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びわ湖バレイ・夫婦滝 2011年8月8日
びわ湖バレイ・夫婦滝 2011年8月8日

「自然と語る会」 第329回「びわ湖バレイ・夫婦滝」に参加しました。(参加者13名)
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JR琵琶湖線膳所駅8:08発→湖西線山科8:21発→江若バス・志賀9:02発→びわ湖バレイ(ロープウエイ)山麓駅9:15発→山頂駅→汁谷→夫婦滝(昼食)→往路を戻る→山頂駅14:40発→山麓駅15:15発→志賀駅15:40発→帰路
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打見山頂(標高1103,6m)は「ジップラインアドベンチャー」や「親子で沢登り渓流体験」など夏休みのイベントが多く開催され、フィールドアスレチックの人達で賑わっています。
9:50汁谷から夫婦滝に向かって歩き始めます。
夏場で花の種類は少ないですが、リョウブの白い花が満開です。

リョウブ1
リョウブ1

リョウブ2
リョウブ2

ヒヨドリバナ
ヒヨドリバナ
この花を好む蝶・アサギマダラは見つかりません。

ヒメオトギリ
ヒメオトギリ

ヒカゲノカズラ
ヒカゲノカズラの胞子嚢

ミゾホオズキ
ミゾホオズキ(溝酸漿 ゴマノハグサ科 ミゾホオズキ属 多年草)
《花のあと袋状になった萼に包まれた果実がホオズキを思わせることによる。山中の湿地や溝など。高さ10~30cm。葉は卵型、柄がある。花は上部の葉腋につき、花冠は黄色で長さ1~1,5cm》

山小屋
青磁色の山小屋?は自然色に邪魔しなくて、黄色の窓と扉がアクセント!

木橋
少し壊れかけの木橋を渡ります。

大神橋
大神橋を渡って夫婦滝に向かいます。

出逢ノ滝
出逢ノ滝ですか?

渓流体験1
渓流体験1 

渓流体験2
渓流体験2
夏休みスペシャルイベント「親子で沢渡り渓流体験」のグループが飛び込んでいました。
私達にも「飛び込みますか?」とスタッフから声がかかります。

炭焼き跡
石積みが残っている炭焼き跡には、黒い炭のカケラが沢山落ちていました。

夫婦滝
夫婦滝
この滝見台で13人はお弁当を広げて、滝をご馳走にランチタイムしました。
素晴らしいロケーションです。

昼食後の帰り道は、登り坂が続き、汁谷は木陰も少なく暑くて大変です。

山頂駅展望台
ロープウエイ山頂駅の展望台から琵琶湖を眺めます。
ハンググライダーが気持ち良さそうに大空を舞っていました。

今日は琵琶湖花火大会の日なので、大津京駅では浴衣姿の若者で賑わい始めていました。
私も今年は湖岸まで出かけて、ド~ン・ドド~ンと間近に迫る花火を楽しんで満足の夏の夜を過ごしました。

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08/10 22:58 | 山歩き
立山・室堂  2011年7月24日~26日
立山・室堂  2011年7月24日~26日
「自然と語る会」第328回 立山トレッキングに参加(参加者24名)
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一日目 JR石山駅北口6:00→瀬田東IC→多賀SA7:00(朝食購入)→尼御前SA9:00→立山IC→道の駅・立山あるぺん村10:45→弥陀ヶ原(標高1930m)12:25→弥陀ヶ原散策(昼食)→室堂バスターミナル(標高2450m)15:25→自然観察センター→雷鳥荘17:15(宿泊)
二日目 雷鳥荘7:20→室堂8:15→浄土山頂上(標高2831m)11:00→一ノ越12:00(昼食)→雄山頂上(標高3003m)14:00→一ノ越山荘15:30→雪渓横断→雷鳥荘17:00(宿泊)
三日目 雷鳥荘9:00→室堂ターミナル10:30→称名滝→道の駅・立山あるぺん村13:30(昼食)→徳光PA16:35→南条SA17:40→多賀SA19:15→JR石山駅20:15→帰宅 
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一日目(7月24日)

 朝日
4:30起床、5:25自宅の玄関ドアを開けると大きな朝日が昇り、幸先のよい門出です。JR膳所駅(5:41)から石山駅まで乗車、石山駅北口集合出発(6:00)のチャーターバスで立山に向かいます。多賀SA7:00)、尼御前SA(9:00)、立山アルペン村SA(10:45)、弥陀ヶ原(12:15)に到着。ここからカメラ片手にリュックを背負って広い木道を歩き、弥陀ヶ原のお花畑の観察が始まります。途中、チングルマの綿毛を見ながらの昼食は大自然がご馳走です。

チングルマの実
チングルマの実(稚児車 バラ科 別名イワグルマ)
《落葉小低木で、花が終わると紫褐色をおびた羽毛状の毛をもつ実が出来る。名は、ちご車がなまったもので可憐な花に由来するという説と、実の形を子供の玩具の風車に見立てたという説がある。》

イワイチョウ
イワイチョウ(岩銀杏 ミツガシワ科)
《葉が楕円形で厚く光沢がある。名はこの葉をイチョウの葉に見立てたもの。イワとついているが、乾燥する岩場に生えることはない。》

