている。60年代、ハイレッドセンター(アートグループ)の大量のクリップを使ったオブジェやパフォーマンスを思い出す。
「クリップは、つかんで留め置くための器具。一定の状態で固定しておくこととそのものを目的としているもののほか、物に固定することを手段として一定の目的を果たす役割を持つものである。(ウィキペディア)」とある。(中馬泰文)


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右から中馬先生、木村先生、高橋先生、林先生

CIMG0357.jpg 林康夫「昼下がりの饒舌」

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京都新聞2019年5月18日朝刊(美術欄 催し)掲載記事

今年91歳の陶芸家林康夫と79歳の画家中馬泰文、70歳の版画家木村秀樹、それぞれジャンルの枠を超えて表現してきた3人のグループ展「group91/79/70」がギャラリー揺(京都市左京区銀閣寺前町)で開催中だ。 表面とその奥にあるレイヤー、皮膜越しのストロークの手跡を見せる「アクリル絵具のスキージング絵画」の木村、白を基調に静かなユーモアが広がる画面の中馬。驚くのは詩情漂う「寓舎」に取り組んできた最年長の林が、これまでと違う新作を発表していることだ。さびてゆがみのある建物の形の「浪江町の廃屋」だった。 林は東日本大震災のショックで制作途中で手が止まってしまった作品があった。昨秋、助手と車でその作品を福島県内の美術館へ届けて寄贈した。その際に常磐道で電光掲示板に次々と表示される放射能測定値に緊張し、荒涼とした中に見た点在する廃屋が胸を突いたという。この世の仮の宿という無常観がこめられる「寓舎」と「廃屋」が重なる風景は示唆的だ。19日まで。無料。(河村亮)

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group展を毎年開催して、今年で6年目になります。
一年が早く過ぎると感じるようになり、「もう6回目!」と驚いています。
実は一年が早いと感じる理由は心理学で説明できるそうです。心理学では「ジャネーの法則」といって「人は年を取ると体感時間を短く感じるようになる」という法則があります。どのくらい短くなるかというと、一説によれば「人が成人した時には人生の半分が終わってしまっている」とされるほどです。その上、脳の衰えが考えられます。適度に脳トレをしなければ脳年齢が下がりボケやすくなってしまいます。しかし「新しいことにチャレンジ!」することは脳機能を活性化し、認知症予防にもなります。
新しい作品に挑戦している作家の方々が若々しく見えるのは、内面=脳から若返っている証拠かもしれません。そして『新しいことへのチャレンジが時間を長くする』ようです。
次のgroup92/80/71展がすぐやって来たと感じないよう、新しいことにチャレンジして長い1年と思えるように心がけます。(揺 三橋登美栄)

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05/20 20:47 | 展覧会
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