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中川 渉 展を終えて
中川 渉 展(2019.11.5~17)を終えて

隣接していた画廊アートライフみつはしで、個展を4回開催されたご縁から、当画廊でも中川渉個展を引き続き開催してくださるようお願い致しました。

<展示作品>
1 植物標本 銅板    
2 6×5
3 AS
4 Ring 
5 3 L
6 パレット
7 3×4
8 4×5   
9 見開き
10 かりん
11 マグノリア 
12 medicianecase
13 花びら
14 White peppr
15 パイプ    
16 スクラップ
17 時の存在
18 6×6
19 V  
20 文字盤 
21 マス目
22 4×3 
23 Helsinki Kauppatoni
24 古書
25 4×7 
26 植物標本
27 モンキーツリー

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展覧会場入り口
   
nakagawa 213 nakagawa 214
植物標本銅板    6×5
 
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AS               Ring

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展覧会場
   
nakagawa 217 nakagawa 218 nakagawa 219
3L           パレット         3×4
 
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4×5         見開き
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植物標本


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展覧会場

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マグノリア、medicianecase、花びら、White pepper、パイプ、スクラップ、時の存在

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6×6         V

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展覧会場

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展覧会場
 
nakagawa 226 nakagawa 227
文字盤         マス目
 
nakagawa 229 nakagawa 230
4×3             Helsinki Kauppatoni
 
nakagawa 231 nakagawa 232
古書           マス目
  
nakagawa 233 nakagawa 234
植物標本       モンキーツリー        

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展覧会場

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立体作品
アスファルトルーフィング(屋根材の下に敷く防水シート)を番線(工事現場で足場の結束に使う針金)で縫い合わせて、砥の粉を引いたり、バーナーで焦がして穴が空いたりしています。遠目には、陶器と見間違う程の重量感を感じますが、紙製です。
作品の材料はフランスの薬缶、ヘルシンキで奥様が購入されたガラス瓶、カナリヤ諸島原産のモンキーツリー、京都の骨董市(古道具市)で入手された様々な年代物、拾われた植物の種、古い植物採集標本、等など。世界中の宝物を集めるところから制作が始まっています。
何気ない、見過ごしてしまいそうな、時には処分してしまいそうな物達に焦点を当てて、新しい命を吹き込み、再び蘇らせる優しさと創造力から作品が生まれるように感じました。

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中川 渉 氏
≪中川 渉 氏のプロフィール≫
1955 富山県高岡市に生まれる
1976 新制作展出品(以降毎年出品)
1980 京都教育大学専攻科(美術・工芸)修了
1995現代日本美術展佳作賞
1996、1998、2000 個展 セルフ・ソウ・アートギャラリー(大阪)
2012、2014、2016、2017個展 アートライフみつはし(京都)

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中川氏が師事された桑田道夫先生(洋画家、元京都教育大教授 1916~2002)が
2000年3月4日に京都文化博物館旧館会議室で講演をされました。その記録を中川渉夫人・晴恵さんが編集された冊子「桑田道夫 講演」を拝読。その中から印象的なお言葉を掲載させて頂きます。『、、、ひとつの秩序が壊される。するとそこに、今度は新しい意外な新鮮な秩序が生まれてくる、、、』 『、、、この即物的な仕事っていうのは、自分の対象として、作品が、モノがあるっていうよりも、もう自分と全く同化した世界と考えたい、、、』 『、、、白く塗っておいて「黒パン」という題名を付けることによって、よりモノとしての迫力を感じてもらいたい、、、』 『、、、すまいは私達が主役の夢の空間ですが、主役が犬でも机でもいい訳です、、、』 『、、、何の関係もないというところに、不思議な関係を感じてしまう、、、』 『自分の体で、ものを実感として知っていくということが重要、、、』などを興味深く読ませて頂きました。桑田先生のアトリエは、お嬢様のデューリー直さんが今年の春から、誰もがアイディアを表現できる自由な空間として、「Gallery Nostalgia」をオープンされました。ワークショップやイベントなどを企画されています。今後のご活躍を楽しみにしています。

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フリーライター小吹隆文(@kobukitakafumi)| Twitter
11月12日
ギャラリー揺の「中川渉展」。ミクストメディアの平面。植物、古書などを支持体に貼り付けている。支持体の白っぽい色は紙粘土。朽ちた風合いが魅力的で、時がフリーズしたかのような静謐を感じる。庭には建材を支持体とする皿型の作品(旧作)も。https://www.yuragi.biz

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展覧会中に、ヒヨドリよりは少し小さい、イソヒヨドリ(オス)が揺の庭に飛んで来ました。留鳥で単独行動、かつては海岸周辺が主な生息地でしたが、最近は住宅地やビルの谷間を飛び回る姿を見かけることが多くなり、春には声量のある美声でさえずるそうです。人懐っこくて、カメラを向けても怖がりません。沓脱石に乗って展覧会場内の作品を覗くイソヒヨドリの姿はとても可愛いでした。

この展覧会の終了後は、2020年3月2日まで冬季休廊させて頂きます。
また来年もどうぞよろしくお願いいたします。 ギャラリー揺 三橋登美栄


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11/25 18:50 | 展覧会
堀田淳一展(2019.10.22~11.3)を終えて
堀田淳一展(2019.10.22~11.3)を終えて

当画廊での堀田淳一展は2009年、2011年、2013年、2015年に続き5回目。
山藤をモティーフに、日本画作品「wisteria」を14点、板間と畳の間に展示されました。

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展覧会場

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展覧会場

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作品部分の拡大画像です。何度も塗り重ねられた画面の奥には、こんなにも様々な内容が描かれていたのかと驚きました。カラフルな藤の花々の周りには、リズミカルな風が揺らぎ、樹々の音符が乱舞している風景からは音楽が聞こえてきそうです。

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展覧会場

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展覧会場

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hotta004 (2) 堀田淳一氏

堀田氏はパンリアル美術協会会員、堺美術協会役員、社団法人国際ART BRIGE副理事長の役職を引き受けてご活躍中です。芸術(ART)の交流を通じて世界のアーティストたちと、HEARTとHEARTをつなぐ架け橋(BRIDGE)の役目を担う展覧会を続けてこられました。今までにアメリカ、韓国、ニュージーランド、カナダとの国際交流展を開催して大きな成果を上げておられます。その他、ボーダレスやアールブリュット作品の企画展も計画中です。今後の展開を楽しみにしています。(ギャラリー揺 三橋登美栄)


11/08 23:22 | 展覧会
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