ワタスゲ
ワタスゲ

ツマトリソウ
ツマトリソウ(妻取草 サクラソウ科)

オオコメツツジ
オオコメツツジ(大米躑躅 ツツジ科)
《名は、小さい花に由来するが、主として太平洋側に分布するコメツツジに比べて葉が大きいことから、「大」がつけられたもの》

コイワカガミ
コイワカガミ(小岩鏡 イワウメ科)
《花は釣鐘形で先端が細かく裂け、長さ1.5cm。葉は円形で基部は心形。革質で強い光沢があり、縁にそろった鋸歯がある。名は、これを鏡に見立てたもの。》

テガタチドリ
テガタチドリ

タテヤマウツボグサ
タテヤマウツボグサ

ベニバナイチヤクソウ
ベニバナイチヤクソウ(紅花一薬草 イチヤクソウ科)《傷や虫刺さされに効く薬草》

シロウマチドリ
シロウマチドリ

カイタカラコウ
カイタカラコウ

ゼンテイカ
ゼンテイカ(禅庭花 ユリ科)
《別名ニッコウキスゲは、栃木県の日光に産する黄菅の意。山地帯~高山帯の湿った草地に群生し、しばしば大群落を作る、

ハクサンチドリ
ハクサンチドリ

ミクリガ池
ミクリガ池

ハクサンイチゲ
ハクサンイチゲ(白山一華 キンポウゲ科)
《花弁のように見えるのは萼片で5~6枚。葉は深く3~5裂し、裂片はさらに細かく裂ける。花茎の先端に輪生する葉に数個の花がつき、これを見る限り一華の名は体を表していない。》

ハクサンフウロ
ハクサンフウロ

クロトウヒレン
クロトウヒレン(黒唐飛廉 キク科 トウヒレン属)の黒い蕾
《高山の日当たりの良い草地に生える多年草。高さ30~70cm。アザミに似るがトウヒレンの仲間なので、棘は無い。》

アオノツガザクラ
アオノツガザクラ(青の栂桜 ツツジ科)
《常緑小低木。ツガ(モミの仲間)の葉に似ていることが名の由来で、青み(緑)をおびた花のツガザクラの意。》

 ミヤマアキノキリンソウ
ミヤマアキノキリンソウ

 ヨツバシオガマ
ヨツバシオガマ(四葉塩竈 ゴマノハグサ科)
《花は唇形で長さ約1.5cm。上唇がくちばし状に鋭くとがる。葉の縁や茎がしばしば紫褐色をおびる。葉は羽状に切れ込み、普通4枚が輪生するので四葉の名がある。》

 ゴゼンタチバナ
ゴゼンタチバナ(御前橘 ミズキ科)
《4枚の花びらのように見えるのは総苞片で、本当の花は中心に集まる小花。葉は、花の付く株は6枚、花の咲かないものは4枚が輪生する。名の御前は白山御前峰、タチバナは果実の形をそれになぞらえた。》

 ミヤマダイモンジソウ
ミヤマダイモンジソウ

 ヤマハハコ
ヤマハハコ(山母子 キク科)
《頭花は茎頂にかたまって付き、径約1cm。白い総苞片は堅くて光沢がある。若い茎の裏に白い綿毛がある。名は山にある母子草の意であるが、「母子草」は誤りで、白い毛がほおけ立つから「ほおこ草」が正しいだろう(牧野富太郎)という。雌雄異株。》

 ライチョウ
ライチョウ(雷鳥 キジ目ライチョウ科)
《昭和30年に国の特別天然記念物に指定。日本の推定生息数は3000羽程で、室堂平周辺には約240羽(平成18年調べ)の雷鳥が生息。名は、雷雨がやってくるような雲の多い日や霧の多い朝夕にはワシやタカに襲われる危険が少ないので、こんな時にハイマツの下から出て活動することが多いことや、「ライチョウが出ると雷が鳴ることがある。」などの言い伝えによる。》

 コバイケイソウ
コバイケイソウ(小梅草 ユリ科)

 ハクサンシャクナゲ
ハクサンシャクナゲ(白山石楠花 ツツジ科)

 朝の体操
2日目の朝 気功体操の先生(語る会メンバー)の号令に合わせて体操。

 雷鳥荘
雷鳥荘(写真の左下)

 シナノキンバイ
シナノキンバイ(信濃金梅 キンポウゲ科)

 シナノキンバイ・チングルマ
シナノキンバイとチングルマ

 小学生
リュックサックを前と後ろにかけて重そうに歩く富山の朝日が丘小学校6年生達(約100人)に出会います。これから雄山登山、雪渓横断、雷鳥荘で宿泊など行動を共にしました。

 チングルマ群生
遠く雪渓の山々を背景に一面に咲くチングルマの群生。
ここは浄土山ですが、生死の海を渡って到達した理想の彼岸のお浄土の花ではありません。此岸の素晴らしい風景が遠くまで広がっています。

