fc2ブログ
第二回 一六一六展 (2018.3.13~18)を終えて

第二回 一六一六展 (2018.3.13~18)を終えて

2016年 京都造形芸術大学 陶芸コース卒業生の陶芸作品展です。
今回は「そそぐ」をテーマに15名の個性的な作品が展覧会場に沢山並びました。

展覧会場 展覧会場

《出品者 15名》
石田元子 井星はるか 梅香恵美子 梅本泰子 江口晴美 落合利男 カレム久実 川本修 谷口和久 中木貴子 中澤文恵 中島秀 中村晃 長瀬真弓 野田華子

P3200002.jpg 左から梅香恵美子、野田華子、中木貴子「frame work」

P3200009.jpg 谷口和久「どこから入れる?」

P3200010.jpg カレム久実「そそぐ陽のキセキ」

展覧会場 展覧会場

P3200014.jpg 落合利男「明王火炎」

P3200017.jpg 落合利男

P3200022 (2) P3200024.jpg 中村晃

P3200026.jpg 川本修 北海道の冬の白さの中に訪れる春のイメージ

P3200019.jpg 中島秀「mother of the sea」命をそそぐ海の中の母のイメージ

展覧会場 展覧会場

P3200029.jpg P3200031.jpg 石田元子 音をそそぐ 
 
P3200034.jpg 江口晴美

P3200036.jpg 井星はるか

P3200039.jpg 梅本泰子

P3200041.jpg 野田華子(箔押し 漆 焼き締め)

P3200043.jpg 中澤文恵

P3200047.jpg 長瀬真弓「光をそそぐ」降りそそがれた雨水が輝いています。

P3200053.jpg 谷口和久「盃に月光を!」

最終日 展覧会最終日

―― 光をそそぐ
―― 愛をそそぐ
―― 酒をそそぐ
―― 月のしずくをそそぐ
―― 音をそそぐ
今回のテーマ「そそぐ」に15人の作品が集まりました。年に一度の織姫と彦星の出会いのような私たちですが、これらの日々にどんなことを考え、どんな生き方をし、そしてそれが作品にどのように投影されたかを確かめる場でもあります。同窓会のような心温まる再会であることと同時に互いに感性を刺激しあえる場ともなることを期待しています。
今回二度目の作陶展でしたが、作品の展示の仕方、見せ方、ライトの位置など、まだ多くの課題があることを痛感しました。オーナーさんのご提案で搬入後一人ずつ自分の作品について話す機会があり共通理解が得られたので、来られたお客様に他のメンバーの作品についても説明することができよかったと思いました。
次回への課題は多く残されていますが、今回参加できなかったメンバーを加え16人の仲間の団結力を宝にして三回目に臨むことができたらと思います。(梅本泰子)

…………………………………………………………………………………………...

今展は器物を中心に斬新なオブジェも含まれた展覧会でした。会場はいつも笑い声に包まれてとても楽しそうで、時々私も仲間入りさせて頂きました。
今後も様々な作品を創作されることと思います。一年後のこのグループ展を楽しみにしています。(揺 三橋登美栄)
スポンサーサイト



03/26 14:18 | 展覧会
京都造形芸術大学 陶芸通信教育部 大学院生展 (2018.3.13~18)を終えて
京都造形芸術大学 陶芸通信教育部 大学院生展 (2018.3.13~18)を終えて

《出品者 7名》
清水六兵衞先生、青木一浩、井澤正憲、上田隆子、谷口文子、ボルト雅美、松浦大

清水六兵衞先生と陶芸分野大学院生6名の作品展を開催いたしました。
上田隆子さんとボルト雅美さんは京都造形芸術大学ギャルリ・オーブで大学院修了制作展(会期日3月11日~18日)にも出品されているので2会場同時開催です。

