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瀬戸内国際芸術祭2010  2010年8月24日~25日
瀬戸内国際芸術祭2010  2010年8月24日~25日
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24日 京都→岡山→高松→女木島→男木島→高松→小豆島(泊)
25日 小豆島→豊島→高松→岡山→京都
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24日 5:30起床、洗濯、姉の食事の準備をして6:30自宅を出発。今日から夫と1泊2日で瀬戸内の島々へアートをめぐる旅に出かけます。JR膳所駅を6:38に乗り、京都駅で新幹線ひかり491号広島行7:20に乗り換え、朝食用の駅弁「やさいたっぷり幕の内弁当」をゆっくり食べ終わると、間もなく岡山駅8:25に到着。ここから快速マリーンライナー13号岡山駅8:41→(1470)→高松駅9:39に到着。高松港には作品No2 大巻伸嗣「Liminal Air –core-」があります。ここから芸術祭が始まるゲートのようにも見える柱2本は鏡面仕上げで、角度や時間、状況によって多様な表情を見せます。
フェリー「めおん2」に乗船、高松10:00→(200 約20分)→女木島に到着します。

 zip
乗船中に運良く作品No34 鈴木康弘「ファスナーの船」運航を見られました。ファスナーの留め具の部分に見えるように船を改造し、会期中は女木島と高松の間を行き交い、鑑賞者も乗船できるそうです。水面を進んでいく船の軌跡が、まるでファスナーで海を開いて行くイメージを表現しています。
女木島到着後、荷物を預けてバスで洞窟へ向かいます。(往復600 約2,3km)女木島は別名「鬼が島」とも呼ばれ、鬼が住んでいたとされる「鬼の大洞窟」があります。ここに作品No43 サンジャ・サソ「鬼合戦、あるいは裸の桃の勝利」があり、真鍮ワイヤー製の彫刻を展示しています。
洞窟の近くの草薮にある作品No41 ロルフ・ユリアス「緑の音楽」はサウンドインスタレーションで女木島周辺で採集した音を聞きます。

kusagi
小高い丘の上の展望台からは、高松の五色台方向が眺められ、猛暑に負けずクサギの花が元気に咲き甘い香りが漂っています。汗を拭き拭き下山して11:45のバスで港まで戻ります。

exist
昼のお食事処を捜して入ったレストランに作品No38 レアンドレ・エルリッヒ「不在の存在」があります。客どうしが出会い、食べることを共有できる空間を創出。足跡が現れたり消えたりする石庭《見えないもの》や、見える人の姿を映さない鏡のある《二重の茶室》があり、不思議な体験をして、海老が3匹も入ったサンドイッチを食べて満足のランチタイムです。

piano
海岸の砂浜に置かれた作品No35 禿鷹墳上「20世紀的回想」は一台のグランドピアノとその上に立つ4つの帆で構成されるインスタレーションです。停泊している船のようにも見える作品から音楽が流れ、目の前に広がる海の波の音と呼吸しながら、1つの旋律を奏でます。堤防の上の作品No40 木村崇人「カモメの駐車場」は風が吹くと、風見鶏がいっせいに同じ方向に動くことで目に見えない風の形を視覚化しています。

stone wall
海岸には「オオテ」と呼ばれる冬の強風をよける石垣が築かれ、その内側に集落が広がります。すぐ近くの石垣内に作品No36 愛知県立芸術大学アートプロジェクトチーム「愛知芸大・瀬戸内アートプロジェクト」があります。土屋公雄氏を中心に、空き家とその中庭を整備して、中庭には母屋からつながるステージを設け、コンサートなどが催されます。

fukutake
作品No37 福武ハウス2010「世界のギャラリーとスペシャルプロジェクト」を観ます。
「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2006」から始まった「福武ハウス」が場所を移してこの芸術祭に参加。現在休校中の女木小学校と旧保育所を会場に国内外のギャラリーがアーティストの個展をそれぞれ行っています。音楽室に展示されたビル・ヴィオラの映像2作品が印象に残ります。

balance
作品No39 行武治美「均衡」は改修した納屋の内部に、手作業で削り出した1万個以上のミラーガラスを張り巡らせてあり、映り込む風景に迷います。
女木島で10点余りの作品を観て、女木港14:20→(200 )→男木島14:35に向かいます。

