美術作家 三橋登美栄
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桂離宮 2015.1.27
JR膳所駅7:18発→京都駅前・京阪京都交通28号A 7:51発→桂離宮前下車8:10頃→桂離宮到着8:25頃→桂離宮参観9:00~10:00→隆兵そば11:00~12:00過ぎ→帰宅 …………………………………………………………………………………………………. 桂離宮は後陽成(ごようぜい)天皇の異母弟である八条宮智仁(としひと)親王(1579~1629)とその息子の智忠(としただ)親王(1619~62)によって造営されました。離宮とは,皇居以外に設けられた宮殿のことで,京都に現在残っている離宮は,桂離宮と修学院離宮の2つです。江戸時代には「山荘」や「別業」「茶屋」などと呼ばれていましたが,明治維新以後,岩倉具視(1825~83)が発案した京都保存政策の一環として,建物が宮内省の管轄下に置かれ,離宮という名称が正式に使用されるようになりました。 ![]() 離宮参観入口より手入れが行き届いた清々しい敷地に入ります。8:40より受付開始、待合所で桂離宮の歴史と概説をビデオで見てから参観します。 ![]() 写真中央の表門は桂離宮の正門で離宮の北側にあります。特別の場合以外は開けられることは無く、普段の出入りは向かって右手、穂垣(ほがき)に沿いながら少し右側に回り込んだ所にある黒御門が使用されています。 ![]() 表門の少し奥にある御幸門は茅葺切妻屋根を棈(あべまき)の自然木が支えています。傘を差した後ろ姿のお二人(珠子さんと貞子さん)とご一緒しました。 ![]() 菰(こも)巻のソテツ。帽子のようなトップの飾りが可愛い菰の巻き方は見事です。 ![]() 松琴亭は、桂離宮で最も格の高い茅葺入母屋造りの茶室です。遠州好みの八窓の囲いで、松琴亭外観は東、北、西の三方から眺めるとそれぞれに異なる風景が楽しめます。 ![]() 一の間の床や襖の青と白の市松模様は大胆かつ柔軟な発想と創意によるもので、そのデザインは現代になおいきいきと相通ずる斬新さを感じます。 ![]() ![]() 雨に濡れて滑りそうな飛び石ですが、黒、緑、茶と色濃く輝き、晴天には見られない美しさです。 ![]() 小雨の降る中、庭師の手入れの手は止まりません。 ![]() 複雑に入り組む汀線をもつ池に周りの風景が映り込みます。 ![]() 大きな雫が光る紅梅の蕾は開花間近です。 ![]() 桂離宮の中枢をなす書院群は、東から古書院、中書院、楽器の間、新御殿と雁行形に連なって立ち並んでいます。 ![]() 笑意軒は田舎家風の茶室で、茅葺寄棟造りの屋根に杮葺きの廂を付けた間口の長い建物です。内部は襖で区切られますが天井は一つのつながりをもっているので、室内は広く感じます。 ![]() 園林堂は本瓦葺宝形造り屋根の持仏堂です。今は安置されているものはなく建物だけが残っています。 ![]() ノキシノブからこの離宮の歴史を偲び、約1時間の参観を終えました。 桂離宮の近くに、こだわりの蕎麦と料理で知られている「隆兵そば」があります。蕎麦に興味を持ち「日本の料理」を提供しようと10年位前に開店されました。店主の生家は桂川の橋のたもとに古くからある「まんじゅう屋・中村軒」です。中村軒から予約の電話を入れて頂きました。 ![]() 先付 竹籠五種盛り(塩味でお蕎麦を頂きます) ![]() ![]() 盛りそば(焙煎荒挽き10割そば) そばつゆ ![]() ![]() 鰻の飯蒸し 蕎麦のキャラメルとパンナコッタ、オレンジ 私たち3人は素敵に美味しい時間を過ごして、お二人とは京都駅でお別れしました。 次は、修学院離宮をご一緒できるのかな? スポンサーサイト
02/03 13:48 | 日々 |