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上桐生遊歩道・落ヶ滝 2013年2月11日
上桐生遊歩道・落ヶ滝 2013年2月11日

第338回 自然と語る会「上桐生遊歩道・落ヶ滝」(参加者18名)
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JR膳所駅8:33→草津駅8:45(乗換)帝産バス草津駅9:00→上桐生9:27→遊歩道→落ヶ滝10:40→キャンプ場11:55(昼食)→林道→逆さ観音→オランダ堰堤→上桐生14:00→草津駅→帰宅
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鳥の巣
上桐生駐車場近くの落葉樹に架かるカラスの巣
巣の外側は小枝や木片のような硬い素材を、卵を産みヒナを育てる内側は動物の羽毛や藁のような柔らかい素材を利用して、直径50センチメートルから80センチメートル、厚さ数10センチメートルほどの皿状の大きさに作ります。今の季節は空き家です。

鹿の歯
鹿の歯?を発見!

落ケ滝へ1
「たまみずきの道」(滋賀森林管理署の管理歩道)の道標でルートを確認して、私達は遊歩道を大回りする左方向に進みます。

ソヨゴ
ソヨゴの実

落ケ滝2
「たまみずきの道」の道標で「落ヶ滝」に向かって進みます。

山道
山道

落ケ滝
水量が少ない「落ヶ滝」に到着

水面
水面
さざ波模様の細かい泡ですが、遠目には薄氷が張っているように見えます。

サルトリイバラ
サルトリイバラの赤い実

コアカミゴケ
コアカミゴケ?(小赤実苔 ハナゴケ科)
名前は苔とありますが別種で菌類(主に子嚢菌類)と藻類(シアノバクテリアあるいは緑藻)との共生生物地衣類の仲間です。鮮やかな赤色は子器(しき)という植物の花にあたる組織です。日本には「コアカミゴケ」は存在せず「コナアカミゴケ」という説もあるそうです。

アカミゴケ
アカミゴケ?
根本から幅が拡がり、ラッパ状の盃になり、盃外側の皮層は顕粒状で、子器は盃縁につくか、盃縁からのびる太い柄の先端に付きます。
温暖多湿な日本は、世界有数のコケの産地で、1000種以上もあると言われていますが、どれも小さいものが多く、見分けることは至難です。蘚苔類といわれるように、セン類と、タイ類に分けられますが、他にツノゴケ類という分類があります。紛らわしいのは、丈の低い植生に、コケの名をつける習慣があったらしく、地衣類や藻類にまたがってコケと名のつくものが存在するので混乱します。

イワカガミ
イワカガミの群生

ハンノキ
ハンノキ(カバノキ科 ハンノキ属)
日本各地に分布している落葉の低木あるいは高木。球果は染料、材は建築、家具や器具の製作に用いられます。暖かい日に一気に葉より先に開花します。雄花は枝先で穂状に垂れ下がり、雌花序は雄花序の下の方に上向きに小さく咲きます。

コブシ
コブシの冬芽は毛に覆われた厚い鱗片に包まれていて、花芽の冬芽は大きく膨らんでいます。3月から5月にかけ、白い花を咲かせます。

スギ
そろそろスギ花粉飛散情報が聞かれる季節になりました。この写真を見てもクシャミが出そうです。

逆さ観音
逆さ観音(三尊石仏)
大岩に磨崖仏が彫られているこの「逆さ観音」は、鎌倉時代の初め頃に作られたもので、金勝寺への「道標」になっています。元は、その上部の山上にあり逆さではなかったのです。正しくは「阿弥陀三尊石仏」で、中央が「阿弥陀如来」、左右の侍仏が「観音・勢至菩薩」です。大岩の一端は、下流の「オランダ堰堤」築造時(明治22年完成)に石材の不足が生じてそれに使われました。そのため、後にバランスを失い、山上からずり落ちて逆さになりました。以来、身を削られ逆さになっても、地元の人々を大洪水から守っていてくださると敬われています。

オランダ堰堤
オランダ堰堤

日毎に寒さも緩み暖かくなったとはいえ、屋外で風に吹かれてお弁当を食べていると手足の指先まで冷たくなります。でも暖かい家より山歩きの方が好きな私達は、あちこち体調が悪くても山歩きの時は、みんな元気一杯です。

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02/12 22:20 | 山歩き
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