soul
男木港の波止場には、人々が集う交流館として、貝の形から発想した建物があります。作品No43 ジャウメ・プレンサ「男木島の魂」は半透明の空間で、屋根には日本語やアラビア語、ヘブライ語、中国語などのさまざまな文字が並び、日中はその影が地面に映ります。夜には空に向かって投射する光景が広がるそうです。

oiwajima
先ず港近くの作品No43 大岩オスカール「大岩島」は記憶に基づいて海や島のイメージを絵画化。旧公民館の広い空間で、スクリーンより大きなサイズの1枚の紙で表現してあり、この写真中央より左は鏡像で、画面は奥行き深く見えます。

storehouse
平地の少ない急傾斜の男木島で、猛暑と戦いながら迷路のような路地と石段を登り、作品No49 北山善夫「誕生-産殿-性-生-死-墓-男木島伝説」を2会場で沢山の作品を見ます。小さな倉にも良く合うインスタレーションです。

grass
これも作品に見えませんか?あちこちに空き家があり、夏草が生い茂る様子は、時に生け花の域を超えた「草の強い美しさ」に感動します。
波止場近くにある作品No52 西堀隆史「うちわの骨の家」は、香川の伝統的手工芸品である、うちわに着目して、竹製のうちわの骨を組み合わせ、もとは駄菓子屋だった空間に設置するインスタレーションです。

sunset
男木島で約10点の作品を観て、フェリーで男木港17:00→(300 約40分)→高松港に戻り、急行フェリーで高松港を17:50に乗船し小豆島に向かいます。
船のデッキに乗船客は少なく、沈む夕陽の中で風景に染まりながら、行き交う様々な船、島々のシルエットを眺める風景から、瀬戸内の島の人々の暮らしを想像します。予定時間をオーバーして小豆島土庄港に19:00頃到着。運良く来た路線バス福田港行きに乗ってバス停・馬越で下車しますが辺りは真っ暗で不安になり、今夜宿泊のホテル・オリビアンに連絡して送迎バスに迎えに来てもらいます。
ホテル到着早々、夕食はバイキングで、19:45~21:00の間にゆっくり、少量づつ食べよう、と気をつけていたはずなのに、土地の名物・讃岐うどんを食べる頃は胃が苦しくなるくらい食べ過ぎていました。長い暑い一日の疲れを露天風呂で癒し、23:00に就寝します。

25日
6:30起床、入浴後、7:30から朝食で9:00ホテルを出発。
限られた時間内に沢山の作品を観たい夫の提案で、今日はタクシーチャーターです。
先ず作品No69 岸本真之「つぎつぎきんつぎ」は地域住民に呼びかけて家庭で捨てられずにある食器を集め、陶磁器修復技術「金継ぎ」によってそれらをつなぎ合せ、新たなオブジェとして再生しています。

bamboo
次は作品No67 ダダン・クリスタント「声なき人々の声」はインドネシアのバリ島で多くの農家が作る竹笛の一種「スナリ」を模した作品で、竹の節に穴を開け、棚田に展示。只今制作中のところもあります。

dome
作品No66 王文志「小豆島の家」は竹を編み、曲がりくねった通路と米の形をした4つの巨大なドーム空間からなる家です。
作品No63 安岐理加『島―人が島を夢想するとき「森」「径」「泉」』は肥土山と中山地区を結ぶ川沿いの3カ所に作品を設置しています。あぜ道に立つニッキの木に取りつけられた小さな箱が風景を切り取る作品「森」のほか、木陰の道や、かつてひとが集まった田んぼのなかの水場にささやかな仕掛けを施しています。
作品No64 丹治喜彦「海を繋ぐもの」は瀬戸内海で漁に使用される網と丹治が暮らす新潟で使われていた網を組み合わせて作品化したものです。

stage
小豆島の棚田風景の中に肥土山農村歌舞伎(有形民俗文化財)の舞台、高座、衣装倉、桟敷席があります。社祠(離宮八幡神社)への奉納歌舞伎として毎年5月に上演されます。

