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瓢亭 2009年7月31日(金)
<<<瓢亭は今から三百年ほど前(元禄中期)南禅寺へお詣りする人びとの休息所(茶店)として庵を結んだのが始まりです。この地はまた、当時東海道の裏街道すじであったところから、京へ上る旅人は、ここで旅衣を更え草鞋を新たにして、三条大橋へ向かったものでした。現在も玄関にある床几・茶つぼ・草鞋などが、その頃の名残りを留めています。天保八年(一八三七年)料亭ののれんをかかげて、懐石料理の高級店として次第に名声を得、近世の文人・頼山陽や明治の元勲・山県有朋らの深く愛するところとなりました。>>> ぐるなび京都版より

初夏の爽やかな風が通り過ぎる頃に『瓢亭の朝がゆ 、食べに行こう!』と近しい女性からのお声かけがあり、私の予てからの望みがやっと叶う思いで、本店の季節料理 夏の「朝がゆ」(期間限定7月1日~8月31日)を7月31日(金)am9:00に予約しました。「お外でご飯」大好きの親しい女性5名が、日頃の雑事を忘れてゆっくり朝食を頂ける嬉しい日です。

瓢亭のこけら葺きの主屋から案内されて土間の左手から庭に入ると、外の暑さは消え、供待腰掛(ともまちこしかけ)の奥には、打ち水された露地に朝日を受けた苔が輝いています。

硝子戸越しの庭

その中を通って、庭の靴脱ぎ石からお部屋に上がると、天井は低く落ち着いてお茶室のような空気を感じます。大きな桟のガラス戸越しに手入れの行き届いた庭を眺めながらいただく「朝がゆ」への期待が膨らみます。


床の間の茶花

奥深い床の間には、季節の茶花(秋海棠、金水引、他)が竹籠に生け込まれています。
ご当主が丹精込めて育てられた花材でしょうか。


梅昆布湯

先ず、梅干し昆布湯がでました。


瓢亭玉子

次に、瓢亭玉子(黄身がトロッとやわらかい半熟鶏卵に醤油味のたれ)、鯛の笹寿司、シシトウ、ゴリ
三つ重ねの瓢箪型の器


瓢箪型三段重器

三つ重ね瓢箪型の器を開けますと、
一段目(左上) ササゲの黒胡麻和え
二段目(右上)グジの解し身、トトロコブ、茗荷
三段目(下右) 穴子の八幡巻、茄子、キヌサヤ、生麩の炊き合わせ
「瓢亭玉子1個は熱いうちに!」と頂いてから写真撮影。 


三番目に椀物 (大きな豆腐 大きな海苔 葱)
(残念なことに、椀物の写真撮影を忘れました)


鮎の塩焼き

四番目にふんわり柔らかい中サイズの鮎の塩焼き 酢レンコン添え
頭から尻尾の先まで全部いただきます。


お粥 �

ふっくらと炊かれた白粥 醤油味の葛あん 香の物



瓢亭の庭 1

瓢亭の庭 2

「お後の方がおられます。」ようで少し急いで1時間余りで「朝がゆ」コースは終了。
食後は、無鄰庵から流れてくる疎水の水や鯉が泳いでいる茶庭の石畳を踏みしめ、江戸時代に思いを馳せながら深い創意工夫を見て廻りました。

瓢亭の外はすっかり陽も昇り酷暑の真夏日ですが、南禅寺境内に足を向け散策しながら帰途につきました。


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08/29 10:12 | 日々
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