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井出照子陶展(2014.9.30~10.12)を終えて
井出照子陶展(2014.9.30~10.12)を終えて


作品「森羅」 作品「森羅」(手前右)

宇宙に存在する事象は、私たちに多くのことを教えてくれます。それを言葉にするのは難しくても、陶芸作家は陶土に思いを込めて形象で表現します。作品は自然への造詣が深く、黒には無限の色が含まれています。
 
作品「はなしのたねⅠ」
作品「はなしのたねⅠ」(左側) 万華鏡かな?と中を覗くと本人の眼が鏡に映りビックリします。このリアクションから作家と鑑賞者との「はなし」が始まります。

作品「はなしのたねⅡ」
作品「はなしのたねⅡ」(右側) 内蔵されたオルゴールを鳴らすと、懐かしい響きから「はなし」が広がります。

作品「玄海」 作品「玄海」 荒海と言われる玄界灘の高波。

作品「遥Ⅰ」 作品「遥Ⅰ」

和室展示 和室展示

般若心経の色即是空「 この世にあるすべてのもの(色)は,因と縁によって存在しているだけで,固有の本質をもっていない(空)」という仏教の教義について考えてみました。

作品「色即是空」
作品「色即是空」に興味を持ち覗き込む「無心さ」に幸せを感じます。

作品「環Ⅰ」 作品「環Ⅰ」

作品「万象1,2,3」 作品「万象1,2,3」

作品「月下展望」 作品「月下展望」 月待山からの月の出

大樹 作品「大樹」 
木洩れ日に織部釉の白と緑が重なって枝に繋がり、風が揺らぎます。
樹々のささやきを聞き入れて、自然界に仲間入りです。
 
作品「庭石」 作品「庭石」 石のような蓋物      

作品「標」 作品「標」 自然と共鳴する造形物

佐藤誠氏と
NHKラジオ第1「ぼやき川柳」の佐藤誠氏と井出照子さん

私たちに「考える素材」として何処からか(天からですか?)与えられた自然界の森羅万象。
何もなければ私は考えることができません。
目に映る全てのモノから学びたいと思ったのは、今回の井出照子展のおかげです。

井出照子さんの今後のご活躍を楽しみにしています。

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小吹隆文(@kobukitakafumi)|Twitter   10月1日に掲載
ギャラリー揺の「井出照子展」。陶芸。作品の特徴となっている白黒のストライプは、黒い土と白い土の板を重ねた塊をスライスして胴体に貼り付けている。胴体部分のコールタールを塗ったような光沢も特徴。
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最後は、井出照子さんの文章で締めくくらせていただきます。

「展覧会を終えて」
3年連続の秋の個展になりました。はじめはお庭のある元住居空間で小作品を集合させたインスタレーションの様なものをイメージしましたが、先の個展で感じた「作品と環境」についてもう少し考えてみたいと思い今回の個展になりました。一つの作品で部屋の雰囲気が変わり、逆にその置かれている環境によって作品が違った印象になります。作品自体は変わらなのに。
会期中、和室の小作品を移動しました。大きな作品がよりくっきりと見えるのを感じました。また「新羅」を庭に置いて写真を撮ってみました。
和室 

庭

今まで興味のあるものしか見てこなかったのではないか。見ているつもりでも見えていなかったと言う思いがあります。
瀬戸内寂聴さんの本に 「色即是空 空即是色 受想行識 亦復如是」
空は、仏教用語で要するに物体があっても、現象があっても、それを感じる心がなければないのと同じだと。認識するかしないか。とあります。
ほんの少しの注意力と好奇心を深めれば今まで見えていなかったものに気付きそれがまた新たな発想につながるのではないか?と言う考えと日々の暮らしの中で、あらがう事なく自然にまかせて歳を重ねて行くのもまたよしとする思いが共存しています。考える機会と空間を与えて頂いたギャラリー揺樣に感謝です。有り難うございました。 (井出照子)

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10/20 16:34 | 展覧会
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