scarecrow
最近は見なくなったカガシが棚田に立っています。

soil
作品No62 栗田宏一「土と生命の図書館」は廃校の図書室に瀬戸内海の随所で採取した土を幾何学的なパターンで展示しています。海や河川に沿った約350もの市町村にある畑や田、崖などから集めた土は600種類に及び、煩雑で多層的な瀬戸内の風土を視覚的に浮き彫りにしています。
作品No61 河口龍夫「心の巨人」は旧米倉庫を活用したインスタレーションです。室内の壁に、銅線の先に蓮の種を取りつけて、蜜蝋で覆ったパーツを無数に設置しています。
タクシーで効率よく7点の作品を見て廻りホテル・オリビアンまで送ってもらって料金は約7000です。ホテル送迎バス11:35で土庄まで行き、港前のOHKIDO HOTELでの昼食はオリーブ素麺です。
土庄港を13:10(470)の船に乗船して豊島唐櫃港に13:20到着。
唐櫃港待合所の人の勧めもあり、レンタサイクルを1時間借りて出発。

heartbeat
海に面した松林のなかに小さな美術館が出現します。作品No33 クリスチャン・ボルタンスキー「心臓音のアーカイブ」は、心臓音に合わせて電球が明滅する作品の展示室や、世界中で集めた心臓音が聴ける視聴室、希望者の心臓音を採録する録音室で構成されています。島の自然に溶け込むような海岸線の風景のなかにある、小さな人間の記憶保管所は、1万を超える心臓音が永久に保管されます。
作品No32 大阪芸術大学豊島アートラボ「ノリとたゆたう」は閉鎖された海苔工場の室内に枯山水にヒントを得た小さな庭と縁側を設置しています。寝転んだり座ったりできる庭は、触覚や浮遊感など鑑賞者の感覚を刺激します。
作品No20 オラファー・エリアソン「ビューティー」は豊島石を用いた築100年の倉に設置しています。「美」という根源的なテーマを提示するこの作品は、空気、水、光を感じ、人工の霧に浮かび上がる虹を、人が見ることによってはじめて成立します。
港に戻り自転車を返して、無料の循環バスに唐櫃港を14:50に乗車します。10月17日から観賞可能な作品No26 内藤礼/西沢立衛「豊島美術館」のバス停で数名が下車。この作品の関係者でしょうか?次のバス停千代田池14:55で下車します。
作品No21 安部良「島キッチン」は食とアートをつなぐプラットホームを展開しています。たくさんの出会いを生む広場を設計し、人々をもてなすための作品を作ることで、豊島を起点にひととのつながりを広げる試みがされています。
作品No22,27,28,29,30,31将来プロジェクトはピピロッティ・リスト、藤本壮介、日比野克彦、Team Bank Art Setouchi、林舜龍、内田晴之のメンバーで、長い時間をかけて計画を進め、今後の実現を目指しています。今回はプランのみの展示です。
バス停千代田池に戻り15:35に乗ってバス停森万里子作品前で15:40下車。

 entrance
草木が生い茂る小道を5分位登ると、作品展示場所に着きます。

 monument
作品No14 森万里子「トムナフーリ」。トムナフーリとは古代ケルトにおける霊魂転生の場のことで、この伝説から着想し、ガラスのモニュメントを制作。この作品とスーパーカミオカンデをコンピューターで結び、超新星が爆発すると光を放つそうです。
バス停森万里子作品前を16:20に乗車して家浦港に16:27に着きます。

 restaurant
作品No11 トビアス・レーベルガー「あなたが愛するものは、あなたを泣かせもする」は空き家を改装したレストランを開店。この空間そのものが作品で、床や壁、テーブルなどには第一次世界大戦時の船に用いられた迷彩柄をモチーフとした装飾があしらわれています。
作品No12は 木下晋「101歳の沈黙/100歳の手ほか」です。小林ハルさん(享年106歳)は、生前は最後の瞽女として知られ、彼女の晩年の姿を9Hから9Bまでの20種類もの鉛筆によるグラデーションを駆使して描き出された複数の絵画を家浦に残る古民家に展示しています。豊島では8作品を見ました。
家浦港を17:20の高速船・豊島フェリーで高松港18:00に到着(1300)

