美術作家 三橋登美栄
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マウナケアとハワイ島&ホノルル6日間の旅(2日目)
2009年2月26日~3月3日 2009年2月27日 2日目 ≪溶岩ウォークツアー≫に参加 ホテル玄関でツアーの車を待っていると小鳥が近寄って来ました。 紅色の頭が可愛くてヒヨドリとスズメの間位の大きさです。 名前はCardinal bird(ショウジョウコウカンチョウ)又はred birdだと教えてもらいました。 ホテル玄関Am8:50出発なのに40分位遅れてR&C HAWAII TOURS INC. Jack’s Toursの車が 迎えに来きました。今日の参加者は12名で、ガイドを兼ねたドライバーさんは日本人でした。音楽好きなのか眠気覚ましなのか運転中は体を揺らしハンドルを手で叩きリズムを取りながら車は走り続けました。 まず車窓から目にした植物を紹介します。 ハワイで有名な木と言えば、日本で「この木なんの木」でよく知られている木で、名前はモンキーポッド。猿がこの木の実を好んで食べることからつきました。マメ科の植物で別名ハワイアンネムノキです。ネムノキの仲間なので夕方や雨が降ると葉を閉じます。 ![]() 次はオリアンダー(キョウチクトウ)です。黒い溶岩の中でも木は元気に成長して美しい花を咲かせていました。噴煙のガスを吸っても成長できる強靭な植物で日本でも公害に強い花として街路樹に植えられています。マメ科で有毒植物です。 その次ぎによく目立つのは、チューッリプに似た形の赤い花が咲いて20m~30m位の大木です。名前はアフリカン・チューリップです。アフリカ原産の外来種で、とても繁殖力が強くハワイの固有種を脅かす存在になっているそうです。 第一番目の観光はプルナウ黒砂海岸でした。 この黒い砂の正体は黒い溶岩。溶岩が砕けて細かくなったものが、黒砂になっているのです。 ここはGreen turtle(青海亀)が甲羅干ししている姿を見られる事で有名です。 ウミガメ達は法によって守られているので、触ったり近寄り過ぎたら注意を受けます。 ![]() 辺り一面黒い溶岩大地が続く中を車は走り抜けます。 ハワイ島の日本人町・リトル広島を通りました。本願寺があちこちに見られ、お墓には御影石の墓石が立っています。 家の庭には桜やツツジが植わっていました。因みに、植えられている植物がゴクラクチョウカなら中国人の家、ティーリーフならハワイ人の家だそうです。ティーリーフはハワイの人々にとってとても大切な植物の一つです。神々に捧げたり、魔よけの為に家の周りに植えたり、蒸し料理に使ったり、薬や熱さましに使ったり、フラでもスカートに使ったりレイを作ったり、、、本当にたくさんの用途があり、生活にはとても重要なのです。恋人たちもティーリーフで大切な約束をするそうです。 走行中にトレーラー程の大きな給水車とすれ違いました。各々の家の前には水を入れる円筒形の大きなタンクがあります。この地域は水道設備もなく活火山の溶岩に囲まれた厳しい大自然が広がっています。南国の華やいだイメージのハワイはワイキキ周辺のごく一部で、大部分はポリネシア系住民や日本、中国からの移住した人々が厳しい現実の中でたくましく生活されているのです。 次の観光はハワイ火山国立公園 キラウエア火山活動による硫黄酸化ガス発生のため、ハレマウマウ火口(写真)付近への通行及びバスなどの火口付近の停止ができなくなっていました。噴火はしていませんが、噴煙を見ながらこの周辺の地下ではマグマが動いているんだなと想像してみました。 ![]() 今回は流れる真っ赤な溶岩見学を期待していたので、叶わず残念でした。でも、溶岩の流れる形そのままに固まって、銀色に黒く光る大地の流線模様はとても力強く、自然の創造物は人の想像力を越える素晴らしいものでした。 ![]() ![]() そこに溶岩の木・溶岩の花が育っていました。木の名前がオヒア、花の名前がレフアです。常緑性中高木(灌木)で、花のように見えるものは、雄シベが集まって房状となったものです。赤いオヒア・レファはハワイ島のレイの花となっています。 ジャガーミュージアムを訪れた後ラバチューブ(溶岩トンネル)を見学してからホテルに戻りました。今日の走行距離は約350km。 夕食は昨日と同じくホテルのKAI RESTAURANTで、 メニューも昨夜と同じなので、今夜は少なめにオーダーして全部食ました。 スポンサーサイト
03/23 09:08 | 旅行 |