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京都造形芸術大学 通信教育部 陶芸 大学院生展 (2019.3.12~17)を終えて
京都造形芸術大学 通信教育部 陶芸 大学院生展 (2019.3.12~17)を終えて

《出品者 12名》
教授・清水六兵衞、青木一浩、井澤正憲、奥村由未、片岡和男、佐々木敬、
繁友孝一、高澤直樹、谷口文子、田村早織、松浦大、横山幸子(50音順)

当画廊で3回目の清水六兵衞先生と陶芸分野大学院生11名の展覧会です。

CIMG0087.jpg  展覧会場

P3150004.jpg 作品「陶デッサン 海芋」
カラー(和名:海芋「かいう」)を土で表現しました。カラーの花弁の白を磁土の焼締めで表現し、芯の黄色を下絵具で強調しました。磁土の成形性に苦慮しましたが、磁土の白色には満足しています。 (佐々木敬)

P3150009.jpg 作品「祈りⅠ」
スカスカ感を出すことによって、人間の不安感や儚さや危うさを表現したかった。定型句の川柳を20年以上してきた私にとって、文字は重要で必然性のあるものです。その定型句を土で表現したらどうなるか。文字は一文字でも意味があるが、まとまれば言葉になる。それはまた違う意味を持ち始める。その文字や言葉が平面ではなく、フォルムを持つとまた違う力を持ち始める。既成のものをばらして再び構成しなおすと、そこは前のものとは違う新しい何かが現れる。(谷口文子)

P3150013.jpg 作品「炎(ほむら)立つ」
炎が上に向かって燃える様子をイメージして制作しました。5つの炎を作りましたが、5つとも下から同時に作っていきましたが、難しかったです。(青木一浩)

P3150018.jpg 作品「古代祭祀の秘儀」
古代人の素朴なアニミズム的感情を表現した。(繁友幸一)

P3150019.jpg 作品「祈りⅡ」 (谷口文子)

P3150024.jpg  作品「flow 3」
磁土の態とその翳りの形(奥村由未)

P3150025.jpg 作品「月車」
メルヘンの造形(繁友孝一)

P3150030.jpg 作品「王国への旅」
切り取られた時間と空間を表現(井澤正憲)

P3150049.jpg  作品「Penetrating Figure 1」
二つの形の空間を介した関わり方、そこにはある種の緊張感が存在する。(教授・清水六兵衞)

P3150055.jpg 作品「黒い2つの球体」
感情移入を拒絶しています。(繁友孝一)

CIMG0091.jpg  展覧会場

P3150077.jpg  作品「flow 4」
磁土の態とその翳りの形(奥村由未)

 P3150036.jpg 作品「皿」
成型・釉薬調合・窯焚きと、いずれもおろそかにできないため青磁作品としてはまだまだ未熟です。
今年一年の研究成果としてご覧いただければ幸いです。(高澤直樹)

 P3150044.jpg 作品「桔梗鉢、蒔絵箱、五角ねじれ花入」
丸みのある五角形の側面を45°ねじった鉢。箱側面を45°ねじりました。側面をねじり折り返しました。(片岡和男)

P3150032.jpg 作品「土喰(つちじき)Ⅰ、Ⅱ」
命を生み 命を育み 土に還す。今後は地元の土を頂いて作陶したいと考えている。(横山幸子)

P3150060.jpg 作品「DOGU No2」
祈りを込めて、土をこねる。過酷な火の試練をのりこえた者だけが魂を得るのだ。(田村早織)

  P3150062.jpg P3150078.jpg 作品「our sun」
私たちは太陽の熱と光のおかげで存在している。太陽の美しい輝きとエネルギー(爆発現象「太陽フレア」)を表現したかった。(松浦大)

P3150067.jpg 作品「土喰(つちじき)Ⅰ」横山幸子
土をいただき 土と戯れ 土に感謝

P3150072.jpg 作品「flow 5」
磁土の態とその翳りの形(奥村由未)

P3150069.jpg 作品「六瓢息災の宴」
自宅の庭で育てたひょうたんは、驚くほど生命のエネルギーにあふれ、みずみずしく輝いていた。収穫した途端、時間とともに失われてしまうこの輝きを作品にとどめたいと思い、生命力を取り込んだ新しい瓢箪の器を模索している。そのような器が作れたら、両親の健康、長寿を願う『無病(六瓢)息災の宴』を催したい。(田村早織)

CIMG0109.jpg

京都造形芸術大学ギャルリ・オーブでの大学院修了制作展と同時開催で、多くの方々にご覧頂き大盛会だったことを嬉しく思っています。(ギャラリー揺 三橋登美栄)
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03/19 10:01 | 展覧会
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