 イワイチョウと山
イワイチョウと雪渓の山々

 ウラジロナナカマド
ウラジロナナカマド  

 浄土山を下山
浄土山を下山 
時々霧が晴れて高い山々や深い谷が眼の前に現れますが、またすぐ霧の中に消えます。

 イワギキョウ
イワギキョウ(岩桔梗 キキョウ科)
《花は釣鐘形で長さ約2.5cm。体の割に花が大きく、青みがかった紫色で無毛。萼片は細かく、縁に歯牙がある。》

 タカネツメクサ
タカネツメクサ

 イワツメクサ
イワツメクサ(岩爪草 ナデシコ科)
花弁は5枚であるが、深く2裂するので10枚に見える。葉は対生し、幅2mm未満と細い。茎はよく分岐し、ドーム状またはマット状に呈することが多い。爪草は、葉の形が鳥の爪に似ているから(牧野富太郎)。

 チシマギキョウ
チシマギキョウ

 キバナノコマノツメ
キバナノコマノツメ

一ノ越山荘の横でオニギリ弁当を食べてから、いよいよ雄山に登ります。でも眼の前に迫る雄山の急斜面を登る人達を眺めていると自信が無くなりそうですが、リーダーの力強い言葉「ゆっくりなら登れる!」を信じて出発。岩の急斜面をジグザグに折れる瓦礫の登山道を山頂に向かって登ります。高度を増す毎に酸素が薄くなりハァーハァー息を吐きながら、小学6年生に混じって、どうにか日本三霊山・立山頂上雄山神社に辿り着きます。私を待っててもらったメンバーと合流して13名一緒に神主さんのお払いを受けて、無事に登れた事を感謝します。

 雄山山頂
雄山山頂は360度の大パノラマですが、この日は半分以上雲の中です。

 雄山山頂
雄山山頂に登れた感動の一枚です。
ゆっくり頂上で過ごしたいのですが、強風と寒さにせかされて早々に下山します。雨がポツ、ポツと降ったり止んだりでしたが、途中から激しい雨に変わり、雨傘を差してもウインドパーカーは水を通して濡れ、靴の中は水浸しで、体温を奪われて全身を冷たく感じます。登山道は勢い良く水が流れ始めると土石流のように小石や土も流れだし、足元が流され滑りそうです。またもや小学生と一緒に頑張ります。一ノ越山荘まで下山して、私を待っててもらったメンバーと雷鳥荘まで歩くのですが、雪渓を数カ所も横切るスリルが待っていました。気温が高かったのでアイゼンを着けなくても歩けますが、谷側の斜面を右に見ながらの下り坂では、あちこちで小学生が滑って転び、キャ~、キャ~の叫び声が聞こえてきます。もちろん私達のメンバーも滑って転び、小学校の先生に引っ張り上げてもらいます。霧の中、地獄谷の硫黄で咳こみながら、無事雷鳥荘に辿り着きました。
乾燥室に濡れた登山用具を干して、すぐ浴室に直行します。濡れた衣服を脱ぎ、温泉で体を温めるとホットして心身共に生き返ります。すると突然、手先と足先が痺れてきました。毒キノコやフグ毒に当たったのではなくて、急速に血液が巡り始めたためでしょう。日頃の私の基礎体温は35.5°C前後の低体温なので、もっと長く雨の中を歩いていたら低体温症になっていたかもしれません。登山は、あこがれと表裏一帯の危険が伴います。夏山でも十分な準備が必要だと痛感しました。

 集合写真
3日目の朝、雷鳥山荘前で、同じバスに乗車した26名全員の集合写真

 オオハナウド
オオハナウド

 ミヤマシシウド
ミヤマシシウドの蕾 大きな蕾から溢れ出る生命力。

 タテヤマアザミ
タテヤマアザミ

 悪城の壁
悪城の壁(アクシロノカベ)は、古立山火山の噴出で形成された溶岩台地(弥陀ヶ原)を氷河と称名川の浸食作用によって10万年の歳月を掛けて造られたと考えられています。「悪城の壁」全体が、溶結凝灰岩で出来ており、横方向2キロメートル・高さ500メートルもあります。一枚岩の大断崖としては日本一と言われています。所々には「材木岩」と呼ばれる柱状節理石があります。悪城の壁という名前は「とても恐ろしく、砦のように人を寄せつけない崖」という意味で名付けられたと伝えられています。

 ノリウツギ
ノリウツギ

 ミズキ
ミズキ

 ウスユキソウの仲間
ウスユキソウの仲間

 ヤマブドウ
ヤマブドウ

 トリアシショウマ
トリアシショウマ

 称名滝
称名滝
《落差日本一の350mを誇る大瀑布。4段に折れながら流れる水量は多いときに毎秒100トンを越えます。豊水期(4月〜6月)には隣に落差500mのハンノキ滝が現れます。》

雄山の急斜面の岩場で苦しかったことなど全て忘れ、素晴らしいお花畑の思い出をリュックに詰めて帰路に付きます。元気なリーダー人見さんは「来年は何処へ行く?」と、早くも次の登山が頭の中にあるようです。
尚、大西さんより活動記録提供&ブログ原稿校正で大変お世話になりました。
本当にありがとうございました。

08/04 00:01 | 山歩き
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