FC2ブログ
名和晃平展&宮永愛子展 2012年11月23日
名和晃平展&宮永愛子展 2012年11月23日

「昨年、東京都現代美術館での個展「シンセシス」でも喝采を浴びた名和晃平さんが大阪・阪急うめだギャラリーにて杮落し展覧会・名和晃平展を開催しています。」と昨日、ラジオで聞いて梅田の阪急百貨店に出かけました。新作"Trans"シリーズの国内初披露に加え、延べ40メートルに及ぶ壁面を使用した"Direction"シリーズによるインスタレーション、など新旧さまざまな作品を実験的な構成で展示しています。

■アートギャラリー

BEADS
「BEADS」
鹿の剥製の表面を透明のガラスビーズで覆うことで、ものの存在を「光の殻」で置き換え、「映像の細胞」PixCellという新たなビジョンを提示しています。 ※PixCellとはPixel(画素)+Cell(細胞・器)

BEADS 部分1
カメラでズームインして見る細胞の集まり。(今回は撮影OK)

BEADS 部分2
大小様々な大きさのガラスビーズ一個一個に、周りの風景が変形して映り込みます。

BEADS 部分3
剥製の鹿の毛がクローズアップして見え、生きていた鹿の触感が目の前に迫ってきます。

 展示会場
新作"TRANS"シリーズと“SCUM”シリーズ
写真2列目の鹿
「TRANS」は3Dデジタルモデリング技術により制作されます。その過程は、人やオブジェを3Dスキャンし、そのデータを元に、テクスチャ・マッピングと呼ばれる領域指定により、表皮を部分的に膨張・収縮させ、生じた凹凸を滑らかにする、独自の変換プログラムを何度も繰り返します。流動性のある3次局面で出来上がった造形には、現実に存在するモチーフの面影がリアルに感じられ、まるでこの世界とパラレルに進行する「向こう側」の姿を目撃するかのようです。
写真前列の玩具
「SCUM」は液体を沸騰/発酵させた時、その表面に浮き出る、「灰汁」です。モチーフの周辺に気流を発生させ、空中で混合させたポリウレタン樹脂を吹き付けると、その表皮から柔毛状に触手が伸び、膨張が始まります。輪郭やテクスチァーが鈍磨し、徐々にうつろなボリュームを帯びた「Scum」へと近づいて行きます。膨張した形態にモチーフが持っていた象徴的な要素は失われ、ただ意味性、ストーリー性の欠落した「ボリューム」のみがそこにあります。

 Direction
写真左側壁面のストライプはインクの自重のみで描き出すペインティング作品「Direction」です。

■アートステージ
「SANDWICH」は2008年に京都市伏見区の宇治川沿いにあるサンドイッチ工場跡をリノベーションすることで生まれたクリエイティブ・プラットホームです。名和晃平さんの拠点でもある「SANDWICH」における創作の現場を映像と資料、さらにプロジェクトに参加する学生メンバーの開発したオリジナルプロダクトを紹介しています。

 Manihold
MANIHOLD
「多様体」「多岐管」を意味する「Manifold(マニホールド)」「情報・物質・エネルギー」をテーマに球体を空間に配置し、引力によって変形させ、表面をスムーズに変容させます。そのサイズは高さ13.5m、幅16m、奥行き12mにも及びます。来春韓国にて発表する野外彫刻"Manifold"の制作過程のドキュメント映像と模型の展示をしています。画面下の足元に立っているのが人のサイズです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

エル・グレコ展開催中で混雑している国立国際美術館に出かけ、宮永愛子展「なかそらー空中空―」展を観ました。

常温で昇華するナフタリンを素材として用いる等、時間と共にうつろいゆく事象を作品としてきた作家で、その作品からは、かたちあるものは変わりゆくという思考を垣間見ることができます。今回、「なかそら」をテーマに新作に挑んでいて、何かの途中、といった意味を込めたその言葉は、ものが変化する様に対する宮永の意識を映し出しているのかもしれません。

