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桐月沙樹・高原みな子展(2013.4.16~28)を終えて
桐月沙樹・高原みな子展(2013.4.16~28)を終えて

爽やかな季節に、期待の若手作家・桐月沙樹さん(木版画7点と陶4点)と高原みな子さん(陶器など46点)の「on the table」二人展を開催いたしました。

揺入口
揺入口

洋室展示
洋室展示
白いテーブル上の陶器と壁面の木版画が共演するシンプルな空間は、北欧の暮らしを連想します。

on the table
桐月沙樹「on the table」
木目がモティーフに重なって形が見え隠れするもどかしさは、はっきり見えない部分を観る人に想像させる美しさで、昔の諺「夜目遠目笠の内」のようです。

on the table
桐月沙樹「on the table」
『制作では、木版の彫り進め技法を使い木目と画像を同時に彫って行きます。インクをのせて彫りあげた時、有機的な木目は画像の定着を阻み、木目はイメージの一部となります。なにか合理的でない方法で両地点を行き交うことで、二点の共存空間を見つけたいと考えています。』は桐月さんのコメントです。

5objects
桐月沙樹「5objects」

3objects
桐月沙樹「3objects」

an apple
桐月沙樹「an apple」
木目とモティーフを彫って一回目を黒で摺ると、彫った所は紙の白になり、2回目を彫り進んで白で摺って仕上がります。

an apple
桐月沙樹「an apple」
シナベニヤの木目とリンゴとレースが一体化して何か別の新しい生命体のようです。

ウエイトレスダンス
桐月沙樹「ウェイトレスダンス」
無重力の「weightless dance」は、軽やかにダンスする宇宙空間を木目の流れが支えます。

玄関棚
高原みな子 玄関棚展示20点
かわいいミルクピッチャー、花瓶、トレー、コーヒーカップなどが並び、人気の展示棚になりました。

Accessory case
高原みな子「Accessory case」
秘密の大切なものを入れる玉手箱のようです。

棚展示
高原みな子4点と桐月沙樹1点(左から2点目)の棚展示

園芸家12ヶ月
高原みな子「園芸家12ヶ月」
サボテンのように見える植物のモティーフでしょうか。

テーブル展示
高原みな子 テーブル展示9点
使ってみたい花瓶やティーカップでありながら、オブジェとしての存在感が備わっている楽しい陶器類は魅力的です。

和室展示
和室展示
斜めに置かれた白い展示台にオブジェ、ティーカップ、花瓶、プレートなどが並びます。

園芸家12ヶ月の胸の内
高原みな子「園芸家12ヶ月の胸の内」
植物を育てる苦労が楽しみに成長するような、夢のある作品です。

an apple
桐月沙樹「an apple」
形取ったリンゴに釉薬を着けたシルクスクリーンを掛けて焼いた作品は、その重なり部分が新鮮です。

an apple
桐月沙樹「an apple」
草木が芽吹く新緑の庭に、リンゴが一つ乗ったテーブルが爽やかです。

an apple
桐月沙樹「an apple」

高原家の食器棚に置かれたメモレシピが、孫の高原さんの目に留まり、うつわづくりのアイディアが進んだそうです。料理を盛るうつわをつくって、料理をして、美味しく頂く素晴らしさを大切にしたいです。

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作家さんからの感想
今回、揺さんの空間で高原さんと展覧会ができたことをとても嬉しく思っています。
自身の作品のことを考えるだけでなく、空間との関係や高原さんの陶器の作品との関係を考えて制作することはとても面白い経験でした。
展示を考える中でできたシルクスクリーンを使った陶器のオブジェの作品は、これからの制作にも繋がっていくのではないかと思っています。 (桐月沙樹)

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京都新聞 美術欄 ギャラリー(2013年4月20日)
桐月沙樹・高原みな子展
木版画の桐月は木目の凹凸を生かした木版画。陶芸の高原は絵付の概念にこだわらない絵画的な表現と、布目の凹凸をテクスチュアーに生かすなどのディテールの遊びが楽しい。版画とやきもの、種類の違う作品を関連させて観客に想像を与える展示構成も楽しい。(沢田眉香子・著述業)

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05/03 17:10 | 展覧会
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