美術作家 三橋登美栄
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イタリア旅行 2015.6.29~7.15
6月29日(1日目) ![]() 起床4:30 良い天気に恵まれますように、と朝日にお願いして出発。(朝日撮影5:16) JR膳所駅6:07発→大津駅6:10着(乗換え6:20発)→大阪(乗換え1番ホーム内回り7:28発)→関空8:43頃着→KLM航空カウンターチェックイン→荷物検査→出国審査→朝食抜きで搭乗OSAKA/KANSAI INTERNATIONAL(1) 10:25発 エコノミー14J(前方窓側席)機内食二回。 ![]() ![]() 眼下には、雪が残る日本アルプスの美しい鳥瞰図が広がってきました。 アムステルダムまで約11時間のフライト中は浅い居眠りでしたが、「上手に寝られてええな~」と夫は羨ましそうに言ってました。スキポール空港に15:00(現地時間)頃到着。乗換え20:30まで時間はたっぷり。 ![]() 広い空港内で珍しいものを見つけました。ペダルを漕いでスマートフォンなどのモバイル機器を充電中でした。エクササイズと発電で一石二鳥。私達は屋外のテラスでカラスと一緒にサンドイッチを食べて過ごしました。スキポール空港20:30発→ベニス・マルコポーロ空港22:15着(バスに乗換え22:40頃発)→メストレ駅23:00頃到着。予定通りホテル・トリエステに無事到着。シャワーして就寝0:30 6月30日(2日目) ![]() 起床7:30 シンプルなホテルの朝食を済ませて鉄道メストレ駅に向かいます。手間取りながらサンタ・ルチア駅までの大人2人往復切符を購入。メストレ駅9:20発→サンタ・ルチア駅着。 ![]() ![]() サンタ・ルチア駅前広場。目の前には「水の都ベニス」の運河が見えてきました。 ![]() ![]() ![]() この街は自動車が走らないため、足で石畳の路地を歩くか、運河を行くゴンドラ、モーターボートのタクシー、あるいはヴェポレットVaporettoと呼ばれる水上乗合バスが移動手段です。 ![]() ![]() ヴェネツィアの中心サン・マルコ広場に到着10:40。ここは世界中の旅行者が集まる観光地で、とても賑わっています。インフォメーションでヴェネツィア・ビエンナーレのパンフレットを入手して再出発。 ![]() ![]() 細い路地に迷い込むと静かな運河やロープを渡して洗濯物を干すイタリア人の暮しに出会います。 途中、イタリアンジェラート(コーヒー味+バニラ味)を食べて休憩してから、また出発。 ![]() ビエンナーレの看板を発見。地図と照らし合わせながらビエンナーレ公園の方向に歩きます。 ところでヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展とは、1895年にイタリア・ヴェネチアではじまった国際美術展の元祖ともいえる催しです。毎回、参加国・参加アーティストの中から「金獅子賞」「銀獅子賞」「特別表彰」が選ばれます。途中戦争による中断はあったものの、今年で56回目を迎えました。すでに100年以上の歴史を誇る国際展でありながら、現在もなお最先端の現代美術の動向を俯瞰できる場として、また国別参加方式を採る数少ない国際展として、世界の美術の注目を集めています。主会場はヴェネツィア市街最大の公園・ジャルディーニと国立造船所・アルセナーレですが、同時期に様々な関連展示が島中で開催されています。ちなみに、日本館のパビリオンはジャルディーニ公園内にあり、1956年にブリジストンタイヤ(現・ブリジストン)の創業者 石橋正二郎の寄付金に助けられ竣工。以来、2015年現在76人のアーティストが展示を行ってきました。 ![]() ![]() ジャルディーニ(ビエンナーレ公園)到着12:50 チケットを購入して入場。 ![]() ![]() セントラルパビリオン館前 セントラルパビリオン館内 ![]() 「第56回ヴェネツィア・ビエンナーレ国際美術展」(2015年5月9日~11月22日) メイン会場(イタリア館)特別企画展として石田徹也が選ばれました。 石田徹也の世界―リンク―石田徹也公式ホームページ http://www.tetsuyaishida.jp/link/ Tetsuya Ishida 1973―2005, Japan guida breve / short guide 033 Soldier, 1996 acrilico su pannello / acrylic on panel ![]() ![]() 石田徹也から問題解決策を要求されているようで心が痛みます。 ここジャルディーニで初めて石田徹也の原画を観られて良かったです。 館内レストラン・木陰のテラス席でビール、オレンジジュース、ビッグサイズのベジタブルサラダを食べながら休憩(14:00~) ![]() いよいよ日本館に入館。 インターネット上の「第56回ヴェネツィア・ビエンナーレ国際美術展 日本館 塩田千春」より、キュレーター・ステイトメントの引用掲載です。(一部省略) ………………………………………………………………………………………………………………. 塩田千春《掌の鍵》– The Key in the Hand – 中野仁詞 神奈川芸術文化財団学芸員 塩田千春は、近年自らが経験した大切な人の死に導かれて、「死」と「生」という、普遍的でありながらも個々人が個別的に経験するしかないわれわれの宿命から目を背けず、それらを浄化、昇華して美術という共通言語に置き換え作品化する。塩田の作品から時にわれわれは、「死」や不確かなものの存在が予想される「未知の世界」に必ず潜んでいる「闇」を感じる。東日本大震災から3年を経た現在でもなお、ヴェネチア・ビエンナーレのような大規模な国際展に世界各地から訪れる鑑賞者は、日本館の展示に、物理的にも精神的にも深い「傷」を負った日本の姿を重ね合わせ、作品の「闇」の部分に過剰に反応してしまうということもありうるだろう。しかし、塩田の作品は、その「闇」の奥底に、希望、精神的な明るさともいえる力強い「光」を宿している。その光は、日本のみならず今日の不安定な世界情勢のなかで人々が感じる多くの不安をも包み込むものとなるだろう。 