美術作家 三橋登美栄
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立木観音 袴腰山 2012年1月14日
「自然と語る会」 第336回「立木観音 袴腰山」に参加しました。(参加者18名) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ JR膳所駅8:48発→石山駅8:52着(乗り換え)京阪バス9:09発→南郷9:24着→立木観音10:40→立木山頂上(305.6m 11:10)→袴腰山見晴台で昼食→袴腰山頂上(390.7m 13:00)→登山口→京阪バス南郷1丁目14:30→石山駅(乗り換え)→JR膳所駅→帰宅 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 南郷バス停から地道の表参道をゆっくり登ります。(裏参道は800余段の石段) ![]() 木々の間から瀬田川が見えます。 途中で、南郷スポーツ少年団の団体に追い越されるのですが、登山愛好家は年々高齢化している現在、小学生や若者の楽しそうな話し声を山の中で聞くと嬉しくなります。 ![]() 土曜日のせいか、立木観音は大勢の参拝客で賑わっています。 ![]() 板根 板根とは、幹の下部から出る根の上側が幹にそって板状に突出するものです。基本的には表土の浅い熱帯雨林特有のもので、10年以上前に西表島で沢山見ました。「立木山で板根!」と驚きましたが、温帯域でも傾斜地などで表土が流失しやすいところでは、根が地上に露出して板状の姿になるそうです。 ![]() ミヤマシキミ(深山樒 ミカン科)の蕾 常緑低木で樒と同じく有毒で、悪しき実の意味のアがとれて「シキミ」という名がついたという説があります。 ![]() ミヤマシキミの赤くなった実はとくに有毒。 ![]() シキミ(樒 シキミ科) シキミとサカキの区別方法の1つに、サカキは茎頂の芽(冬芽)が爪状に尖っていることで見分けます。 ![]() 袴腰山見晴台 琵琶湖を眺めながらの昼食は、熱いお湯を注ぐカップスープで温まりましたが、食後は身体がどんどん冷え込んできます。歩き始めたら暖かくなるので、ゆっくり休憩することなく出発します。 ![]() 立ち枯れの松 「松くい虫に食べられた?」と思いましたが、実は「松くい虫」という名前の虫はいません。マツノマダラカミキリ(カミキリムシ)という昆虫が、病原体となるマツノザイセンチュウ(線虫)を健全なマツに運び、マツを枯らしてしまう伝染病だそうです。 でも、この写真の松が枯れた原因は知りません。 ![]() 平坦な所に「袴腰山頂はここ 標高390.7m」と記された木の杭が立っていて、目指す三角点はありません。 ![]() 麓近くまで山を降りると、鉄塔のすぐ横を通ります。 ![]() 鉄塔の中に入って、真下から見ると綾取りの糸のようで美しいです。 ![]() 南郷変電所の近くを通ると、ジーッ、ジーッと電気の音が聞こえます。この辺りでは雷がよく落ちるそうです。 ![]() 季節外れのムラサキサギゴケの花が可愛いです。 ![]() 袴の形に見える袴腰山 今日は2012年最初の活動で、立木山に登って下りて、袴腰山に登って下りて、2つの山のアップダウンを楽しみました。 ありがとうございました。 スポンサーサイト
01/25 00:27 | 山歩き 柚子屋旅館 2012年1月12日
絵画教室朋の有志で「美味しい物を食べに行きたいね!」の話しが急にまとまり、京都祇園の八坂神社南隣にある京のごはん処 柚子屋旅館一心居のランチ「鯛柚子鍋膳」6名を予約しました。 ![]() 柚子屋旅館入口 よく知っている場所なのに今日まで目に入らず素通りしていました。 ![]() 入口の門をくぐって笹に囲まれた石段を上がります。 ![]() 玄関の引き戸を開けると、すぐ右手に大きな「おくどさん」があり、竃から立ちのぼるおいしいご飯の香りと籠一杯に盛られた柚子がお出迎えです。 ![]() 使い込まれた板戸や蔵戸に深い味わいが感じられる室内を通って、坪庭付きの和室に案内されました。飲み物は温かい柚子茶蜂蜜味で新年会「おめでとう!」の乾杯。アルコール好きな人にはゴメンナサイ。 ![]() 先付 お雑煮(丸餅 鶯菜 亀甲大根 日の出人参)今日はお正月メニューです。 ![]() 朱盃に盛られた季節の京おばんざい(15品 3人分) 金銀熨斗、椿、梅でお正月飾り。 上段左から 1数の子 ※千社唐(チシャトウ)西京漬け 2海老 3金箔散らし黒豆 4出し巻き 5鯖寿司 中段左から 1叩き牛蒡 田作り 2栗金団 3柚子味噌乗せ風呂吹き大根 4魚肉入りなます 5慈姑 菜の花 下段左から 1人参 魚卵の昆布巻き 2大徳寺麩 カラシ酢味噌かけ葱 3山芋 筍 4海老芋唐揚げ 5鯛求肥昆布巻き ※千社唐(チシャトウ)はレタスの一種で、別名「アスパラガスレタス」「茎レタス」とも呼ばれ、お節料理の定番だそうです。初めて味わいました。 ![]() 鯛柚子鍋の材料(兵庫県明石鯛、京野菜〈三つ葉・ミズナ・壬生菜・九条葱〉水尾柚子、出し汁〈鰹昆布味〉) ![]() お鍋は、先ず京豆腐に水尾柚子の輪切りが香ります。 ![]() 柚子の輪切りは煮過ぎると苦みが出るので引き揚げてから、シンプルにお豆腐だけを頂きます。やさしい薄味に柚子の酸味が引き立ちます。 ![]() 次に京豆腐を半分残しておいた中に焼き鯛のアラを入れて、更に美味しくなります。 ![]() それから火が通り過ぎない内に、シャキシャキの京野菜、霜降り状態の鯛を頂きます。 この辺りから十分満腹感に浸ります。 ![]() 柚子雑炊(柚子 鯛 玉子 浅葱 ご飯) 上下の外皮は残して螺旋状に切り込みを入れた柚子を真中に、柚子果汁がたっぷり入った雑炊です。もうお腹は一杯なのに美味しいから2杯も頂きました。 ![]() 香の物(千枚漬、日野菜) ![]() デザートはわらび餅です。 ![]() 一心居中庭 2階は「料理屋が営む旅館」を理念の柚子屋旅館です。 日頃の雑事を忘れて、楽しいお喋りに花を咲かせながら2時間余りの食事会はあっと言う間にお開きです。柚子の味と香りに包まれて「また美味しい物を食べに行きたいね!」と話しながら帰宅します。この柚子屋旅館は長谷川さんにご提案頂きました。
01/14 22:36 | 日々 |