美術作家 三橋登美栄
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英ゆう展(2015.10.6~18)を終えて
≪展示作品≫ 1 Dog+Sea+Phuang-Ma-Lai(版画) 2 巴三葉(キャンバスに顔彩) 3 untitled(版画) 4 untitled(版画) 5 untitled(版画) 6 花器柳(キャンバスに顔彩) 7 空から降ってきた子と出逢う(キャンバスに顔彩) 8 浮かぶ子(キャンバスに顔彩) 9 柳床(キャンバスに顔彩) 10 柳静(キャンバスに顔彩) 11 暴柳(キャンバスに顔彩) 12 緑風(キャンバスに顔彩) 13 母子浮遊(キャンバスに顔彩) 14 手の器(陶器) ![]() 作品「Dog+Sea+Phuang-Ma-Lai」 「タイの花環」と「犬」を画面上で大小逆転して組み合わせた不思議な世界 ![]() 畳の間とは言えギャラリー空間なので、立って観賞して頂くことがほとんどです。 でも今展は、大きめの和式座布団を前に「どうぞ座ってご覧ください」とお声掛けして、低い目線から落ち着いて観賞して頂きました。 ![]() 作品「巴三葉」 心地よさそうに過ごしているタイ王国の犬達は、くつろぐ女性たちにすり替わります。 ![]() ![]() ![]() 作品「Untitled」3点 三本足の八咫烏と犬の目線がユーモラス ![]() 作品「花器柳」 ![]() 作品「暴柳」 幽霊は柳の下に現れて暗いイメージに思われがちですが、柳は春一番に芽吹きます。冬から春に向かって勢い良く芽吹く生命力あふれる木で、枝は風に揺らいで躍動感があります。英さんの幽霊は異次元の宇宙から滑り降りてきた柳の精のようです。 ![]() 作品「緑風」 松の樹の下でくつろぐ母と天からの授かりものの我が子。 ![]() 英ゆうさんと1歳3ケ月の湧久君 ご出産をきっかけに油絵具から顔彩に、タイ王国の花環から日本の柳と松に変わりました。 ![]() 作品「母子浮遊」 ![]() 作品「空から降ってきた子と出逢う」 ![]() 作品「浮かぶ子」 ![]() ![]() 作品「柳床」 作品「柳静」 ![]() 長沢芦雪の幽霊画に興味を持たれている英さんは緑色がお好きです。 ![]() ![]() 作品「手の器」 作品「手の器」の裏側 ……………………………………………………………………………………………………….. 英さんは、何度か湧久君と一緒に展覧会場に来られました。大泣きするワックンを抱っこして寝かしつける英さんはとても優しいお母さん、育児の合間に集中して制作される時は作家にと、一人何役もの多忙で充実した日々をお過ごしです。その中から生まれる新作を楽しみにしています。どうぞご活躍ください。 ……………………………………………………………………………………………….. 最後に英さんからの文章を掲載させていただきます。 出産後、重い腰を上げるに大変良い機会をいただけて、 また、自分でも思いがけない展開に導かれたことに大変感謝しております。 あの空間では立って鑑賞するととても落ち着かないので、座ってゆっくり見ていただいたり色んな方とお話ができて本当にありがたかったです。(英ゆう) スポンサーサイト
11/02 11:30 | 展覧会 |