今回日本館に展示する《掌の鍵》は、建物2階にあたる展示室と1階の野外ピロティを使用し、2つの空間を統合したインスタレーションである。展示室に入ると、われわれは空間を埋め尽くす赤い糸を目にすることになる。天井から垂れる赤い糸の先には鍵が結ばれている。鍵は、日常生活のなかで家屋、財産、住む者の安全など大切なものを守り、温もりをもった手をもって使用される。そして、その鍵を使用する人々の掌の温もりに日々触れることで、鍵にはわれわれのなかにある幾多の記憶が幾重にも積み重なってゆく。そしてある時、記憶を蓄えた鍵は、大切なものを託せる信頼のおける人へと托されていく。塩田は鍵を、まさに真心を伝達する媒介と捉えてこの作品に取り入れる。さらに、天井から床にかけて吊り下げられた夥しい糸と鍵のただなかに、2艘の舟が置かれる。舟は、天から注ぐ数多の鍵=記憶の雨を受け止める両手を象徴する。2艘の舟は、手を取り合い助け合いながら、記憶の大海のなかを、記憶を拾い上げながら進んで行く。そして、ピロティには、大型のボックスが設置され、その壁面には、鍵を乗せた子どもの掌の写真を展示するとともに、生まれる前と生まれた直後の記憶を語る幼児の映像を4つのモニターで上映する。子どもが語る、誕生時の記憶。積み重なった記憶を内在する鍵。展示室とピロティで、われわれは2つの位相の記憶を体感し、展示に呼びかけられ、自らに内在する記憶を拾い上げ、記憶を紡ぎ、記憶を自分のなかにとどめ、そしてそれを他者へと繋いで行くことになるだろう。 鍵、糸、2艘の舟で精緻に構成される空間と子供の写真、映像を関係させたインスタレーション《掌の鍵》が、世界各地から訪れる多くの鑑賞者の心を言語、国籍、文化的政治的背景を超越して揺さぶることを期待する。 ………………………………………………………………………………………………………………. ![]() ![]() ![]() 赤い糸の夥しい重なりは鑑賞者を深く包み込みます。私の子どもの頃の記憶を呼び戻してくれました。 ![]() ![]() 日本館の隣の韓国館は、建物の外側の映像が印象的、効果的でした。 ![]() 建物のガラス窓の多くが割れた状態で放置されているノルウェー館 ![]() ジャルディーニ(ビエンナーレ公園)の看板が立つ門から退場(16:40頃) ![]() 帰り道に、屋外展示の彫刻URSULA VONのガラス作品を鑑賞。 ![]() 往路と同じくサン・マルコ広場から水上バスに乗船。ビエンナーレ横断幕が掛かっているアカデミア橋の下を通ってサンタ・ルチア駅(Ferrovia)に到着19:35。 ![]() サンタ・ルチア駅前の広い石段でハトと遊んでから、近くのイタリアン・レストランで夕食。(19:50~21:20)生ハムとメロン、ボロゼーネのラザニア、ニョッキ、サーモンなど全て大盛りです。ビール、オレンジジュースにパンが付いて食べきれずお腹一杯になりました。私達は少食です。 ![]() サンタ・ルチア駅前のクーポラcupola(円天井)の横にはロマンティックな月の出。 サンタ・ルチア駅9:36発→メストレ駅着 ホテル・トリエステ22:00頃着。盛り沢山でハードな一日、お疲れさま。就寝00:40 7月1日(3日目) 起床6:40 インターネット接続してメールチェック。 ホテルの朝食7:45~8:30 チェックアウト後ホテル出発9:00 ホテル近くのタバコ屋でバスのチケットを購入して、近くのバス停から2番のバスに乗車(9:30発 乗車時間約20分)終点Venice Island Piazzaleに到着。 ![]() ![]() バスターミナルのすぐ前に見えるホテル・Santa Chiara にチェックイン。(10:00前)荷物を預けて、歩いて観光に出かけます。雲一つ無い青い空、暑いですが湿度は低いので日本の夏より楽です。 ![]() 客待ちのゴンドラが浮かんでいます。 ![]() 迷路に迷い込みながら運よくS.Maria dei Frari に到着して拝観。11:00~11:30 次にACCADEMIA橋とACCADEMIA美術館を目指すのですが方向を失い、「迷ったらPIAZZA S. MARCO(サンマルコ広場)の表示に従って進んだら大丈夫」と聞いていますが、暑くて疲れて大変です。 ![]() 大きなピザを食べて休憩 12:00~12:50 ![]() 道のコーナーに好みの小さな花屋さん。 ![]() ![]() アカデミア橋に到着 橋の上からの風景(人気の撮影スポット) ![]() Gallerie d. Accademia に入館(13:35~14:30) ![]() ネオン作品の向こうにアカデミア橋が見えます。 ![]() 14世紀~18世紀のヴェネチア派や、トスカーナ派の作品を鑑賞。数百年の時を超えて残っているものの意味は大きいと感じ、現代美術と対比しました。 アカデミア美術館から3分とガイドブックに載っているグッゲンハイム美術館捜しに苦労しました。 イタリア人に道を尋ねると、「あそこを左!」と答えてくれるのですが、簡単には見つかりません。 その前に、夫が昨夜の電車の中で見たポスターLEE UFANの展覧会の立て看板を見つけて「DANSAEKHWA」に入場しました。(14:45~15:30) ![]() 通り過ぎそうな小さな入口ですが、元大邸宅の館内は素晴らしく、贅沢な展示空間が広がります。 ![]() ![]() 運よく今日は入場料無料。その上入場者は少なく気持ちの良い会場で、奥へ進むと運河に面していました。LEE UFANの立体作品、平面作品、インスタレーション、会場のスタッフなど全て素敵でした。 何度も人に聞いて辿り着くのが旅の楽しみの一つなので、あきらめずにもう一度尋ねてPEGGY GUGGENHEIM COLLECTION グッゲンハイム美術館に辿り着いて入館。(15:50~16:40) ![]() 小さいながらも緑のあふれる庭園に広がる現代美術館。ピカソ、ジャコメッティ、デ・キリコ、カンディンスキー、ポロックらの絵画、彫刻を展示。大勢の人々で大変賑わっていました。 ![]() ![]() ![]() ![]() この美術館も奥は運河に面していています。水上バスからこの看板を見て気になっていました。 朝は元気に歩いて迷路を探検しましたが、夕方は西日が眩しくて疲れて脚も痛くなり、帰りはアカデミア橋から水上バスに乗船。 