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森家 要 展―のれん考―(2011.7.5~10)を終えて
森家 要 展―のれん考―(2011.7.5~10)を終えて

展示作品12点(色紙1点、のれん11点) 
綿布、麻布、絹の帯地などに五倍子、顔料、アクリル絵具、金箔を用いて転写、しぼり染め、シルクスクリーンなどを駆使して表現したものを暖簾形式に仕立てています。

 展示風景
展示風景
「のれん」を広辞苑で調べてみました。
のれん[暖簾](古くはノンレン、ノウレンとも) 
?軒先に張って日よけとする布。もと禅家で冬季の隙間風を防ぐのに用いた垂れ幕。江戸時代以降、商家では屋号などを染め抜いて商業用とした。
?暖簾名の略
?一般に、部屋の仕切りに垂れる短い布
?㋐店の格式や信用、歌舞伎、天衣粉上野初花「お礼奉公した上で旦那さまから暖簾を貰い立派に店を持つ心」。「暖簾を傷つける」「暖簾にかかわる」
㋑老舗(しにせ)としての多年の営業から生ずる無形の経済的利益。仕入先・得意先・営業上の秘訣など。
?(goodwill)企業会計で、企業の超過収益力。買収や合併の際、営業を譲り受けた純資産の帳簿価額を超える部分。買入暖簾。営業権。  

 のれん1
「のれん」1

 和室展示1
和室展示1

 和室展示2
和室展示2

 norenn
「のれん」2

 のれん3
「のれん」3

 色紙
色紙「竜のような」

TRAVERING EXHIBITION XII「のれん考」展を今年10月1日~25日にスイスのヴィンタートゥールで開催されます。 暖簾を通して日本文化を紹介し、現代美術として、また空間に華やぎを与えるタペストリーとして海外で話題になり、注目されることと思います。
年齢を感じさせない若い斬新な感覚で、これからも国内外を精力的にご活躍されることを楽しみにしています。 揺での展覧会をありがとうございました。

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07/19 22:54 | 展覧会
伊吹山のヒメボタル 2011年7月9日
伊吹山のヒメボタル 2011年7月9日

[9日] JR膳所17:04発→米原発(乗り換え)18:18発→近江長岡(バス)18:35発→伊吹山登山口18:48着 [10日] 伊吹山頂駐車場10:05発→JR関ヶ原10:40着、10:56発→米原11:17着、11:20発→帰宅  参加者3名
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伊吹観光振興会主催「幻の伊吹蛍に出会う旅」の開催日7月9日に合わせて登れば、ヒメボタルが見られそうと予想した“自然と語る会”のリーダーに誘われて女性3人で登ります。

三之宮神社
伊吹山登山口でバスを下車すると、三之宮神社境内はすでに大勢の人々で賑わっています。ツアー参加者とスタッフを合わせて約130人の大集団よりも先に登るほうが気持ちが良いからと、早速登山を開始(18:50)しました。赤い大きな太陽が沈む西の空を眺めながら、まだ明るい木漏れ日の中を順調に歩き出しました。でも、すぐに日は暮れて辺りは暗くなり下の方から沢山の懐中電灯の明かりが早いスピード追いついてきます。2人は先に登っているので、私1人が集団の中に呑み込まれてしまいました。ツアー参加者は30代が多く、家族連れの子供達もみんな元気で結構速いペースで登ります。息が荒くなりながら、ようやく一合目420mに19:30到着してヤレヤレ休憩し、夕食用のオニギリを2個食べて少し落ち着きました。もちろん大集団の皆さんは先に出発して、私達3人は後からゆっくり楽しんで登ることになりました。
二合目580m 20:30到着。
行く手の草叢に一つ、二つと小さい明かりが点滅しています。これが初めて見るヒメボタルの明かりでした。カタツムリを食べて2年で成虫になり、普通の蛍より小さく、主に山に棲んでいます。