宮永愛子ホームページhttp://www.aiko-m.com 「statement」より
「私の作品は変化を伴なう - 別に特別なことではない。
どんなに貴重な美術作品でも、そばにある身近なものでも、
そして形なきあなたの気持ちも。
すべてのものはとどまることなく変化しているのだから。
あるかなきかの変化を続けているのである。
私の作品の場合は、氷のように早くもなく、
ギリシャ彫刻のように遅くもない速度で変化をする。
どこが終わりでも、またはじまりでもない。
作品を見たあなた自身の想像力が、次の姿を決めるのである。
私が与えたうつろいのかたちは、そこに流れている今の儚さ、不確かさを知らせ、
また、記憶の力強さを教えてくれるだろう。
私は作品を残したくないのではない。きっと誰より作品を残したいのだ。
永遠に残る名品ではないけれど、忘れられない作品を作りたい。」

 ドリンクカップ

 本

 紐ばしご

 椅子

 蝶 数点

 蝶

 塩

 塩の結晶


子どもの頃、母親の箪笥を開けると特別の香りと共に、透明のセロファンに包まれた2個の白いナフタリンを見た記憶が甦ります。そのナフタリンがほとんど消えて無くなるか、わずかなカケラが夜明けの三日月より儚げに欠けて残っている様子を、その時は疑問に感じることも無く数十年が過ぎ去り、今日まで時間が経過した驚きは大きなものです。

国立国際美術館のすぐ近くのgraf studio kitchen での遅い昼食は、クレープ・サレ&スープ+drinkにしました。季節野菜、チーズ、ピクルス、ゆで卵をトッピングした食事クレープがお勧めです。野菜たっぷりで、しかもクレープの中にも和風に炒めた野菜が入っていて味が締まります。久々の大阪の展覧会2カ所を観賞して、満足の休日をゆっくり過ごしました。

スポンサーサイト
11/25 13:30 | 展覧会
康月 2012年11月19日
康月 2012年11月19日

同じ星座の女友達3人の誕生祝い食事会に「滋味康月(こうげつ)」を予約しました。京都の「草喰なかひがし」で修業して独立された料理人の食事処「康月」はJR草津駅からほど近いビルの地下1階にあります。目立たない場所ですが、美味しいと評判でかなか予約が取れないのは「なかひがし」と同じで、地元滋賀の食材にこだわった懐石料理をいただきます。

前菜
一品目 前菜(丁子麩、黒豆の枝豆、秋鯖とギンナン、キビナゴ、ミズナとアワビタケの和え物、ご飯のおこわ、モミジ葉とヒカゲノカズラのあしらい)
季節感が広がり、目にも美味しい一品目から今日のコース料理は始まります。

お汁
二品目 汁物(鹿肉のミンチボールと刻み葱の白味噌仕立て)
しっかり濃いお味なので、少なめの量が丁度良いです。

カマス
三品目 カマス、蓮根、大根の酢漬けにスダチを搾り、稲穂のお飾りの横の弾けたお米が香ばしいです。

料理人
包丁さばきや、盛り付けなどの仕事が手際よく運ぶのを見ながら食事ができるカウンター席を予約。

お造り
四品目 お造り(明石の小フグ、ハマチ、白髪ネギに粉山椒、ツブ貝、刻みワサビの醤油漬け)

煮え花
五品目 ご飯(少し芯のある煮え花のご飯、彦根の醤油もろみ)

揚げ物
六品目 揚げ物(小芋と人参葉の唐揚げ、蕪、人参、鳥ミンチのあんかけ)
小芋がほくほくと美味しいです。

小鉢
七品目 小鉢(カニ、菊菜、山葵菜、トンブリ[ホウキグサの実]の和え物)

ご飯
八品目 ご飯(小松菜と鰹の解し身の和え物、ブロッコリーの味噌付け、燻製ヘシコ ご飯、日野菜の漬物、塩昆布)

