美術作家 三橋登美栄
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黒河(くろこ)林道 2014.6.24
第387回「自然と語る会」(参加者18名) …………………………………………………………………………………….. JR石山駅北口(貸切バス)7:30→西武大津店前7:40→湖西道路(R165)→マキノピックランド9:05→黒河林道→黒河峠登山口10:50→三国湿原12:00(昼食)→黒河峠→黒河峠登山口14:15→マキノピックランド15:30→湖岸道路→西武大津店前17:35→帰宅 …………………………………………………………………………………….. 西武大津店前から途中乗車したチャーターバスは湖西道路を北に向かって走りマキノピックランドで小休止。新鮮な野菜を購入しました。 ![]() ![]() 20人乗りの小型バスは林道の道幅を気づかいながらゆっくり走りますが、この先は路肩の弱い所もあり危険というドライバーさんの判断で、全員降りてここからウォーキングを開始します。(9:40) ![]() ![]() ウリハダカエデ ムラサキシキブ ![]() ![]() あちこちの木の幹にケムシがびっしり付いています。木の葉っぱはほとんど食べられて枝と葉脈だけが残っている木もあり、地面を歩いているケムシもいます。こんなに大量発生しているのを見るのは初めてです。 ![]() 「山滴る(やましたたる)」は俳句の夏の季語であり、登山用語でも使われる言葉です。「まるで水が滴りそうなほどに緑が瑞々しく、美しい夏山のようすを表現した季語です。季節ごとに、「山笑う」は春、「山滴る」は夏、「山粧う」は秋、「山眠る」は冬です。「山滴る」の由来は、中国の北宋時代の山水画家“郭熙(かくき)”の著書である『臥遊録(がゆうろく)』からとされています。絵画の極意として書いた文章に、以下のような文章で四季を表しています。春山淡冶(たんや)にして笑うが如く、夏山蒼翠(そうすい)にして滴るが如く、秋山明浄(めいじょう)にして粧うが如く、冬山惨淡(さんたん)として眠るが如く。 ![]() コアジサイの花殻は山の珊瑚ですね。 ![]() 中央分水嶺・高島トレイルの地図 マキノの愛発越(あらちごえ)から今津の山を経て、朽木の三国岳へ至る約80kmに及ぶ道は、水と緑、人のいきかう日本列島の日本海側と太平洋側を区切る中央分水嶺の中央部にあり、東西南北の気候や植生を合わせ持つ類い稀なエリアです。 トレイルを歩けば、あちこちから望むことができる琵琶湖と若狭湾は、このトレイルが中央分水嶺であることを教えてくれます。この高島トレイルは、藪に埋もれていた古道やかつて使われていた山道を活かしたもので、各地で地元の人がこつこつと整備してきた登山道を5町1村の合併とともにつなぎあわせて誕生しました。高島トレイルには、乗鞍岳、三国山、赤坂山、大谷山、大御影山、三重嶽、武奈ヶ嶽、二の谷山、行者山、駒ケ岳、百里ヶ岳、三国峠、三国岳といった山々があります。 ![]() 赤坂山歩道入口 ![]() ![]() ツルアリドオシ 林道に出ます ![]() ![]() ギンリョウソウ 赤坂山3.0kmの表示 ![]() コアジサイ1 ![]() ![]() コアジサイ2 ササユリ1 ![]() 琵琶湖を望む ![]() コアジサイ4 ![]() 伊吹山を望む ![]() 両側にコアジサイ ![]() ![]() ![]() キンコウカの木道を見て、以前にここに来たことをやっと思い出しました。 ![]() ![]() ササユリ2 コツクバネウツギ ![]() ![]() キンコウカ2 キンコウカ3 ![]() ![]() モウセンゴケ ヤマボウシ ![]() ![]() 黒河峠 青空にウリハダカエデ ![]() 中央分水嶺・高島トレイルの地図の処に戻ってきました。 ![]() ヤマブキショウマとヤマアジサイ 昼食を食べている時は脚にケムシが付いてキャ~ッ! 帰り道では頭の小さい70~80cm位のスマートな蛇と目が合ってキャ~ッ!と悲鳴を上げてお騒がせしましたが、この辺りの山道は両側にコアジサイが咲き乱れ、優しい香りに包まれながら自然の美しさを堪能しました。 スポンサーサイト
06/27 12:33 | 山歩き |