美術作家 三橋登美栄
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第三回 一六一六展 (2019.3.19~24)を終えて
2016年 京都造形芸術大学 陶芸コース卒業生の陶芸作品グループ展です。 今回は「ひびく」をテーマに13名の個性的な作品が展覧会場に並びました。 《出品者 13名》 石田元子 井星はるか 梅香恵美子 梅本泰子 落合利男 川本修 越野良一 谷口和久 中澤文恵 中島秀 中村晃 長瀬真弓 野田華子 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 「勝手にコメント」 1年前の第2回一六一六陶展の最終日。当日集まったメンバーで跡片付後、次回のテーマを決めることになり、いくつかの候補が上がった中で多数決によって最終的に「ひびく」に決まりました。 多数決とはいえ、この「ひびく」というテーマ。個人的には他のテーマを推していただけに、柄にもなく悩むことになりました。どのように表現すればよいのか、正にこのコトバの“響き”からどうイメージを膨らませて作品を作り上げれば良いのか、北海道に帰ってから格闘が始まりました。 ずっと以前に地元の山で採取した土や石がありましたが、使いこなす自信も無くそのままにしていました。でも造形大のスクーリングで学んだ「何でもやってみよう」というチャレンジ精神!?でゼロから作ることにしました。なかなか言うことを聞いてはくれない土でしたが、7割~8割の割合をベースにして、残りは卒制で使った粘土を混ぜてみました。釉薬は、砂鉄を含んだ黄色の石にホタテ貝の貝殻等を混ぜて作ってみました。 「ひびく」という言葉から、目には見えない他者との共感とか共鳴などの心の働き。他方、目に見える、いわば大地の物理的働きのひびくという二つの方向性を持った作品群を目指すことにしました。 今回このテーマで、どのくらい迫り表現できたのか分かりませんが、個性溢れる一六一六陶展のメンバーとの共感やこれからも共に刺激し合って行こうという気持ちを持つことができました。 個々人の作品の見せ方、ギャラリーに来られた方への説明話など、まだまだ考えて行く必要性も感じました。皆様お元気で!様々のご配慮をいただきつつ、会場を提供してくださったオーナー様に御礼申し上げます。来年のテーマは何でしょうか、楽しみにしつつ、またお会いましょう。 (川本 修) ………………………………………………………………………………………….. 「展覧会を終えて」 1年ぶりに一六一六展の方々に再会し、昨年の作品を思い出しながら、搬入・展示の様子を拝見しました。それぞれの陶作品からは、思いを込めて制作された熱意が伝わってきました。2年目の親しさも加わって話題は広がり、共に楽しい1週間を過ごさせて頂きました。来年もまた当画廊で良い展覧会を。と応援したくなる素敵なグループ展でした。ありがとうございました。(揺 三橋登美栄) スポンサーサイト
03/30 20:17 | 展覧会 |