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.」group81˜94.展(2022.5.17~29) を終えて
.」group81˜94.展(2022.5.17~29) を終えて
12:00~18:00(最終日17:00) 23(月)休廊

林康夫(陶) 中井克巳(平面・立体) 山中嘉一(版・平面) 中馬泰文(素描) 木村秀樹(版画) 高橋亨(構成)

2009年に番画廊(大阪)でgroup81展を開催。その後2013年まで毎年開催されましたが、番画廊のオーナー、メンバーの中井克巳先生、山中嘉一先生が相次いでご逝去されて、大阪での展覧会は中断されました。その「group」展の名前を引き継ぎ、参加メンバーの変更後、2014年からgroup86/74/65展を弊画廊で毎年開催させて頂きました。昨年、高橋亨先生がご逝去されたため、ピリオドの意味を込めて、番画廊でのメンバー中井先生・山中先生のご遺作品をお借りして展示。通算14回目の今展が最終回のgroup展になりました。
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中井克巳 作品「ひらく 84」
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中井克巳 作品「ひらく 80-60」
大阪府枚方市生まれ 1927-2013
1957 鉄鶏会の結成に参加(以降6年間)
1959 第3回シェル美術賞展3等賞
1964-1996 ミラノに在住
1973 第15回ミラノ・トリエンナーレ銀賞など受賞
2012 ミラノ、Pulcinoelefante出版社 ”7gennaio2012”出版
2016 個展「Nakai:aperture」イタリア文化会館-大阪企画
2018 個展 ロンドン、ロンキーニ・ギャラリー

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木村秀樹 作品「Lattice on Grid 3」
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木村秀樹 作品「Lattice on Grid 4」
1948 京都市生まれ
1974 京都市立芸術大学西洋学科専攻科終了
2020 「もうひとつの日本美術史―近現代版画の名作2020」(福島県立美術館・和歌山県立美術館)
2021 「フォトグラフィック・ディスタンスー不鮮明画像と連続諧調にみる私と世界との距離―」(栃木県立美術館)

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林 康夫 作品「浪江町の景 ‘22-2」
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林 康夫「浪江町の景 ‘22-5」
1928 京都市生まれ
1998 京都市文化功労者表彰
1999 京都美術文化賞
2018 京都新聞大賞
2022 京都府文化賞・特別功労賞

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山中嘉一 作品「Exterian」
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山中嘉一 作品「Blue Square」
大阪市生まれ 1928-2013
1954-1957 デモクラート美術協会
1972-2002 大阪芸術大学美術学科・浪速短期大学教授
1999 デモクラート1951-1957「解放された戦後美術」(宮崎県立美術館 / 和歌山県立近代美術館 / ほか)
2008 「点と面の詩情」上前智祐 山中嘉一 坪田政彦展(和歌山県立近代美術館)

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中馬泰文 作品「POPEYE」
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中馬泰文 作品「BLONDIE」
1939 大阪市生まれ
2013 検証「現代美術の動向展」(京都国立近代美術館)
2022 「コレクション・五題」(西宮市大谷記念美術館)
    コレクション「た・び・て・ん」(兵庫県立美術館)

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林 康夫 作品「浪江町の景 ‘22-3」
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林 康夫 作品「浪江町の景 ‘22-4」

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左から中馬泰文先生、林康夫先生、木村秀樹先生(2022.05.29)

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京都新聞2022年5月21日(土) 美術欄 アートスクエア(写真付き)
円熟期の作家たちの「group81〜94.」展がギャラリー揺(左京区銀閣寺前町)で開催中だ。前衛陶芸の先駆けで今も精力的に創作する林康夫(28年〜)は東日本大震災で残された廃屋をモチーフにした浪江町の景シリーズの新作を発表。素描の中馬泰文(39年〜)、版画の木村秀樹(48年〜)ら計5人が出品する。2009年に大阪で始まったグループ展は今年で最後となる。29日まで。月休。
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幣ギャラリーで9年連続、毎年開催されたgroup展ですが、惜しまれつつ幕を閉じることになりました。マスク着用で大勢の方々にご来廊頂き、興味深くご高覧くださったことに感謝し、嬉しく思っております。このgroup展はピリオドを打たれましたが、創作活動は今後も変わりなく続けられ、形を変えて新作を発表されると伺っています。その日を楽しみに待っております。素晴らしい思い出をありがとうございました。(ギャラリー揺 三橋登美栄)


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05/29 22:04 | 展覧会
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