ヒメボタル
ヒメボタル
三合目 720m 21:15到着

月と夜景
月明かりと夜景
上に登るにつれてヒメボタルの数はどんどん増えてあちこちで飛び交い、夜空の星数も増えて大きく煌めき、星が落ちて来たようなホタルの明かりが揺れて幻想的です。眼の前はかぐや姫伝説の世界が広がっています。
五合目 880m 22:30到着
六合目 990m 23:35到着
八合目 1220m 00:38到着
頂上 1377m 01:45到着
山小屋の軒下に寝袋を広げて仮眠したと思ったら、すぐ夜が明けて4::00に起床。

伊吹山頂の朝
厚い雲に覆われて日の出は見られませんでした。
少し山小屋で休憩後、霧に包まれた東遊歩道コースのお花畑を廻ります。

シモツケ
シモツケ

クサフジ
クサフジ

キバナノレンリソウ
キバナノレンリソウ

ミヤマコアザミ
ミヤマコアザミ

イブキトラノオ
イブキトラノオ

ニッコウキスゲ
ニッコウキスゲ

フジテンニンソウ
フジテンニンソウの群生

キンバイソウ
キンバイソウの蕾

カノコソウ1
カノコソウ

カノコソウ2
水滴が光るカノコソウ

トリアシショウマ
トリアシショウマ?

「今年は蝶の数が少ない」と話しているところに、アサギマダラが優雅に飛んできました。その近くには、この蝶が好むヨツバヒヨドリが生えています。花が咲く頃には、沢山のアサギマダラが花の蜜を吸いにくることを期待します。
駐車場まで降りて伊吹牛乳を飲み休憩してから伊吹山とお別れしてバスで下山、JR関ヶ原から帰宅しました。


07/15 04:59 | 山歩き
鳥羽水族館 2011年6月29日(水)
鳥羽水族館 2011年6月29日(水)

貝は湖底か海底を這って移動する生物なのに、どうしてオウム貝は水中を泳げるのか不思議に思い調べると、貝といってもオオムガイは貝類ではなく、イカやタコと同じ頭足類なので泳げるのだと分かりました。疑問は解決したのですが、貝殻を背負って泳ぐ姿を見たくなり、鳥羽水族館に行きました。近畿日本鉄道・京都駅(特急)8;10→鳥羽駅10:27下車、徒歩10分で到着。30数年前に一度訪れたのですが、ほとんど覚えていません。ちなみにこの水族館は、人魚伝説のモデルともいわれるジュゴンが見られることで有名です。

 エイ
照明の色が工夫されていて水中をエイがゆっくり泳いでいるのが、とても綺麗に見えます。

 ペンギン
人慣れしているフンボルトペンギンが散歩しています。

 ガブトガニ
ほとんと寝ているアメリカカブトガニのうちの一匹が浮かび上がりました。

 オウムガイ1
オオベソオウムガイ1
照明を暗くした水槽にオオベソオウムガイが15匹位いますが、夜行性なので、ほとんどは、壁面にくっ付いてじっとしています。寝ているのでしょうか? 時々、泳ぐというよりは、フワッフワッと浮かんで少し手足を動かしています。独特の形をした眼は、レンズがなくピンホールカメラ方式で視力はよくないそうです。

 オウムガイ2
オオベソオウムガイ2
生きている化石といわれるオウムガイを見ながら古生代の不思議な魅力に捕まりました。南太平洋やオーストラリア近海のサンゴ礁が広がっている生息地で野生のオウムガイを見たいのですが、日中、オウムガイが生息している海の深さは600m近くありますから不可能です。地元の漁師さんがオウムガイを釣っているので、釣りあげたオウムガイを見ることができるかもしれないそうですが、かわいそうですね。

 海女
海女の作業の実演
鳥羽水族館のすぐ隣のミキモト真珠島に立ち寄りました。
明治26(1893)年に御木本幸吉が世界で初めて真珠の養殖に成功した島です。
小学6年生の修学旅行で、御木本幸吉像前で記念写真撮影したのは50年以上も前のことで、その頃の真珠のネックレスは特別な日のアクセサリーでとても大切に思っていました。物が沢山あり過ぎる現代とは大違いの懐かしい思い出です。

07/08 09:18 | 日々
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