美術作家 三橋登美栄
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ギャラリー揺シリーズ企画「在ルコト」その5
まつもとやすこ展―かさねる かさなる―(2014.10.21~11.2)を終えて <展示作品> 1 在ルコト 2 かさねる かさなるーまるー 3 かさなるーときー 4 かさなる かさねるーしかくー 5 かさねるーあそぶー ![]() 展覧会場 ![]() 作品「在ルコト」(新聞紙 蝋 虫ピン) ![]() 作品「かさねる かさなるーまるー」壁面(和紙 蝋 エチレンボード) ![]() 作品「かさねる かさなるーまるー」床面アップ ![]() 作品「かさねる かさなるーまるー」床面 ![]() 作品「かさなるーときー」(和紙 蝋 ビニールシート ステンレス棒) ステンドグラスの赤色や青色が和紙の隙間から覗きます。 ![]() 和室展示 ![]() 作品「かさねるーあそぶー」1(新聞紙 蝋) 積木崩しのような不安定感が楽しいです。 ![]() 作品「かさねるーあそぶー」2 ハナミズキやヤマボウシの落ち葉が作品と戯れています。 新聞紙アートから、古新聞の利用を思い出しました。 年々インターネット人口が増えるにつれ、30%弱の人が新聞購読しなくなったそうですが、私が子どもの頃は、どこの家庭も新聞を取り、朝刊を読むことから一日が始まりました。読み終わった新聞紙は、タンスの引き出しの中に敷いたり(防虫効果があります)、野菜を包んで保管したりして再利用しました。掲載されている料理レシピを切り抜き、手作り料理本を作りました。面白い記事は切り抜き大切に残しました。子どもと一緒に兜を折ったり、丸めてボールやテルテル坊主を作ったり、男の子に人気の紙鉄砲も作りました。まさに新聞は家庭の必需品でした。 現在、このように古新聞を使用する人は少なくなり、廃品回収されて再生紙にリサイクルされます。 手にする機会がどんどん少なくなる新聞紙に着眼し、蝋をしみこませた立方体を重ねて展示するインスタレーションの展覧会でした。 ![]() 展覧会が終わるころは秋も深まり、ドウダンツツジは鮮やかに紅葉しています。 スポンサーサイト
11/05 00:56 | 展覧会 |