お焦げ
九品目 昔懐かしいご飯のお焦げ 塩を少しかけてパリパリといただきます。

デザート
十品目 デザート(きな粉のシャーベット、焼きリンゴ)
香ばしいきな粉のシャーベットは絶品で、満腹なのにいただきます。

煎り番茶
十一品目  煎り番茶、黒豆、きな粉包みの黒豆
味わい深い「煎り番茶」はお代りをお願いしました。

料理に合った器に美しい盛り付け、素材を生かした繊細な味付けに満足して、今年も良い時間を3人で過ごせたことを感謝しながら、また来年の食事会を今から楽しみにしています。ご馳走さまでした。

11/22 19:27 | 日々
湖南アルプス 2012年11月13日
湖南アルプス 2012年11月13日

第354回 自然と語る会「湖南アルプス」に参加しました。(参加者10名)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
JR膳所駅8:55発→石山駅9:00着(乗り換え)帝産バス9:10発→神慈秀明会前10:00着→太神山不動寺方向に歩く→途中山道で昼食→12:15→新免方向に歩く12:50→新免バス停15:30→石山駅着16:05(乗り換え)JR石山駅16:21発→膳所駅→帰宅
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
貸し切りバスでカツラの谷に行く予定でしたが、参加者が少なくて湖南アルプス行きに変更です。
石山駅から乗車した帝産バスの車内は以外にも多くの乗客で混雑しています。信楽のミホミュージアムで開催中の秋季特別展「土偶・コスモス」観賞が目的でしょうか?

太神山林道入口
神慈秀明会前で下車し、バス停から少し戻ったところに「太神山不動寺」方向の立て看板が立っていて、ここから身支度をして太神山林道を歩き始めます。

黄葉
タカノツメの黄葉

シラヒゲソウ
シラヒゲソウ(ユキノシタ科 ウメバチソウ属)の花殻
シラヒゲソウは本州・四国・九州に分布する多年草。湿地に生育しますが、典型的な湿原は苦手のようです。花は8月から9月に咲き、花弁の長さは1cm前後。花弁の縁は名前の通り、ひげ状に細く裂けて中央の雌しべ周辺には3つに分かれた仮雄蕊があり、それぞれの先端は黄色い球の腺体となっていますミルククラウンをイメージさせます

シラヒゲソウ 2
このシラヒゲソウの写真は大西さん撮影(2012.10.8)です。

ベニマンサク1
ベニマンサク(紅万作 マンサク科マルバノキ属)
耐寒性落葉低木(花11~12月・樹高4~6mくらい)日本固有種(中部~広島、高知の一部に自生)
別名マルバノキ(丸葉の木)は、日本列島が氷河で覆われていた古い時代に、その寒冷な時代を生き延び、現在中部地方~滋賀~高知~広島の一部と、不連続的に分布し、大変貴重な日本固有の落葉低木です。普通マンサクといえば春を告げる3~4月頃の開花ですが、ベニマンサクは10~12月頃に咲きます。本当に小さな星型の花です。この紅色の花は前後対で咲くのですが、初夏には3cmくらいの実が膨らみます

ベニマンサク2
ベニマンサクは別名「マルバノキ」と呼ばれる通り、葉はまん丸なハート型です。カツラなどのハート型もかわいいですが、このベニマンサクはカツラより一回りも大きくて格別です。

ベニマンサク3
ベニマンサクの花盛り

赤、黄、緑の葉
赤、黄、緑など色とりどりの美しさは、寒い冬が来る前のこの季節の宝物です。

落ち葉
タカノツメの落ち葉をカサコソと皆で踏み締めて歩くと、メープルシロップの香りが立ち込めて、山の中なのにケーキ屋さんの美味しい香りに包まれます。

石積み
新免近くに来ると、あちこちに石垣が見られ、過去の人びとの活動の場を想像します。

ネズミサシの実
ネヅミサシ(トショウ)の実

新免古墳群
新免古墳群

新免
広がる田圃の中を、空模様とバスの時刻を気にしながら急ぎ足で新免のバス停に向かって歩いたお陰で、激しい雨に降られる前にバスに乗れました。ベニマンサクを十分に堪能した一日をありがとうございました。

