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花の百名山「白山」 2009年7月21日~23日
白山を代表する高山植物・クロユリ(黒百合) 別名:ミヤマクロユリ
クロユリ

「自然と語る会」20周年記念花の百名山「白山」観察会に参加しました。
この会は自然と語ることが大好きな中高年の観察・山歩きグループです。
小学生2人と若者2人の参加で総勢19名になり、会員は若返った3日間でした。
== 行程 ==
一日目 7月21日(火) (チャーターバス) JR石山駅→敦賀IC→福井北IC→別当出合→別当出合登山口→中飯場→甚之助避難小屋→南竜分岐→南竜山荘(泊)
二日目 7月22日(水) 南竜山荘→展望歩道→室堂センター→御前峰→お池めぐり→エコーライン→南竜山荘(泊)
三日目 7月23日(水) 南竜山荘→南竜分岐→甚之助避難小屋→中飯場→別当出合登山口
(チャーターバス)  別当出合→白峰温泉 ホテル八鵬→福井北IC→敦賀IC→JR石山駅


一日目(21日)
普段は朝日が高く昇ってから起きる朝寝坊型なのに、山へ行く日はam4:30起床。久しぶりに夜明け前の暗い静けさを味わいました。
JR石山駅をam6:00出発のチャーターバスに義仲寺前(西武大津店前)バス停から途中乗車。
(28人乗りバスに19人乗車なので楽々です)
敦賀インターから高速道路に入り福井北インターで降りてからは、どの道を走ったのかよく分かりませんが、ノリウツギの白い穂状の花々が見え始めてくる頃から山道に変わり、これから行く白山の花々を想像して期待が膨らみます。
いよいよ別当出合から登り始めるのですが、天気予報通り雨降りなのでレインコートを着て、大きな重いリュックを背負って、雨傘をさして、バス駐車場をam10:55に出発。am11:15に別当出合センター(1260m)で水分補給して、別当谷に架かる吊り橋を渡りました。少し登ると少し暗い茂みにオオウバユリの大きな花が雨にも負けず見事に咲いていました。
オオウバユリ


あちらこちらと可憐な花が目につくようになるとカメラが濡れるのもかまわず撮影しました。
雨に濡れるセンジュガンピ(千手岩非)の白い花が可憐。
センジュガンピ

右手に流れ落ちる不動滝を眺めながら大きな石の階段を登りました。
崩壊が進む谷では大規模な砂防工事が行われていました。
不動滝

時折激しく降る雨の中をヨロヨロと歩きながら、中飯場経由でやっと甚之助避難小屋(1975m)に到着。
小屋の中は仲間の顔がはっきり見えないくらい薄暗く、疲れた私は床に置いてある湿気た毛布をかぶり寝ころんで休息を取ると少し体が楽になりましたが、しばらくの間皆さんを待たせてしまいました。
pm5:00前に南竜山荘に到着。全身ドボドボでも入浴は出来ず、手早く着替えて夕食を済ませてからがまた大変!一部屋に19人とリュックが重なり合いながら、明日の持ち物整理と寝る準備が始まります。山小屋に慣れた人は手順よく事が運びますが、のろまな私は整理出来ないままpm8:00消灯になりました。隣の人の顔か頭か足か分かりませんがとても近くて窮屈で寝にくいのですが、我らがリーダー山女の寝入りは素晴らしく早い!そして数分後にはあちらこちらからイビキの合唱が始まりました。
南竜山荘


二日目(22日)
am5:00起床。とびっきり冷たい水道水で石鹸無しの洗顔後、朝食。
とても嬉しいことに、今日は雨が上がりました。
昨日は雨の中を修行のような辛い登山を体験したので、多少曇っていても雨さえ降らなければ上々です。昼食用弁当をリュックに詰めて室堂平を目指して登りました。
花被片は反り返り、葉は輪生するクルマユリ(車百合)のオレンジ色は目立ちます。
クルマユリ

そして今日の大きなイべントは部分日食観察です。
雲の切れ間から時々太陽が覗いた時に、直視用日食めがねを借りて太陽の欠け具合をはっきり見ることができました。
 「日食」とは、月が太陽の前を横切るために、月によって太陽の一部(または全部)が隠される現象ですが、私には常に起きる事なのでとてもよく理解できます。私の前を人が横切った時にいつも風景が欠けます。映画館ではスクリーンが前の座席の人の頭の形に欠けます。でもこの両者の大きな違いはスケールの違いで、地球上に立っているとても小さな私の存在を感じることで、壮大な宇宙を意識できて感動的でした。
落葉低木のウラジロナナカマド(裏白七竃)の白い花を見るとバラ科の花でした。ウラジロナナカマド