17:00頃 ホテル・サンタチアラのすぐ近くの駅Pile Roma(Bus stn.)で下船。ホテルのフロントで別館の部屋(Room No 604)を案内されました。18:00頃 ![]() 予想より広い清潔な部屋に落ち着きました。(5泊) 写真整理を終えてから、外出(19:40~20:40)すぐ隣のCOOPでトマト、野菜サラダ、チーズ、生ハム、ティーバッグ、ビール、炭酸水などを購入。ホテルの部屋でゆっくり夕食です。少しのビールが美味しくて酔いがまわり良い気分です。 7月2日(木)4日目 起床6:00 ホテルの朝食8:00~9:00 インターネット接続失敗。ホテル出発9:30 ホテル前のタバコ屋で水上バス3日間チケットを購入して、Pile Roma9:40発→S.Marcoサンマルコ広場10:20着(7番に乗換え)→S. Murnoムラーノ島11:21着。 ![]() ガラスのピアスとガラスのサクランボ3個を購入してから、ガラス美術館に入館11:40~12:35 17世紀のパラッツオ・ジュスティアーニ館の建物の中は古代ガラスから現代ガラスまでを展示 ![]() ![]() ガラスショップの職人さんやガラス工場の職人さんを見学。船乗り場横のレストランで昼食13:20~13:45 ピタパン風サンドイッチ2種類、ビール、オレンジジュース 水上バス乗り場Muranoムラーノ14:16発→S.Marco14:46着。 ![]() 帰るにはまだ早いのでSan Giorgio Maggioreサン・ジョルジョ・マッジョーレ島に行こうと夫が提案。再びS.Marco15:50発の水上バスに乗船して数分で到着。 ![]() 島に上陸してまず目に入ったアバカノビッチ展を鑑賞(無料)。 ![]() ![]() 麻布を張り合わせたオブジェ風人物(多数の子どもと多数の大人)が一匹の大きなカエルに向き合って並ぶ様子は圧巻です。照明の暗さ加減が丁度良く、蛍光色のスポットライトは監視員席です。サン・ジョルジョ・マッジョーレ島ならではの素晴らしいインスタレーションです。滋賀県立近代美術館で見たアバカノビッチ展(1991年)を思い出しました。 ![]() ![]() IL VETRO FINLANDESE(GLASS FROM FINLAND)のガラスデザイン作品を鑑賞。 ![]() ヴェネツィアビエンナーレ国際建築展のために制作した杉本博司のガラスの茶室「聞鳥庵(モンドリアン)」 ヴェネツィア・ビエンナーレのメイン会場は大変賑わっていますが、ちょっと足を運ぶのが面倒な小さな島々の展覧会場では鑑賞者は少なく、ゆっくり観賞して気持ちの良い時間を過ごすことができます。 最後に教会に入ってJAUME PLENSA のTOGETHERを観ました。 このアーティストの作品を観るのは初めてで衝撃的な出会いです。 ![]() ![]() ![]() installation view from ‘together’, san giorgio maggiore, 2015 インターネット・ホームページ下記アドレスの掲載記事を引用(一部省略) http://www.designboom.com/art/together-jaume-plensa-venice-art-biennale-05-06-2015/ …………………………………………………………………………………………………………. jaume plensa brings sculptural installations together for the venice art biennale all photography by jonty wildeas visitors enter venice’s four-hundred-year-old basilica of san giorgio maggiore, they are welcomed by two, large-scale sculptural installations that act in dialogue with one another, and the historic space they temporarily inhabit. spanish artist jaume plensa presents ‘together’, a major exhibition of new works, for the venice art biennale 2015, making their debut in san giorgio while embodying the artist’s ongoing interest in the human relationship to space, scale and material. within the vaulted church interior, plensa joins a sculpture of a hand and head together in conversation: a stainless steel hand formed from characters of eight different languages suspends beneath the cupola in the foreground of the altar; a metallic mesh head sited in the nave towers above passing visitors. their materiality allows both works to distill and diffuse light passing through the internal spaces, engaging viewers in a spiritual and intellectual discourse. ‘together’ also includes an installation of meticulous drawings and a group of five alabaster portraits — made using scans of real girls –sited in the officina dell’arte