11/21 18:10 | 山歩き
進藤博子展(2012.10.30~11.11)を終えて
進藤博子展(2012.10.30~11.11)を終えて

アートライフみつはしで高井道夫展、ギャラリー揺で進藤博子展を開催することになりました。
2会場でご夫妻展を同時期に開き、多くの方々にご覧いただいて大盛会の2週間でした。

展示作品は油彩画13点です。
1 詩19 響き   
2 詩150 琴
3 詩150 角笛
4 詩8 鳥
5 詩33 喜びの声をあげ
6 出エ 強い手
7 詩8 指のわざ
8 詩8 星と月
9 詩19 その日はことばをかの日につたえ
10 詩8 み手のわざなる天
11 ミシュパート 1
12 みわざ
13 ミシュパート 2

作品タイトルの詩・『詩篇』は、旧約聖書におさめられた150編の神への賛美の詩です。
ほとんどの詩が典礼(礼拝・奉神礼)に用いられた詩と神への 感謝の詩に分類することができ、ユダヤ教では「テヒリー ム」(賛美)と呼びます。ラテン語で詩篇を意味する『Psalmi』 は七十人訳聖書における詩篇のギリシャ語タイトル『プサルモイ』(心を動かすもの、複数形)に由来します。

会場風景
会場風景

詩19響き
作品「詩19 響き」
進藤博子氏は「ものの形をかたどった象形文字であるヘブライ文字は神秘的で、すべての文字は、かつては絵であった。」の考えを元に制作されました。

 小品3点
左から 作品「ミシュパート1」「みわざ」「ミシュパート2」
『ミシュパート』(ヘブライ語)とは、定め、さばき、戒め、示し、仰せとも訳されていますが、そのことばの原義は、神の統治理念、支配、主権、計らい、計画、導き、神の教育的訓練(懲罰も含む)などを表す語彙です。神のミシュパートを信じることによって、その中に自分も生かされていることの喜びが生まれます。

 詩150琴
作品「詩150 琴」 
「竪琴をかき鳴らして喜ぼう!」から音楽が聴こえてきます。

 詩150角笛
作品「詩150 角笛」
「角笛を吹いて喜ぼう!」から楽しさが生まれます。

 詩8鳥
作品「詩8 鳥」
小鳥達の鳴き声が聞こえてくる喜びの世界が広がります。

 詩33喜びの声を上げ
作品「詩33 喜びの声をあげ」
自由な人々の楽しい言葉が流れます。

 出エ 強い手
作品「出エ 強い手」     
『出エジプト記』は、旧約聖書の2番目の書であり、『創世記』の後を受け、モーゼが、虐げられていたヘブル人(奴隷)を率いてエジプトから脱出する物語を中心に描かれています。
印象的な赤はモーゼの強い決心のようです。

 詩8指のわざ
作品「詩8 指のわざ」

 詩8 星と月
作品「詩8 星と月」
遠いと思っていた星の世界と月の世界が近くなります。

 詩19その日は
作品「詩19 その日はことばをかの日につたえ」

 詩8み手のわざなる天
作品「詩8 み手のわざなる天」

 ドウダンツツジ
秋が深まり彩り鮮やかな紅葉が始まりました。

 夕暮れ時
夕暮れ時に庭から眺める会場風景
日本建築の和空間を「和紙を使って表現したい。」と2年前から思われたそうですが、体調を崩されて、1ヶ月くらい前になってから、詩篇の内容を元に油彩で制作されました。制作に集中する中で体調が悪いことなど忘れ、エネルギーが湧いてだんだん元気になられたそうです
4年毎に個展を開かれると伺いました。また4年後の作品を楽しみに待っています。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
進藤さんに「展覧会を終えて」のコメントをお願いしました。
≪9月のはじめに「ゆらぎ」を訪ねた時、和空間をどのような作品で表現しようかと思い、四年前のアートライフみつはしの個展の基調カラーである「やわらかい黄色」に今回もきめました。いつも音楽を聴く生活の中で、その曲の向こうにある真実を表現したく制作しています。
日毎に色づくお庭の樹々のやわらかい「こもれび」が不思議に室内の作品と呼応して「ゆらぎ」ならではの空間が未完の作品を完成へいざなってくれたという思いが強くあります。  
進藤博子≫
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
高井道夫氏がお二人の展覧会を詠まれた俳句を紹介いたします。

