美術作家 三橋登美栄
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星空&サンライズツアー白山国立公園 2015.9.4~5 (参加者12名)
……………………………………………………………………………………………………………. JR膳所駅19:05発→石山駅19:08(新快速に乗換え19:15発)→敦賀駅20:54着(乗換え20:58発)→金沢駅23:40着→駅前広場で夜食→駅前からツアーバス01:00発→道の駅「瀬女(せな)」→ホワイトロード入口02:20→三方岩隧道→三方岩岳駐車場03:10着 星空観察→登山開始04:05→三方岩岳頂上(1,736m)05:00頃着→日の出を迎える05:31→下山開始05:45→駐車場06:40着→ツアーバス06:55発→ふくべ瓢箪大滝→中宮温泉07:45着→にしやま旅館で朝食・入浴→中宮温泉09:30発→金沢駅11:30着(ツアー終了)→近江町市場で昼食→金沢駅15:00発→敦賀17:36着(乗換え17:49発)→石山駅19:28着(乗換え19:37発)→膳所駅19:40着→帰宅 ……………………………………………………………………………………………………………. 「自然と語る会」人見和代さんのお声掛けで、青春18切符を利用して「星空&サンライズツアー」(株)ホワイトリング主催に参加することになりました。≪金沢駅を深夜1時に出発する金沢でも珍しい本格的ナイトツアー!通常は夜間閉鎖されるホワイトロードに特別に入ることが出来るスペシャルプラン≫のキャッチコピーに乗りました。 ![]() 4日は不安定な天気で小雨も降りだし、夕陽が雲の切れ間から顔を覗かせました。明日(5日)の深夜から夜明けにかけての天気が心配です。「星空と日の出が見られますように!」と夕陽にお願いしました。 青春18切符を使って石山駅を午後7時過ぎに出発し、敦賀で乗り継いで金沢駅に午後11時40分に到着。 北陸新幹線開業でリニューアルした金沢駅は深夜にもかかわらず、乗降客で賑わい若者は駅前広場に集いダンスの練習をしています。そこに紛れて高齢者の私達は睡蓮池の縁に座って夜食を食べながら賑やかにツアーの出発まで時間待ちです。ツアーバス(27人乗り)が到着し、乗客19名(私達12名+他7名)を乗せて、定刻より少し早めに出発。 ![]() 白山スーパー林道は平成27年度から白山白川郷ホワイトロードに名前を変更。その観光有料道路は夜間閉鎖のため、赤いテールランプが見えるパトロール車に先導されて、ガイドが乗る車とツアーバスが続いて走ります。 三方岩岳駐車場で星空観察をする頃には、嘘のように雲一つない晴天が広がり、大きな星が夜空一面に瞬いています。ガイドさんがレーザーポインターを使って、オリオン座、おうし座のアルデバラン、ふたご座などを説明してくれます。反射望遠鏡を覗くと月が白く輝き、クレーターまで鮮明に見えました。 ≪月の説明≫ 月はみずから光を放っているわけではなく、太陽からの光を反射して輝いています。そして、月は地球のまわりを公転しているため、太陽の光に照らされている部分が地球からは変化して見えます。こうして月の形が変化して見えることを「月の満ち欠け」と呼んでいます。月の満ち欠けは地球から見た太陽と月の位置関係が変わることによって起こるため、月の形とその見え方には関係があります。太陽と同じ方向にあって見ることができないのが新月。しだいに右側に明るい部分が見えはじめ、新月を1日目としてから3日目が三日月です。三日月は夕方、太陽が沈んで間もない頃に西の空低いところに見ることができます。新月から7日前後には半月(上弦の月)となり夕方の南の空に見え、14日前後には満月となり日没とともに東の空から昇って一晩中見ることができます。満月を過ぎると月はしだいに右から欠けていき、21日前後に半月(下弦の月)となって明け方の南の空に見えます。そして月はさらに欠けて細くなり、約29.5日後、新月へと戻るのです。 ![]() 月齢22日 下弦の月(10cm反射望遠鏡を使って撮影) 「上弦の月」のように見えますが、天体望遠鏡から観察した月は「上下左右反対の倒立像」です。 上弦の月は満月に向かう時の半月で、下弦の月は満月が欠けてきて新月に向かう時の半月です。普通、三日月の時はそう呼ばず、半月の時に使う言葉です。弦月(こげつ)とも言いますし、弓張月とも言います。満月に向かう時が先なので上弦であり、満月から欠ける時が後だから下弦(かげん)とも言われています。 ![]() 東の空に青白く光り輝く1等星は、おおいぬ座のα座シリウスです。(写真中央より少し上右寄り) ![]() ![]() 三方岩岳山頂到着 雲海 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 2時間半前に駐車場で観察した月をもう一度見上げました。 天体望遠鏡なしの撮影なので、「下弦の月」の向きに写っています。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() リョウブ オオカメノキ ![]() 下山時の雲海 ![]() ![]() ナナカマド ヤマアジサイ ![]() ![]() ゴゼンタチバナ ミヤマアキノキリンソウ ![]() ![]() イワショウブ オオカニコウモリ ![]() ![]() オオバギボウシ カライトソウ ![]() ![]() 駐車場にバスとパトロール車とガイドの車が待っています。 ![]() ![]() ハギ 瓢箪(ふくべ)大滝は国見谷の断崖より86m直下する豪壮な蛇谷随一の大滝で、水しぶきが道路を覆うことがあるそうです。 ![]() 姥ヶ滝 標高790m 親谷の滝と呼ばれていましたが、滝のほとりに仙女の庵があり何時も白髪をくしけずっている姿に見えたので姥ヶ滝と呼ばれるようになったそうです。 ![]() ![]() クサボタン ツリフネソウ ![]() ![]() 中宮温泉の「猿乃浄土の湯」の奥にある秘湯の宿「にしやま旅館」で朝食(温泉粥)と入浴。旅館の前の飲泉所で源泉を飲みました。 ![]() 交通渋滞の中11時半に金沢駅に戻ってきて、ナイトツアーは終了。 ![]() 近江町市場 自宅用お土産に「みやむら」の炭火焼鰻蒲焼を購入。 ![]() ![]() 近江町市場2F「口福」で昼食(待ち時間:約1時間)お待たせしました「市場海鮮丼」です。 ![]() 金沢・まちなか彫刻作品・国際コンペティション2004優秀賞 Corpus Minor #1 Janne Kristian Virkkunen これは金沢市が金沢21世紀美術館開館を記念して実施された国際コンペであり、21世紀美術館とJR金沢駅東口を結ぶ通り沿いの4ヶ所に入選作を設置して、まちなかの魅力を高めようというものです。 ![]() 金沢駅 兼六園口(旧東口) (鼓門・もてなしドーム) ![]() ![]() 金沢駅東口に噴水時計が設置されています。時刻や「いいね金沢」「ようこそ金沢へ」「WELCOME」「KANAZAWA」などの文字が噴水で表示されます。 帰路も青春18切符を使って金沢駅を15:00に乗車して膳所駅に19:40に到着(敦賀駅と石山駅で乗換え)。約4時間半の列車の旅は終了しました。お蔭様で青春18切符の旅に慣れてきたようです。 今回のナイトツアーでは、三方岩岳で薄明の雲海、日の出の雲海、下山時の雲海、それぞれに幻想的な雲海に出会えたのが、最高の思い出です。天気に恵まれたラッキーな「星空&サンライズツアー」を十分に楽しみました。 スポンサーサイト
09/10 18:40 | 山歩き |