spirituale. occupying a vast, dark space, the statues are lit to reveal their luminous opacity and distinct sense of perspective. curated by clare lilley, the exhibition reflects the artist’s desire to break down barriers between people and ‘will connect people of many faiths and of no faith’ lilley describes. ‘[plensa’s] sculptures do not impose themselves on these historic spaces; rather they capture and reflect the actual light and shadows within to communicate a metaphorical language. both visually stunning and intimate, they draw our attention to a world where migration and difference challenge civilized behavior’. …………………………………………………………………………………………………………. San Giorgio Maggiore→S.Marco16:34着(2番に乗換え16:37発)すると、San Giorgio Maggioreに寄ってPile Rome に向かいました。S.Marcoに戻る必要はなかったということです。 Pile Roma19:20着 ホテルに戻って部屋で夕食。(18:00~18:40) 7月3日(金)5日目 起床7:00 ホテルの朝食8:15~9:00 今日もインターネット接続失敗。ホテル出発9:45 ホテル別館前の水上バス停Romaから6番リド島行きに乗船(10:00発)→LIDO島10:38着。海岸に向かって歩く途中、日本語で呼び止められて、community“Lautari”に署名と寄付。 ![]() ![]() リド島東岸Spiggia liberaスピアッジャ・ビーベラ(市営無料海水浴場)11:00~11:30 ![]() ![]() すぐ隣の砂浜は、ヴィスコンティの映画「ベニスに死す」に登場するような着替えや休息用の小屋が立ち並び、歴史を感じさせるリゾート地の面影十分です。11:30~11:50 ![]() ![]() モノレールの橋脚に蔦植物が絡んでいます。水上バスLIDO駅までの帰り道で、メロン味のジェラートを食べながら休憩。LIDO12:22発→Roma(バスターミナル側)12:52着 ホテル別館にビエンナーレのチケットを取りに戻って再出発13:20 ホテル別館前の水上バス駅Roma13:35発→Arsenaleアルセナーレ14:05着 ヴェネチア・ビエンナーレのもう一つのメイン会場であるアルセナーレでは、独自のパビリオンを持たない国々の展示が開催されています。実はこのアルセナーレはヴェネチア共和国時代からの当時最新鋭の造船所でした。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() アルセナーレ会場は迷路のようで予想以上に広い会場でした。14:15~15:25 会場内のレルトランで休憩。サンドイッチ、パインジュース、オレンジジュース、カップケーキでティーブレイク 15:25~15:40 もう一度、16:10ごろまで各国の作品を観て回りましたが沢山見落としました。往路と同じように水上バスでArsenale→Romaホテル到着は17:00。イタリアに来て初めて小雨が降りましたが、本降りにならずに止みました。 7月4日 (土) 6日目 起床6:20 ホテルの朝食7:40~8;30 ホテル出発9:00 バスターミナル近くのインフォメーションでビエンナーレ音楽部門について尋ねたところ9月頃から開催だそうです。 ![]() ![]() イタリアの植物は日本の植物に近くて馴染みやすいのですが、見慣れないこの植物は何でしょうか? ホテル前の橋を歩いて渡ってサンタ・ルチア駅前の水上乗合バス停から水上バスに乗船9:30したところ、検札の女性が回ってきて私達の切符をチェックしました。7月2日にタバコ屋で水上バス3日間チケット2人分を購入したけれども、私のチケットは行方不明、夫のチケットを検札器でチェックしたところ古い乗船券だからと言われて、乗船代金7.5€+ペナルティー代金60€の二人分で135€も請求されて支払いました。とんだハプニングでした。 ![]() ![]() アカデミア橋で船を降りてChiesa Di San Vidal(教会)に行き、コンサート「INTERPRETI VENEZIANI」CONCERTOのチケットを購入。10:30 ![]() ![]() ![]() それは八木マリヨの作品でした。 その内側の造形は日本人の繊細さと粘り強さを感じました。 奥の入口に進み、この美術館(元銀行の建物)に入館、鑑賞。 10:40~11:30 ![]() ![]() 2階はガラス作家の作品展示 ![]() ![]() 3階はバイオテクノロジーの種、植物、鶏の写真を展示 ![]() ![]() ![]() 街の歴史を感じる古い建物でビエンナーレ関係のアート作品が展示されています ![]() ![]() ![]() ![]() 3か所ほど観て回りました。11:55~13:00 ![]() Santa Maria della Salute サンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会 14:15 ![]() ![]() 15世紀に船荷の荷揚げ場だった「海の税関」を日本人建築家・安藤忠雄が古い建物の構造を生かしながら改装した美術館に入館(15:10~15:50休憩後~16:40) ![]() ![]() ![]() 元永定正のエネルギッシュな作品がこの会場に似合っています。 ![]() ![]() ![]() ![]() グッゲンハイム美術館の前庭で1時間休憩(17:00~18:00)夕食はイタリアンレストランでサラダ、トマトスパゲッティ、パン、ビール、ジンジャーエール(18:50~19:30) 散策してからコンサート会場に入場(20:30)もうすでに多くの人々が着席していました。ヴェネツィア室内合奏団の演奏で曲目はヴィバルディーの四季でした。軽快に感じた演奏は編曲か即興か? バイオリンの音色は心地良く聴きましたが、カジュアルなイタリア風?の音楽会なのか演奏者の服装が黒の薄いTシャツなのにビックリしました。 ![]() 音楽会終了後、時間が遅いので大急ぎでアカデミア橋から乗船したところ反対方向に進み、お蔭で素晴らしいサンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会の夜景が見られました。慌てて次のサンマルコ広場で下船。再度乗りなおして22:46→ホテル前のRoma23:20着。ホテル別館到着23:25 夫はコンサート会場にカメラを置き忘れたようです。洗濯、シャワー、パソコン整理して就寝1:20。 7月5日 (日) 7日目 起床7:50 ホテルの朝食8:50~9:40 カメラの落し物が無かったかをホテルのフロントから教会に尋ねてもらったら、無事に保管されていました。良かったです。 ![]() ![]() サンタルチア駅で乗車券(電車TRENITALIA 6日サンタルチア駅→ヴォルツァーノ駅1回乗換え2人分)を購入。混雑していて約1時間かかりました。11:00~12:00 夫は昨日置き忘れたカメラの受け取りとヴェネツィア観光に、私はショッピングにと、今日は別行動です。サンタルチア駅内の店Desigualでベージュのパンツ、赤半袖Tシャツを購入。その隣の雑貨店でお土産小物を購入。MANGO BARCELONAで紺ノースリーブヴェストとグレーノースリーブヴェストを購入。ホテル別館に戻って一人で昼食12:45~13:15。明日からヴォルツァーノ行き(2泊3日)の準備とスーツケースパッキング、パソコンの整理。夫が18:20頃にホテルの部屋に戻ってきて、シャワーを浴びて休憩後一緒に外出。 サンタルチア駅で乗車券(電車TRENITALIA 8日ベネツィア→フィレンツェ2人分)を購入。 ![]() ![]() ![]() ホテルの対岸のレストランで夕食。ピザ、ムール貝、ビール、オレンジジュース20:00~20:40。 ホテル別館に戻り整理して、明日の朝は早いので就寝。10:30 7月6日 (月) 8日目 起床5:00 部屋で軽い朝食。スーツケース2個をホテルに預けてチェックアウト6:15. ![]() 朝日を眺めながらサンタ・ルチア駅に到着6:25 電車≪TRENITALLIA≫ VENZIA S. LUCIAベネツィア・サンタ・ルチア7:12発 ![]() 車窓からの風景はトウモロコシ畑が続きます→VEPONA PORTA NUOVベローナ8:35着(乗換え9:04発)→車内アナウンスはイタリア語、英語、ドイツ語の三カ国語→ヴォルツァーノ10:31着。駅からホテル捜しに手間取ります。 ![]() ![]() 何人かに尋ねてやっとホテルに到着11:15 ホテル玄関の壁面にHOTEL CITTAと小さい表示なので遠くからは分かりにくいです。Room427 一休みしてからホテル出発12:00 ![]() ![]() 天気が良く遠くの山並みまで良く見えます。乗車時間は13分で、外の風景を楽しめます。 ![]() ![]() ロープウエイ駅付近はホテル街で、その道端で見つけた小花。 ![]() ![]() またロープウエイに乗って麓まで降ります。13:33発→13:46着 遅い昼食はサンドイッチ、ビール、オレンジジュースです。13:50~14:15 インフォメーションで明日のドロミテ街道行きの方法を尋ねると「電車・電車・バスの2回乗換えで、乗り継ぎ時間は5分、5分」と聞くと乗換えが難しくないかと心配になりますが、行くことになりました。ボルツァーノ駅で明日のドロミテ行きの乗車券と、8日のボルツァーノ駅からサンタ・ルチア駅行きの乗車券を購入。 ![]() ![]() ボルツァーノ駅から緑の公園を抜けたヴァルター広場Piazza Waltherが町の中です。 ![]() ![]() ドゥオーモは、色タイルの屋根がドイツ的な、ロマネスク・ゴシック様式。この教会で、珍しく日本人観光客数人に出会いました。ホテルに戻って休憩16:25 ![]() ![]() 再度ホテルを出発して、イタリア語の道案内の意味を想像しながら右に、左にと散策。観光客が少なくて、落ち着いた素敵な街並みです。18:30~19:00 夕食はホテルチッタの1階テラスでカツオのサラダ、オムレツ、ビール、オレンジジュース19:00~20:30 ホテルに戻って洗濯、シャワー、パソコン整理して就寝11:30。 7月7日(火)9日目 昨夜(0:30頃?)突然自分の悲鳴で飛び起きました。横で寝ていた夫は私の声で目覚めて「トミエが急に起き上がって、ベッドの上に座っていた」と説明してくれました。私は何か訳が分からず心臓がドキドキして恐かったことだけ覚えています。寝苦しい夜が明けて起床6:00。 ホテルの朝食7:00~7:35 ホテルを出発7:40 Bolzano Bozenボルツァーノ駅8:01に乗車。車窓からは、トウモロコシ畑と段々畑の中に点在する家々、そして遠くに山並みが見えます。車内は広く空席も多くて快適です。1回目の乗換駅Franzensfesteフランツェスフェステ8:44着(乗換え8:50発)→2回目の乗換駅Toblachトブラック10:05着(バスに乗換え10:10発) バスの窓からは、カラマツ林の向こうの山々が迫ってきます→Cortina d’Apezzoコルティナ・ダンペッツオ10:55着 (標高1225m)コルティナ・ダンペッツオはドロミテアルプス東側の観光拠点です。1956年、当地で開かれた冬季オリンピックで、猪谷千春が日本人として初めてのメダル(銀)を獲得したことで有名です。 ![]() コルティナ・ダンペッツオの市街地からファローリアロープウェイFunivia Faloriaに乗車11:30→中間駅→ロープウエイ頂上駅まで約10分 標高2123mの広場に到着。 