木洩れ日の揺らぎを詩篇にコンチェルト

紅葉の庭に寄り添う海の空
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
≪付録≫
旧約聖書の詩篇からバッハやブルックナーなど多くの作曲家は作曲し、多くの画家は絵を描いています。
マルク・シャガールの旧約聖書を主題にした絵は、ニースの国立マルク・シャガール聖書美術館で観ることができます。

ベン・シャーンも「詩篇133編カラー」(1963年 リトグラフ)を制作しています。
  

11/16 16:45 | 展覧会
中河内 2012年10月30日
中河内 2012年10月30日

「自然と語る会」第353回 余呉町中河内・今津町弘川に参加しました。(参加者15名)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
JR石山駅北口8:00発チャーターバスに神領から途中乗車8:30→神田PA9:20→木之本IC→余呉町中河内10:10着→平らな舗装道路を散策→半明付近で昼食11:40→往路を引き返す→廣峯神社→湖西に向かう→マキノピックランド→今津町弘川15:10着→西武大津店前で途中下車16:30→帰宅
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
中河内は、余呉町の北西端、山間地に位置し、北は栃の木峠を越えて福井県になり、県境から南流する高時川に併行し北国街道(国道365号)が通り、街道に沿って中河内村があります。秋色に染まり始める山並を遠くに眺めながら、道の両側には野菊が咲き乱れています。ノブドウの実も多く、鮮やかな色とりどりの秋の美しさに嬉しくなります。

オトコエシ
オトコエシ(男郎花 オミナエシ科)
花期は晩夏から秋で、丘陵帯,山地の草原や道端に生える多年草です。オミナエシ(女郎花)と対比させてつけられた名前で,オミナエシに比べて強壮な感じがするからということです。山野によく見られる多年草で、実に翼状の丸い小苞が付いています。

ヨメナ
ヨメナ(キク科)
ヨメナは原野、農耕地のあぜ道などに生える野菊で、中部地方以西の本州・四国・九州に分布しています。地下茎で繁殖し刈り取りにも強い抵抗性を持っています。春の若葉は食用となり、これが和名である「嫁菜」の由来で、牧野植物図鑑には「この類中では最も美味でしかもやさしく美しいからである」と記されています。

サワアザミ
サワアザミ

角鹿橋
角鹿橋(カクドバシ)を振り返って、この辺りの雪景色を想像してみました。
中河内地区は全国でも屈指の豪雪地帯で、1981年(昭和56年)には積雪量6m55cmを記録しています。日本最南端、且つ近畿以西唯一の特別豪雪地帯に指定されています。

ヒメジョオン
ヒメジョオン(姫女苑)蕾の花弁は左巻き!

ススキ
風に揺れるススキの穂が銀色に輝きます。

苔
美しい苔の島々は抹茶色。

ムラサキカタバミ
ムラサキカタバミ

風景 Ⅰ
風景1

タチフウロ
タチフウロ(立風露 フウロウソウ科)
茎が立つ、という意味で名前がつけられています。花の色は他のフウロソウ仲間より薄いです。

アマドコロ
アマドコロの実は、葉の下で行列。

ツリバナ
ツリバナ(吊花 ニシキギ科)
果実は熟すと5つに割れ、中から赤色の種子が、吊り下がるように顔を出します。マユミにも似ていますが、これほど種が飛び出しません。仲間には葉が大きい オオツリバナがあります。仮種皮とよばれる皮が裂けて、丸い赤い種を覗かせます。低木で、山地に自生しますが、庭木などにもされます。 ゴンズイやクサギの実に似ていますが、これらの種子は黒色をしています。