2mm位の細い葉、花径約1cmの白色小花が可愛いイワツメグサ(岩爪草)[長い葉は別の植物]
イワツメグサ

唇形の花が穂状につくハクサンチドリ(白山千鳥) 白花もあるそうです。
ハクサンチドリ

ハイマツ(這松)の大きな群落をバックに高天ヶ原で記念撮影。
高天ヶ原

室堂平で昼食に山菜寿司を食べてから後のコースは、2班に分かれることになりました。
?班 御前峰までの往復コース 
?班 御前峰からお池めぐりコース (私はリーダーお勧めの?のコース)
室堂白山比(シラヤマヒメ)神社にお参りして白山最高地点・御前峰を目指しました。
白山最高地点・御前峰(2702.2m)頂上に辿り着いた時は、ガスがかかって残念ながら周りの山々は何も見えませんでした。
強風の中お池めぐりコースに向かい、足場の悪い急な下り坂が続く中を、雪渓を見ながら油ヶ池、紺屋ヶ池、翠ヶ池、血の池、五色池、百姓池を廻ってエコーラインを下りました。
お池めぐり

高山植物のお花畑です。
お花畑

開けた草地に群生するコバイケイソウ(小梅草)。
沢山の花が咲いていますが、年によって花の数は顕著に差があるのが特徴だそうです。
コバイケイソウ群生

三日目(23日)
朝食前の散策は光が優しく植物の葉には露が輝いていました。
ハクサンオオバコの葉はふわふわの白毛に包まれて柔らかそうでした。
溝に生え、実がホオズキに似ているオオバミゾホオズキ(大葉溝酸漿)オオバミゾホオズキ

南竜山荘をam7:45に出発 甚之助避難小屋にam8:50 別当出合はam11;40に到着。
この間の登山道はかなり賑わいました。GUJYOの帽子を被った高校生団体、沖縄からのツアー団体、幼児と一緒の家族連れ、登山グループ、永平寺の若い修行僧?等々とすれ違いました。 山道は狭いのですれ違いが難しいです。下山してからNHK教育テレビ 趣味・田部井淳子の登山入門を見て「登る人が優先で下る人が山側で待つ」のだと分かりました。
白峰温泉 八鵬(山の宿)で3日振りに入浴してキレイになり、炉端で焼きながら熱々を頂く炭火焼きの岩魚、虹鱒、名物堅豆腐を堪能して生き返りました。
帰路途中に道の駅・マキノ追坂峠で、ホオズキ、ウリ、トマト、シイタケを買って161号線を大津に向かって南下しました。左手に琵琶湖面に広がる長い水平線、右手に比良連峰に重なって合歓のピンクの花々が咲き、棚田の稲の爽やかな緑が続く自然に迎えられて、近江の美しさを再認識しました。

帰宅後、花の白山3日間にメモした植物の名前45種類を順番に書き上げて、その上に当会ベテランの観察植物が加わって68種類に増えました。
[1日目] オオウバユリ、タマガワホトトギス、センジュガンピ、オガラバナ、サンカヨウ、クマノミズキ、キヌガサソウ、ヤマガラシ、キバナノコバノツメ、ゴゼンタチバナ、ノリウツギ、オオカメノキ、オニシモツケ、アカモノ [2日目] コイワカガミ、アオノツガザクラ、コバイケイソウ、ネバリノギラン、クロユリ、ウラジロナナカマド、ショウジョウバカマ、イワイチョウ、ヒメクワガタ、チングルマ、モミジカラマツ、ツマトリソウ、マイヅルソウ、タケシマラン、ベニバナイチゴ、オオヒョウタンボク、ミヤマチドリ、ヤマハハコ、ヨツバシオガマ、シラネセンキュウ、ハクサンチドリ、クルマユリ、ハクサンフウロ、ニッコウキスゲ、トリアシショウマ、イブキトラノオ、ミヤマダイモンジソウ、クモマニガナ、オオバキスミレ、ミヤマアカバナ、イワギキョウ、シナノキンバイ、ミヤマキンバイ、ミヤマキンポウゲ、ミツバオウレン、ミツババイカオウレン、ハクサンコザクラ、イワツメグサ、ハクサンシャクナゲ [3日目] ハクサンオオバコ、シラネニンジン、クロマメノキ、オオバミゾホオズキ、ハリブキ、ヤグルマソウ、クロクモソウ、ズダヤクシュ、ハクサンボウフウ、ヨツバヒヨドリ、シナノオトギリ、カニコウモリ、コメバツガザクラ、ミソガワソウ、ドクウツギ

標準的な和名にハクサンがつく植物18種、別名などを加えると約30種あるそうです。
次回白山に行く機会がありましたら是非撮影してこのブログにアップしたいです。

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08/20 23:25 | 山歩き
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