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野田直子展(2018.10.2~14)を終えて
野田直子展(2018.10.2~14)を終えて

アートライフみつはしで野田直子展を2回開催された後を引き継いで、ギャラリー揺での第一回野田直子展を開催させて頂きました。日本の伝統的な作品というよりは、カラフルで現代的な楽焼きの器を中心にアクセサリーなども含めて100点を超える展示になりました。

≪楽焼きについて≫
大学を卒業後 自宅の庭に楽焼きの窯を作りました。楽焼き焼成の工程を説明します。
最初は窯が湿っているので30分ほど新聞紙や小枝で窯を温めてやる(それを“あぶり”という)それが終わったら 私の場合300℃まで薪でたいて 灯油バーナーに交換する。
つまみ出しの場合 2回目より 次に入れる作品をあらかじめ窯の上で温めておいて待機させる。温まったものは 熱い窯中へ直接入れても ハジク(爆発する)ことがない。
800℃になったら フタを開けて 作品をやっとこでつまみ出して おがくずをしきつめた入れ物の中に入れて更におがくずをかけてやって火がついた時点でフタをして還元状態にしていぶす。
出し終わったら 次に窯の上側に温めてある作品を これまた手早く窯の中に入れる。これを4度繰り返す。(一度800℃まで温度が上がっていたら2回目、3回目は すぐに温度が上がるので 効率がよい)(野田直子)

≪展示作品≫
茶碗 17個、壁かけ 5個、花入れ5個、船6個、豆皿6組、平皿1組、菱型皿3個、プレート1個、タタラ花入れ2個、ブローチ24個、ペンダント6個、勾玉ネックレス8個、ポストカードスタンド15個、名刺立て2個、馬3個、建物3個

PA020018.jpg 花入れ

PA020019.jpg 展覧会場

PA120094.jpg

CIMG9928.jpg 展覧会場

PA050064.jpg 茶碗

PA040033.jpg 展覧会場
  
PA040038.jpg PA040047.jpg 茶碗

PA040046.jpg PA050079.jpg 平皿

PA050076.jpg PA050077.jpg PA120116.jpg PA050078.jpg

PA120153.jpg 野田直子さん

PA040032.jpg 展覧会場

PA120122.jpg PA020011.jpg 壁かけ

PA050089.jpg PA120131.jpg

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野田直子 略歴
1974年 京都大原に生まれる
1997年 京都市立芸術大学陶磁器科卒業 卒業制作:京都市長賞 
    以後自宅に築いた窯で制作を始める
2008年3月 アートライフみつはし 初個展
2012年5月 アートライフみつはし 第2回個展
    8月 軽井沢 油屋旅館 ルーサイトギャラリー追分店にて姉弟展
2013年7月 軽井沢 油屋旅館 ルーサイトギャラリー追分店にて姉弟展
      (~毎年夏季に開催)
2018年10月 ギャラリー揺 第3回個展

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京都新聞2018年10月6日朝刊(美術欄)掲載記事
野田直子展(揺=銀閣寺前町14日まで 月休)
楽焼による茶碗ほか。モザイクのようなポップなパターンもあり、楽焼にかわいらしさをもたらす。
(澤田眉香子・著述業)

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野田さんは2012年以降毎年、軽井沢で弟さんと一緒に陶と絵画の姉弟展を開催されています。揺の和室、床の間に弟さんの絵画を展示して頂きました。
野田さんの魅力的なお茶椀でお抹茶を頂けたら、中近東の音楽が流れる未知の国の風景画が見えそうな気がします。
いつになるかは未定ですが、みんなで揺での第二回野田直子展を楽しみにしています。(三橋登美栄)


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10/18 20:59 | 展覧会
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