シシウド
シシウドの実は薄紫色

アキギリ
アキギリ(シソ科)の花が終わった後の萼が美しいです。
秋にキリに似た花をつけるところから秋桐と呼ばれ,葉の形が三角形で琴の糸をささえる琴柱(ことじ)に似ているところから,コトジソウともいいます。山の木陰や道端に生える多年草で,秋に赤紫色の美しい花をつけます。

ノササゲ
ノササゲ

風景 2
風景2

捕獲檻
猪?の捕獲檻は古くて現在使われていないようですが、檻の中に餌が撒かれています。

ススキとスギ
ススキとスギが美しい道端でゆっくり昼食です。

アオツヅラフジ
アオツヅラフジ


ノブドウの実はトルコ石より美しいブルーです。

シロヨメナ
シロヨメナ

コマユミ
コマユミ

中河内バス停
バス停 中河内
余呉バスは、木ノ本行と余呉駅行を合わせて一日数回の運行で、そのうちの1回は「予約が必要です」と表示しています。余呉町を後に、ザゼンソウで有名な今津町弘川のアケボノシュスランを観察しようと湖西に向かってバスは走ります。

アケボノシュスラン
アケボノシュスラン(曙繻子欄)
夜が明けはじめるころの空の色(淡紅色)に花の色が似ているということから名が付きました。
常緑の多年草で、日陰の、湿度の高い場所を好み、高さは10cmぐらいで、茎の下部は地表を這います。3~7個の花が密につき、花は淡紅色~白色、筒状で平開しません。葉は、表面が光沢のない暗緑色で、裏面は白緑色で、縁が波打っています。花期は9~10月です。

竹藪
弘川の美しい竹林を後に、バスは大津に向かって帰路に着きます。 今日も、ありがとうございました。

11/16 11:57 | 山歩き
ヒル・リーベルト展(2012.10.16~18)を終えて
ヒル・リーベルト展(2012.10.16~18)を終えて

Mrs.Hillu Liebelt(ヒル・リーベルト氏)はドイツ出身、1980年からロンドン在住のテキスタイルアーティストで、イギリスをはじめ、日本、ドイツ、ポーランドなど世界各地で展覧会を開かれています。2008年アーツカウンシルイングランドの援助により勝山文化往来館ひしお、イギリスにて個展“DELICATE MATTERS”を開催。今回の個展“STILL MOMENTS”は繊細で感性豊かなタペストリーやオブジェをアートライフみつはしとギャラリー揺の2会場で開催しました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
HILLU LIEBELT
Hillu Liebelt was born in Trier / Germany and has lived in London since 1980.
Her work has been exhibited in Britain, Ireland, Germany, Poland, Spain and Japan and has been featured in magazines and newspapers, as well as in a book published in Japan (2005): ‘Artists’ Studios in London’ She has been teaching tapestry classes since 1994, gave lectures and held workshops in Britain, the Netherlands and Japan.
STILL MOMENTS
The seasons with their contrasting moods have inspired this new exhibition.
Presented will be a series of new tapestries as well as constructed or woven sculptural objects. The tapestries are woven in rayon, silk and cotton, sometimes mounted on aluminum, and are either wall pieces or free standing.
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
The list in Gallery Yuragi
33 INTO THE UNKNOWN rayon, cotton, silk
34 BETWEEN THE LINE silk, rayon, cotton
35 SNOWDRIFT Ⅰ polyester felt
36 SNOWDRIFT Ⅱ polyester felt
37 SNOWDRIFT Ⅲ polyester felt
38 HIDDEN WORLD Ⅰ rayon, cotton
39 HIDDEN WORLD Ⅱ rayon, cotton
40 LEAVING silk cocoons, stainless steel wire, travertine stone

Into The Nuknown
INTO THE UNKNOWN rayon, cotton, silk

揺会場風景
展示風景 In Yuragi exhibition hall

Between The Line
BETWEEN THE LINE silk, rayon, cotton

Snowdrift Ⅱ
SNOWDRIFT Ⅱ (part) polyester felt

Snowdrift Ⅰ
SNOWDRIFT Ⅰ(part) polyester felt

Snowdrift Ⅲ
SNOWDRIFT Ⅲ (part) polyester felt

Leaving 1
LEAVING silk cocoons, stainless steel wire, travertine stone
This installation expresses the Japan earthquake on March 11.2011.