山の風景に誘われてハイキングに出発しました。 ![]() ![]() 盆地に市街地が広がっています。 ![]() ![]() ![]() ![]() ドロミテ山塊の素晴らしい眺望が広がる山道を散策して生き返ります。途中でサンドイッチを食べている時に、一人歩きのチェコ人女性に出会って話をしました。彼女は日本食に大変興味を持っていて「ハト麦、わかめ、小豆、梅干し、そしてとくに味噌スープを毎日少しずつ食べて健康を保っている。今の当地の若者は体に良くないものを食べて太り過ぎの人たちが増えている。日本食は健康的で良い」と日本食ビイキでした。 ![]() ![]() 彼女の夫は鎖の張っている危険なコースに挑戦中だけど、彼女は怖いからロープウエイで上がってきて、ここで待ち合わせしていると説明して、私達二人を記念撮影してくれました。 ![]() この地図の24Aを越えた辺りまで散策し、往路を戻りました。 下りのロープウエイ13:30に乗って麓に降ります。この辺りはロッジ風のホテルが立ち並んでいて、 木陰でしばらく休憩してから往路と同じコースで帰ります。Cortina d’Apezzo15:05発→バス→Toblach15:45着(乗換え15:55発)→電車→Franzensfeste17:10着(乗換え17:15発)→電車→Bolzano Bozen17:59着 ![]() ![]() 帰りの電車は地元の小学生団体と一緒になり賑やかで楽しかったです。窓の外はぶどう畑?が続きます。 天気も上々で見晴らしもよく、遠くのドロミテ山塊を見ながら山歩きも出来て満足の一日でした。心配していた乗換えも、乗車員に尋ねて乗客に尋ねてスケジュール通りに進みましたが、二人とも何処かに帽子を置き忘れてきました。夕食は、昨夜と同じくHOTEL CITTAのテラスで牛肉サラダ、リゾット、ビール、オレンジジュース、パン、コーヒー。18:40~19:30 夕暮れ時、広場前のドゥオーモからは鐘の音が鳴り響き、昼間の暑さも和らいで心地いい風が吹いています。山を眺めながらゆったりとした時間が流れ、落ち着いた夕暮れ時を過ごしました。今日もハトとスズメにパンをあげて一日は終了。ホテルに帰ってシャワー、パソコン整理して就寝10:40 7月8日(水)10日目 起床6:00.突然の大きな音は雷鳴と激しい雨音でした。 ホテルの朝食7:00~7:35 チェックアウトしてホテルを出発8:00 今日は移動日です。 Bolzano Bozen駅8:31発→列車の故障で9:45頃にRove駅で後続の電車に乗換えて、10:14にベローナ到着予定が遅れて11:00頃に到着。乗り継いで10:59発(8分遅れて11:07発)→VENZIA S. LUCIA12:13着。駅近くで飲み物を買って昼食用に手作りサンドイッチを食べました。フィレンツェ行きの電車18:25発を14:35発に買い替えて、VENZIA S. LUCIA駅から乗車。 ![]() インフォメーションに立ち寄ってからホテル・リボリに到着17:10頃。 ![]() ![]() ![]() ![]() 15世紀の修道院を改装した☆☆☆☆ホテル・リヴォリHotel Rivoliに今日から6泊です。2年前にこのホテルに泊まった貞弘さんのお薦めでここに決めました。ホテルの玄関は小さくシンプルですが一歩中に入ると、落ち着いた空間が広がり格調高い雰囲気に包まれます。客室を囲む中庭は緑と日差しが気持ち良い空間が広がり、ジャグジーも設置されています。部屋も良い雰囲気です。 ![]() ホテルを出発19:15 すぐ近くのサンタ・マリア・ノヴェッラ広場に行くと、音楽ライブを聴く人達が集まって楽しそうに賑わっていました。 ![]() ![]() 夕暮れを眺めながら広場前のGRILLO RISTORANTE-PIZZERIAで夕食。ピザ、ビール、オレンジジュース20:00~20:40。 ホテルに戻って先ず入浴です。日本を出国して以来12日ぶりにバスタブに入り心身ともにリラックスして今夜は熟睡できそうです。就寝23:00 7月9日(木)11日目 起床6:40 ホテルの朝食7:15~8:00 ホテル出発8:10 ![]() ![]() ドゥオーモに到着8:30 開館30分前ですが、すでに入館者の長い列が伸びています。 ![]() ![]() シニョリーア広場に向かって歩くとヴェッキオ宮に到着。 ![]() ![]() ![]() ウッフィツィ美術館(2番窓口)でフィレンツェカード(予約なしでも切符売り場の行列に並ぶことなく美術・博物館のほか、バスなどの公共交通機関やWi-Fiが利用でき、72時間有効で、72€)を購入後、入館します。 ![]() ![]() ![]() ![]() 今までに何度も印刷物などで目にしている「春」。その原画を見た時に、想像していた絵と目の前にある原画との違いを感じました。原画に大きく感動した時は「やっぱり原画は素晴らしい!」と納得して落ち着くのですが、「春」に限らず本物と対面した時に違和感が生じるのは、様々な理由があるのだと思います。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() イタリアルネサンス絵画で有名なウッフィツィ美術館 (Galleria degli Uffizi) は、1591年より部分的に公開されており、近代式の美術館としてヨーロッパ最古のものの1つです。トスカーナ方言であるUffiziは英単語officeの語源になりました。メディチ家歴代の美術コレクションを収蔵する美術館で、展示物は2,500点にのぼり、古代ギリシア、古代ローマ時代の彫刻から、ボッティチェリ、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロらイタリアルネサンスの巨匠の絵画を中心に、それ以前のゴシック時代、以後のバロック、ロココなどの絵画が系統的に展示されています。ウッフィツィ美術館滞在は9:30~11:40 ウッフィツィ美術館を出てシニョリーア広場に戻ると、各国の観光客でとても混雑していて中国語も飛び交っていました。ヴェッキオ宮に入館12:00。 ![]() 五百人広間(2階) ![]() コジモ一世とその妻デレオノーラの住居(3階) ![]() ![]() ヴェッキオ宮の塔入口13:00 細い石の階段を踏みしめながら塔の上まで登りました。 ![]() ヴェッキオ宮の塔から眺めるフィレンツェの古い街並みは、山に囲まれアルノ川も流れていて「イタリアの京都」のようです。 ![]() ベッキオ橋を渡ってサンタ・フェリチタ教会前の広場で鳩とスズメと一緒に昼食14:10~14:30。 ![]() ![]() サンタ・フェリチタ教会に入場。14:30~15:30 小高い場所なのでフィレンツェの街の風景が良く見えるのですが、時折強風か吹き砂が舞い上がります。 とても広くて暑さに負けて大切な絵を見落としたようです。入口近くの建物で服装の展示を観て退場。帰路にベッキオ橋近くのコナード(スーパー)で夕食材を購入。帰り道の途中、ジェラートカップ入りを食べて、ベッキオ橋近くからミニバスに乗ると(16:35)大通りは大渋滞。フィレンツェ中央駅で下車してホテルに戻りました。17:20 洗濯と入浴17:30~19:00.ホテルでゆっくり夕食19:00~ 就寝23:00 7月10日(金)12日目 部屋のエアコンが故障して冷房が利かないので、ホテルのフロントに連絡してエアコンの調整をお願いしました。起床6:40 ホテルの朝食7:40~8:30 ![]() ![]() フィレンッエカードを使ってLI GRANDE MU DEL DOUMOに入場。9:45 入口看板の「CUPOLA」(円天蓋)の表示を確認していませんでした。 ![]() ![]() いきなり、石造りの狭い長い螺旋階段を昇り始めて10数分後に、丸天井の壁画が良く見える所で写真撮影。ぐるりとほぼ一周しました。途中、下も見下ろせます。 ![]() ![]() ここから降りるのかと思ったら、そこからさらに上りの石段が続きます。またさらに上の石段は対面通行で狭い階段の途中で渋滞したりで、これはかなりキツイです。 ![]() ![]() 譲り合いながら最上部に到着10:30 フィレンツェの街並みが360°見晴らせます。写生している学生たちの横で心地よい風に吹かれてから、また石の狭い階段を下ります。 ![]() 地上に降りた場所は先程の入口とは反対側でした。11:00 ベンチで休憩します(ケーキと飲み物) ![]() ![]() ドゥオーモのすぐ近くの画材屋ZECCHIゼッキを捜して到着。テンペラ画を描いている日本画家の竹内淳子さんに頼まれたTerraVerde(テールヴェルト)という緑系の絵の具を買いました。 帰り道の途中、美術館の中庭で昼食(手作りサンドイッチ)。その後、気に入った服を見つけて買おうと財布を捜したところありません。落としたのですね!! 夫のカードで服の代金を支払ってから、もと来た道を画材店まで戻り、財布の事を尋ねましたがやはりありません。お財布の中身は、€現金、フィレンツェカード、ホテルのカード、クレジットカードなどです。カード会社に連絡して、日本時間は21時過ぎで受付時間外でしたが、カード使用ストップ手続きを完了しました。 ![]() ![]() ![]() マリノマリーニ美術館に入館 ![]() ![]() ![]() サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局S.M.Novella薬局は大勢の観光客で大変賑わっています。 ![]() 夕食のレストランは地球の歩き方に載っているチェントポーヴェリに行きました。客は誰も居なくて静かですが、私達はこの店に幸運をもたらす招き猫ですよ! アスパラガスとレモン味のサラダ、トマト味スパゲティ、ビール、オレンジジュース。19:10~19:40 私達が帰る時は、この店はほぼ満席になっていました。食事に付いてくるパンはいつも食べきれないので持ち帰り、サンタマリアノヴェッラ広場の鳩とスズメにパンをあげました。20:20にホテルに戻り、入浴、パソコン整理して就寝23:00 7月11日(土)13日目 起床6:30 ホテルの朝食7:10~8:00 ホテル出発8:30 フィレンッエカードを二人で一枚持ってバスターミナルから6B番のバスに乗ってサンマルコ広場で下車。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() サンマルコ美術館を観賞(9:20~10:10)観光客は少なく心地いい美術館でゆっくり過ごしました。二階へあがる階段の下からフラ・アンジェリコ作「受胎告知」の絵が迎えてくれます。階段を上がりながら絵が近づく具合がとても良いです。廊下に面して両側に小部屋が幾つも続きます。各室には小さな窓一つと、壁に大きめの絵が掛かっています。これらが僧房でしょうか? サンマルコ美術館を出てすぐに、夫がカメラを置き忘れたことに気が付き、再入場して見つけて無事にカメラは戻ってきました。2回目ですが良かったです。 サンマルコ広場で休憩後、アカデミア美術館に向かったところ、入口には長い行列(一時間半くらい待ちか?)が伸びていました。 ![]() ![]() 待ち時間に「捨て子養育院美術館」に入館しましたが(10:50~11:15)大工事中で絵画は見られません。中庭の「白い布を巻いた幼児像の陶板メダル」が見られただけです。サンドイッチを食べて11:30まで休憩。 ![]() もう一度、アカデミア美術館に戻ったところ先程より行列は伸びていました。そこへ、係員風の女性が近づいてきて、「こっち、こっち、」と短い列に並ばせてくれました。「ここで22、5€のチケットを買えます」というのですが、本には入館料は6.5€と書いていると言うと、「この列は、待たなくて早く入館できるので特別割増手数料金です」ということでした。フィレンツェカードを落としたことが悔やまれます。入館は12:00~13:20 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ミケランジェロ作「ダヴィデ像」の前は写真撮影の人混みで大変。私も前から、横から、後ろからと撮影。ダヴィデ像のオリジナルは想像以上に大きい像でした。 ![]() ![]() 天使がキリストの流れる血をお皿に受けています。 ![]() アップライトのチェンバロを初めて見ました。 アカデミア美術館を観終わって、サンマルコ広場より32番のバスでバスターミナルに戻ります。 ![]() ![]() ![]() サンタ・マリア・ノヴェッラ教会に入館 13:50~14:30 日本語で話しかけてくるスタッフにホッとします。 ホテルに戻って休憩後、再びホテル出発15:30 ![]() ![]() メディチ家礼拝堂15:45~16:00 ![]() ![]() サン・ロレンツォ教会(16:00~16:40) 余計な装飾を排し清澄なデザインで落ち着ける空間です。 両替所で円から€に両替(レイトは1€=148.6円) ホテルに戻り17:30 休憩後、ホテル出発19:00。ノヴェッラ広場からBanchi(バンキ)通りを東に入ってすぐのラーメン店・番気で夕食です。(醤油ラーメン、餃子、ウーロン茶)イタリアに来て初めておハシで食べる食事でした。 ノヴェッラ広場に戻り19:45、昨日と同じく鳩とスズメにパンを上げますが、昨日ほど盛り上がらずに終了。ホテルに戻って20:30洗濯、入浴後にティータイム(チーズ、クッキー、オレンジ)パソコン整理して就寝11:45 7月12日(日)14日目 起床7:35 ホテルの朝食8:45~9:15 ![]() ホテル出発8:40 フィレンツェカードを一枚持ってバスターミナルから37番のバスに乗ってアルノ川を渡り、サンタ・マリア・デル・カルミネ教会近くのバス停で下車。10:20 すぐにその教会を見つけたのに正面が教会らしくない建物だったので、少し離れたところに見える円天蓋(クーポラ)に向かって歩いて行くとアルノ川に面した、別のS.Fediano教会に辿りつきました。 ![]() ![]() 地元の人に尋ねて、先ほどのサンタ・マリア・デル・カルミネ教会に到着10:55、教会の内部を拝観。 ![]() ![]() ![]() 高齢の神父さん 隣接する美術館は13:00から開場だと聞き、また戻ってくることにしました。 待ち時間に近くのサント・スピリト教会に向かい、その教会前の噴水広場で手作りサンドイッチを食べました。11:00~11:35 ![]() ![]() サント・スピリト教会を拝観11:35~12:00 ここでミケランジェロによる木製の「十字架像」を観ました。(これだけが写真撮影禁止) ![]() ![]() 隣接するサント・スピリト教会美術館に入館12:00~12:30 オルカーニャ作「最後の晩餐」を観ました。 サンタ・マリア・デル・カルミネ教会美術館に戻って入館13:10~13:40 この美術館のチケット売り場に夫のカメラが置いてあるのを夫が発見。サンタ・マリア・デル・カルミネ教会に忘れたカメラをこのチケット売り場に置いてあることが不思議なのですが、カメラが戻ってきて本当に良かったです。カメラを受け取るために入館したような美術館でした。 帰りはアルノ川に架かる橋を渡って歩いて帰りました。ホテル到着は14:20 休憩。パソコン内の写真整理。30分昼寝休息後、ホテル出発19:00 ![]() 貞弘さんおすすめのレストラン・ブーカマリオに行くと行列ができていました。予約客で満席なので、明日19:00に予約しました。 ![]() ![]() 夫が見つけた中華料理店に行き、大変混雑していて少し待ってBeef Noodle牛肉面(八角の香り付き煮込み肉、チンゲン菜、人参、煮大根、醤油味スープ)を食べました。 ノヴェッラ教会前の石階段に寝転ぶと岩盤浴のように暖かいです。40度くらいあるでしょうか?全身に昼間の暑さが戻ってきました。午後の8時を過ぎても辺りは明るく、夕暮れ前の黄昏時の空はけだるく美しいです。今日もノヴェッラ広場で鳩とスズメにパンをあげて、ホテルに戻りました。20:45 ティータイム、洗濯、入浴などを済ませ、もう5泊目になるとこの街に慣れてきてフィレンツェで暮らしている気分になれて嬉しいです。就寝0:00 7月13日(月)15日目 ノヴェッラ教会の鐘の音で目覚めて起床7:30 ホテルの朝食8:00~8:50 ホテル出発9:15 ![]() ホテルの近くから12番のバスに乗車9:52 アルノ川を渡って街の南東方向にバスが走るとプラタナスの並木道が続き、緑が多くなります。小高い丘のミケランジェロ広場で下車10:25 ![]() 中央にミケランジェロの大きな「ダヴィデ像」(レプリカ)が立っています。 ![]() ![]() フィレンツェの街を一望。 ![]() ![]() そこから少し登った所にサン・サルヴァトーレ・アル・モンテ教会。 ![]() ![]() ![]() さらに少し登るとサン・ミニアート・アル・モンテ教会があります。いずれも素晴らしい教会です。 ![]() ![]() 帰りはミケランジェロ広場から12番バスに乗車12:04。フィレンツェの街をぐるりと一周してフィレンツェ中央駅に到着。ホテルの位置が便利な所なので戻って部屋で昼食後、ゆっくり休憩して出発14:00 ![]() ![]() ドゥオーモに行く途中の洋品店で夫のシャツ(赤とチャコールグレーのチェック)を購入。通り慣れた道をぶらぶら散歩してホテルに戻ります。 ![]() ![]() ![]() 小牛のロース 豆の煮込みスープ ![]() ![]() 黒鯛を目の前で食べやすいように骨を取り除いてくれます。 ![]() 7月14日(火)16日目 起床6:00 散歩6:15~6:45 ![]() ![]() ![]() 朝のノヴェッラ広場は人影も少なく爽やかです。 覚えたイタリア語はBUONGIORNOとGRAZIEの2語だけですが、イタリ旅行の収穫は山盛り一杯です。 ホテルの朝食7:00~7:50 チェックアウト後ホテル出発8:45 ホテルからタクシーでフィレンツェの空港到着 FLORANCE/PERETOLA 11:20発 KL1640/L AMSTERDAM /SCHIKHOL AIRPORT 13:30着 アムステルダム空港での乗り継ぎ時間が1時間10分しかなく、搭乗ゲートE22まで急ぎ足で走ったのが応えたのか夫はお腹が痛くなりました。これは大変! AMSTERDAM /SCHIKHOL AIRPORT 14:40発 KL867 所要時間は10時間45分 何事もなく、寝ている間に帰国しました。 7月15日(水)17日目 OSAKA/KANSAI 08:35着→関西空港駅9:46発→大阪駅11:07着(乗換え11:25発) 無事自宅に到着すると、また海外旅行に行きたくなるのはなぜでしょう。 スポンサーサイト
08/07 12:15 | 旅行 |