展覧会場 展覧会場

穏やかな波 波頭が落ちる寸前の曲線を表現
青木一浩 : 作品「穏やかな波」白信楽 手びねり ペルシャンブルー釉 酸化焼成
 
コトノ葉 銀杏の葉形を立体に繋ぎ合わせてトルソーを表現
谷口文子 : 作品「コトノ葉」半磁土 タタラ 還元焼成1250℃

搬入日 展覧会場(搬入日)

世界 旅する船の中に街の風景を表現
井澤正憲 : 作品「世界」赤土、白土、色化粧土 マット釉、低温釉薬、手びねり、タタラ 還元焼成1230℃

輝白立姿 _ L 卵の殻のように「側」で空間を包み込む表現
清水六兵衞 : 作品「輝白立姿_L」オパールラスター釉

展覧会場 展覧会場

声が聞こえる 古代の人々から今に至る営みの重層の表現
上田隆子 : 作品「声が聞こえる」黒御影土 タタラ 還元焼成1230℃

噴煙 噴煙のエネルギーを表現
松浦大 : 作品「噴煙」白荒土、赤土、大正黒、雲母銀、土灰釉、手びねり、下絵・上絵 還元焼成1230℃

Reminiscing in Natron ジャカランタの種より生態系の記憶を表現
ボルト雅美 : 作品「Reminiscing」「Reminiscing in Natron」
赤土(フィリピンイロコス地方、コンブロン島、フィリピンサンニコラス)粘土(ナトロン)南蛮土(日本)、黒陶土(日本)、手びねり、 タタラ、酸化焼成、焼き締め1220℃ 1230℃

搬入日 展覧会場庭(搬入日)

小さな波 波頭が落ちる寸前の曲線を表現
青木一浩 : 作品「小さな波」白信楽 手びねり ペルシャンブルー釉 酸化焼成
………………………………………………………………………………………………
≪未来の大地 通信教育部長 上田篤≫ 
2017年度 京都造形芸術大学(通信教育)卒業・終了制作展に寄せて、より
(前略……….)ここにある作品や論文のすべてが、時に我々を味わい深く魅了し、時に我々を圧倒します。背景は異なりながらも志を同じくする仲間と共に、仕事や家庭という社会人ゆえの苦難を乗り越えながら、ひとつひとつの個性豊かな成果を積み重ねましたね。不揃いの地層ですが、それがなんとも力強く、美しい。これまでの過程を思い返すと、心から感動を覚えると共に、ここで満足しない皆さんの次の挑戦が楽しみでなりません。(..........後略)
………………………………………………………………………………………………

14日に京都造形芸術大学ギャルリ・オーブ陶芸分野の展覧会場でお出会いした方は、1年前のこの展覧会に出品された赤崎さんでした。一緒に参加された方々の最近のご活躍情報を伺い、とても嬉しく思いました。続けるほどに陶芸の楽しみは広がり、今後も様々な作品を創作されることと思います。新作を楽しみにしています。(揺 三橋登美栄)

03/20 17:23 | 展覧会
横浜美術館 2018.2.28
横浜美術館 2018.2.28

横浜美術館に行きたいという夫に、「車椅子で行ってみよう!」と私は応えました。
自宅から横浜まで車椅子を押しながら無事に行けるか不安ながら9時過ぎに出発。
…………………………………………………………………………………………….
自宅9:10発→JR膳所駅で車椅子対応を希望9:39発→京都駅10:26発→新幹線のぞみ220号→新横浜駅12:25着(乗換え)12:39発→JR桜木町駅12:55着→タクシー→横浜美術館・石内都展観賞→桜木町駅で車椅子対応を希望16:14発→新横浜駅16:59発→新幹線のぞみ241号→京都駅18:58着(乗換え)19:08発→膳所駅→帰宅
…………………………………………………………………………………………….

京つづみ弁当
新幹線車中で朝食(京つづみ弁当)

ナシゴレン
横浜美術館・CAFÉで昼食(ナシゴレン、ワカメスープ、柚子ジンジャーエールソーダ)

…………………………………………………………………………………..