Leaving 2

Leaving 4

Leaving 3

Hidden World 1
HIDDEN WORLD Ⅰ Rayon, cotton

Hidden World 2
HIDDEN WORLD Ⅱ Rayon, cotton

アートライフみつはし会場風景
アートライフみつはしでの展示作品はブルーと赤の鮮やかなタペストリーをメインに、揺とは対照的な空間です。

Winter Sun
WINTER SUN silk, rayon, cotton

実演
WINTER SUN work in progress  silk, rayon, cotton
制作中の作品を展示し、実演も行われました。

展覧会中に、川島テキスタイルスクールで3日間のワークショップ「立体を織る」の講座を受け持ち、ハードスケジュールをこなして、充実の2週間を過ごされました。京都での展覧会後は、2013年にイギリスで2つの美術館で「STILL MOMENTS」を展示される予定です。

海外作家の展覧会を引き受けてメールで何度も交渉するのは初経験で、不安な思いの時もありましたが、出会って搬入が始まれば、言葉の不自由さも苦にならず、ヒルさんとルツさんご夫妻の丁寧な仕事ぶり、お国柄の違いなどに感心しながらの貴重な体験に感謝しています。ありがとうございました。

I had a really good time doing this amazing Exhibition.
It was a valuable experience because I met Hillu-san & Lutz-san here. 
Thank you very much for everything.

11/15 22:00 | 展覧会
時代祭 2012年10月22日
時代祭 2012年10月22日

ギャラリー揺の近くにお住まいの大原貞子さんから時代祭の特別観覧席の券を頂きました。
時代祭は、偶然行列に出会った時に人の頭越しに少し観る程度で、全行列を観客席で観賞するのは今回が初めてで楽しみです。

時代祭は、平安神宮の創建と平安遷都1100年祭を奉祝する行事として、明治28年(1895年)に始まりました。明治維新によって衰退を見せた京都の町おこし事業として平安神宮が創建され、そこに寄せられた人々の熱意の象徴として、創始されたのが時代祭です。京都の誕生日10月22日に「一目で京の都の 歴史と文化が理解できるものを」「京都をおいて他にはまねのできないものを」と、京都人の誇りがふんだんに織り込まれています。きちんと時代考証をされた時代祭行列。往時の風俗が伺えます。
平成19年より行列が新しく2つ加わり、現在では8つの時代を表す20の行列が現れます。その全長は2キロ、参列者は2000人に及び、京都御所から平安神宮までの4、5キロの道程を練り歩いて行きます。


≪平安神宮 時代祭行列次第≫
明治維新時代{維新勤王隊列 志士列}
江戸時代{徳川城使上洛列 江戸時代婦人列}
安土・桃山時代{豊公参朝列 織田公上洛列}
室町時代{室町幕府執政列 室町洛中風俗列} 
吉野時代{楠公上洛列 中世婦人列}
鎌倉時代{城南流鏑馬列}
藤原時代{藤原公参朝列 平安時代婦人列}
延暦時代{延暦武官行進列 延暦武官参朝列}
前駆{神饌講社列 前列 神幸列} 
総長
列奉行{白川女献花列 弓箭組列}

 徳川城使上洛列1
江戸時代 徳川城使上洛列

 牛車

 滝川一益
滝川一益(たきがわかずます)織田信長の家臣
馬が暴れて出演者が振り落とされるハプニングが起き、再び乗馬される時の様子です。因みに今年新調されたこの衣装は約30kgもあるそうです。

 行列1

 行列2

 行列3
小さな子どもさん登場に「可愛い~!」の歓声が聞こえます。

 桂女
桂女

 大原女
中世婦人列 大原女

 大原さんご子息
前列の奥から2人目に大原さんの御子息様がカッコよく登場。

 巴御前
平安時代婦人列 巴御前

 和気広虫
平安時代婦人列 和気広虫

 白川女
白川女

爽やかな秋晴れの日に、約1時間40分の全ての行列を御所でたっぷり観賞しました。
(写真は、順不同でキャプションの不安な箇所があります。)

