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進藤博子展(2012.10.30~11.11)を終えて
進藤博子展(2012.10.30~11.11)を終えて

アートライフみつはしで高井道夫展、ギャラリー揺で進藤博子展を開催することになりました。
2会場でご夫妻展を同時期に開き、多くの方々にご覧いただいて大盛会の2週間でした。

展示作品は油彩画13点です。
1 詩19 響き   
2 詩150 琴
3 詩150 角笛
4 詩8 鳥
5 詩33 喜びの声をあげ
6 出エ 強い手
7 詩8 指のわざ
8 詩8 星と月
9 詩19 その日はことばをかの日につたえ
10 詩8 み手のわざなる天
11 ミシュパート 1
12 みわざ
13 ミシュパート 2

作品タイトルの詩・『詩篇』は、旧約聖書におさめられた150編の神への賛美の詩です。
ほとんどの詩が典礼(礼拝・奉神礼)に用いられた詩と神への 感謝の詩に分類することができ、ユダヤ教では「テヒリー ム」(賛美)と呼びます。ラテン語で詩篇を意味する『Psalmi』 は七十人訳聖書における詩篇のギリシャ語タイトル『プサルモイ』(心を動かすもの、複数形)に由来します。

会場風景
会場風景

詩19響き
作品「詩19 響き」
進藤博子氏は「ものの形をかたどった象形文字であるヘブライ文字は神秘的で、すべての文字は、かつては絵であった。」の考えを元に制作されました。

 小品3点
左から 作品「ミシュパート1」「みわざ」「ミシュパート2」
『ミシュパート』(ヘブライ語)とは、定め、さばき、戒め、示し、仰せとも訳されていますが、そのことばの原義は、神の統治理念、支配、主権、計らい、計画、導き、神の教育的訓練(懲罰も含む)などを表す語彙です。神のミシュパートを信じることによって、その中に自分も生かされていることの喜びが生まれます。

 詩150琴
作品「詩150 琴」 
「竪琴をかき鳴らして喜ぼう!」から音楽が聴こえてきます。

 詩150角笛
作品「詩150 角笛」
「角笛を吹いて喜ぼう!」から楽しさが生まれます。

 詩8鳥
作品「詩8 鳥」
小鳥達の鳴き声が聞こえてくる喜びの世界が広がります。

 詩33喜びの声を上げ
作品「詩33 喜びの声をあげ」
自由な人々の楽しい言葉が流れます。

 出エ 強い手
作品「出エ 強い手」     
『出エジプト記』は、旧約聖書の2番目の書であり、『創世記』の後を受け、モーゼが、虐げられていたヘブル人(奴隷)を率いてエジプトから脱出する物語を中心に描かれています。
印象的な赤はモーゼの強い決心のようです。

 詩8指のわざ
作品「詩8 指のわざ」

 詩8 星と月
作品「詩8 星と月」
遠いと思っていた星の世界と月の世界が近くなります。

 詩19その日は
作品「詩19 その日はことばをかの日につたえ」

 詩8み手のわざなる天
作品「詩8 み手のわざなる天」

 ドウダンツツジ
秋が深まり彩り鮮やかな紅葉が始まりました。

 夕暮れ時
夕暮れ時に庭から眺める会場風景
日本建築の和空間を「和紙を使って表現したい。」と2年前から思われたそうですが、体調を崩されて、1ヶ月くらい前になってから、詩篇の内容を元に油彩で制作されました。制作に集中する中で体調が悪いことなど忘れ、エネルギーが湧いてだんだん元気になられたそうです
4年毎に個展を開かれると伺いました。また4年後の作品を楽しみに待っています。

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進藤さんに「展覧会を終えて」のコメントをお願いしました。
≪9月のはじめに「ゆらぎ」を訪ねた時、和空間をどのような作品で表現しようかと思い、四年前のアートライフみつはしの個展の基調カラーである「やわらかい黄色」に今回もきめました。いつも音楽を聴く生活の中で、その曲の向こうにある真実を表現したく制作しています。
日毎に色づくお庭の樹々のやわらかい「こもれび」が不思議に室内の作品と呼応して「ゆらぎ」ならではの空間が未完の作品を完成へいざなってくれたという思いが強くあります。  
進藤博子≫
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高井道夫氏がお二人の展覧会を詠まれた俳句を紹介いたします。

木洩れ日の揺らぎを詩篇にコンチェルト

紅葉の庭に寄り添う海の空
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≪付録≫
旧約聖書の詩篇からバッハやブルックナーなど多くの作曲家は作曲し、多くの画家は絵を描いています。
マルク・シャガールの旧約聖書を主題にした絵は、ニースの国立マルク・シャガール聖書美術館で観ることができます。

ベン・シャーンも「詩篇133編カラー」(1963年 リトグラフ)を制作しています。
  

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11/16 16:45 | 展覧会
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