企画展「石内都|Ishiuchi Miyako 肌理と写真」を鑑賞。

石内都(1947年生まれ)は、2014年にアジア人女性として初めてハッセルブラッド国際写真賞を受賞するなど、現在、国際的に最も高く評価される写真家のひとりです。
多摩美術大学で織りを学んだ石内は、1975年より独学で写真を撮り始め、青春期を過ごした街・横須賀や、日本各地の旧赤線跡地などを撮影した粒子の粗いモノクローム写真で一躍注目を集めました。近年は、被爆者の遺品を被写体とする「ひろしま」を撮影したシリーズで、その活動は広く知られています。
80年代以降は、目に見えない時間の在処として身体に関心を寄せ、同い歳の女性の手足を接写した「1・9・4・7」や傷跡を写した「Scars」など数多くのシリーズを発表。こうした実績が評価され、2005年には下着や口紅など、母親の遺品を撮影した「Mother’s」でヴェネチア・ビエンナーレ日本館代表作家に選ばれました。
近年は、広島平和記念資料館に寄贈されたワンピース、制服、眼鏡など、被爆者の遺品を被写体とする「ひろしま」や、メキシコの画家フリーダ・カーロの遺品の撮影などに取り組み、その活動は多くの注目を集めています。
2017年は、石内が個展「絶唱、横須賀ストーリー」で実質的なデビューを果たしてから40年を迎える年にあたります。本展は、この節目の年に、石内自らが「肌理(きめ)」というキーワードを掲げ、初期から未発表作にいたる約240点を展示構成するものです。
住人のいなくなったアパート、身体の傷跡、日本の近代文化を支えた大正・昭和の女性たちが愛用した絹織物、亡き母や被爆者らの遺品の写真を通して、存在と不在、人間の記憶と時間の痕跡を一貫して表現し続ける石内の世界を紹介します。(横浜美術館 展覧会概要より)

石内都展
撮影許可された展覧会場風景

以前にNHK番組、SWITCHインタビュー達人達「杉野希紀×石内都」を見ました。
「2017年6月17日 - 自身が自動車事故で体に傷を負ったこともあり、石内の仕事に強く興味をひかれたという杉野。石内の仕事場を訪ね、2人で作品を見ながら石内が傷痕や遺品を撮り続ける理由を聞いていく。一方、石内は杉野作品が数多く上映された映画館を訪ね、 女優だけでなく監督や製作者としても映画に関わる理由を聞く。そして広島出身の杉野とレンズを通して原爆に向き合ってきた石内が、「広島」を表現することの意味について語り合う。

…………………………………………………………………………………
..
石内さんは「美しいものしか撮らない」と言って傷痕や遺品を撮影。
傷を美しいものに昇華させた写真を十分堪能しました。
 
横浜美術館前
横浜美術館を後にして、ラッシュアワーを避けて早めに桜木町駅に向かいます。

富士山 新幹線車中から見る富士山

………………………………………………………………………..

JR膳所駅から横浜美術館の最寄り駅・桜木町まで、車椅子サポートの駅職員さん達がそれぞれの駅に待機。ホームまでの案内および列車の乗降サポートを受けました。エレベーターや待合室などバリアフリー設備も整っています。お世話になった方々に深く感謝しております。夫は今日一日長い外出で少し疲れたようですが「石内都展を観られて良かった!」と言うのを聞いてホッとしました。私達は天候や夫の体調を見ながら当日に出かけることを決めますので予約はできませんが、車椅子対応の乗車は一か月前から2日前までに予約した方が良いそうです。

「次は御前崎に行こう!」と夫は計画中です。

≪オマケ≫
この日、JR膳所駅から京都駅までの車中でコスプレの女性が目に飛び込んできました。ヘアースタイル、メイク、衣装、持ち物など全て完璧な仕上がり。私たちと同じく京都駅で下車でしたが、声を聞いて驚いたことにはその人は「男性」でした! 

03/02 16:43 | 日々
template design by takamu
Copyright © 2006 Mitsuhashi All Rights Reserved