11/12 20:19 | 日々
三橋登美栄展「たたなずみ、」(2012.9.25~10.7)を終えて
ギャラリー揺 シリーズ企画「still expecting」5
三橋登美栄展「たたなずみ、」(2012.9.25~10.7)を終えて

30数年間、時々途切れながらも制作した平面絵画を収蔵している大津のアトリエで、久し振りに見る自作から加筆できる絵を数点選び、今回の展覧会に向かって制作しました。

展示作品
1 ときを超えて4 20F   
2 繁る サムホール
3 弾く3 サムホール
4 ときを超えて1 60F
5 ときを超えて2 60F
6 ときを超えて3 60F
7 繋ぐ2 サムホール
8 繋ぐ1 サムホール
9 弾く2 8F
10 弾く1 6F
11 移りゆく 10F
12 遠く2 3F
13 遠く1 3F

ときを越えて4ときを超えて4

板間展示1板間展示1

板間展示2板間展示2

弾く3弾く3

ときを越えて1ときを超えて1 

ときを越えて1(部分1)ときを超えて1(部分)

ときを越えて1(部分2)ときを超えて1(部分) 
1985年頃に制作した坂本の「石積」の上に、スコットランド西海岸のバラ島から持ち帰った羊の頭骸骨を描きました。石は土に帰り、骨から植物が芽吹く自然の流れから、28年前の私が今に繋がります。

 ときを越えて2ときを超えて2
1988年12月に亡くなった父の顎の骨を拾って、数日後にその遺骨を描いた上に、加筆しました。

 ときを越えて3ときを超えて3
24年が過ぎ、父の形は壊れ始めサラサラと砂のようで、その砂から成長する植物です。

 和室展示和室展示

 繋ぐ1繋ぐ1

 繋ぐ2繋ぐ2

 弾く2弾く2

 弾く1弾く1

 移り行く1移り行く1

 遠く2遠く2

 遠く1遠く1

 庭展示庭 展示

萩の花殻と、萩の花殻と

世の中の環境や私自身の生活は随分変わりました。慌ただしさに流されることなく、今の瞬間に足を止めてたたずみ、制作しました。「たたなずみ、」から生まれる新しい可能性を見つけ、挫折や迷いを打ち消してくれる柔軟な思考を推進力に、次の扉を開けたいと思っています。

2年ぶり揺で3度目の個展で、約250名の方々にご高覧頂けたことを感謝しています。貴重なご意見やご感想は私にとっての栄養剤で、展覧会を開く意味を考え直し、再び制作を続けて次回に臨みたいと思っています。     
 
表恒匡氏のとても丁寧な写真撮影に満足しています。 ありがとうございました。

Tomie Mitsuhashi solo exhibition  “Still Expecting “  
“Changing my mind”
I have been drawing something for 30 years, though I didn’t draw my pictures sometimes.
There are many pieces in my studio.
For the first time in a long time, when I look at my old pieces I feel nostalgic and ashamed. I picked up some pieces that I can redraw with a new motif and my new image on them.

I drew a stone wall of Shigainmonzeki Temple at Sakamoto in 1985.
Additionally I redrew a skull bone of a Scottish sheep on it.
Stone is becoming to earth. And some plants are glowing up from the bone.

My father died in 1988. A few days later, I drew his bone.
Additionally I redrew some daffodils on it.
His bone is turning in to sand. I painted that living creatures return to the soil.

In the past thirty years, society environment and my lifestyle have changed much.
Nowadays, people make progress at an accelerated rate. We are very busy regularly.
Sometimes, it’s necessary to put busyness behind and concentrate on my works.
Then, I can change my mind, and I got an inspiration for art. I can’t remake the past, but I can paint about the past like present. It’s my pleasure.

11/12 19:46 | 展覧会
template design by takamu
Copyright © 2006 Mitsuhashi All Rights Reserved