 PROM
今回最後に見た作品はNo1 椿昇「ピー・アール・オー・エム」です。かつて高松港管理事務所だった建物がミラーパネルで覆われ、周囲の風景と同化します。その内部ではカフェや時刻表などの多様な痕跡をレリーフ状にして展示。高松を母港に往来した人々の記憶を呼び覚ます大がかりな試みです。
椿昇氏「P.R.O.Mの旅」の文章一部引用します。『次に映像のご説明です。この映像は建物の内部に残された滲みやガラスなどを写真撮影したものをランダムに投影します。この映像はすべて内部に残された痕跡から採集しました。また画像認識と二酸化炭素という二つのセンサーが、この映像をリアルタイムに動かしています。画像が溶けて流れるのは内部の鑑賞者の姿をセンサーが認識するからです。また荒れた海の映像は、丸い小さなCO2センサーが観客の呼気を感知して800ppmを超えた時に現れ1000ppmを超えると、建物も海岸の構造物もすべてが消えた原始の海が登場します。建築を鏡でリアルに消しながら内部の映像でバーチャルに建物を消すという二重の消去がこの作品の狙いとなっています。』
個人的な過去の記憶と重ねて再考を試みますが、猛暑の疲れを理由に、消え去った私の過去の時間を不思議な世界に置きかえる難しさに佇んでいます。現代美術の面白さと背中合わせの難しさを芸術祭の中に感じながら、2日間に観て廻った作品は約37点になりました。
快速マリンライナーで高松駅18:40→(1470)→岡山駅19:33、新幹線のぞみ東京行きに乗り換え岡山駅20:09→京都駅21:14に着き帰宅は22:00前でした。

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08/29 14:41 | 展覧会
剣山&牧野植物園  2010年8月1日~3日
剣山&牧野植物園  2010年8月1日~3日
「自然と語る会」300回記念(第307回)四国への旅に参加しました。
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一日目 チャーターバスでJR石山駅→大津IC→吹田JCT→西宮IC→垂水IC→淡路SA(休憩)→板野IC→藍住IC→美馬IC→見ノ越→西島→剣山散策・西島→見ノ越→ホテルかずら橋(徳島県三好市西祖谷山村善徳)に宿泊
二日目 かずら橋散策後ホテル出発→大豊IC→高知IC→牧野植物園散策→国民宿舎 桂浜荘(高知県高知市浦戸城山830-25)に宿泊 到着後坂本龍馬記念館、桂浜散策
三日目 宿舎出発→四国カルスト周辺散策→松山IC→石鎚山SA→川之江JCT→坂出JCT→坂出IC→早島IC→倉敷JCT→瀬戸PA→名塩SA→吹田JCT→大津IC
→JR石山駅

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一日目(8月1日)
5:00起床、5:45自宅を出発。早朝の爽やかな空気を深く吸い込み、人通りの少ない静かな竹下通りを西武に向かいます。JR石山駅6:00集合出発のチャーターバス(28名定員)に義仲寺前(西武大津店前)バス停から私を入れて6名が途中乗車して、参加者は20名。バスは剣山に向かって走り続け、途中の道の駅でお弁当等を購入し車中で昼食です。国道438号線、貞光―宇峡コースを剣山の登山口・見ノ越へ向かって走ります。ムクゲ、ノリウツギ、アジサイ等が咲き、貞光川の水の色はエメラルドグリーンで「綺麗ね~!」と覗き込みますが、道幅は狭く離合困難で運転手さんは大変です。

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ミヤマクマザサの群生を車窓から撮影。
12:30過ぎに登山口に到着し、ここからリフトに15分間乗って標高1720mの西島まで上がります。リフト道にはキレンゲショウマ、ナンゴククガイソウ、ニッコウキスゲ、ユウスゲ等が植えられ綺麗に咲いています。さて、いよいよ自分の足で登り始めますが、すぐに胸が苦しくなって座り込み、先程食べたお弁当を戻します。バスの中で食べ過ぎたのか、心臓が弱いのか、血圧が低いのか、「もう、歩けない!」と言う私の顔は青白く、グループの人達に付いて行くのは無理と判断して、ここで別れることにします。

sora
青い空と雲とアカシヤの葉を見上げて寝ころび休憩します。 少し元気になり、近くに咲いているオトギリソウの仲間を写真撮影していると、「これは、タカネオトギリ(高嶺弟切)ですよ」と背後から声が聞こえます。

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そして「刀掛けの松」でその人が「これからキレンゲショウマ群生地の方へ行きます」と30人位のグループに説明しているのが聞こえてくるので、不安ながらもその最後尾にそっと付いて歩き始めます。しばらく黙って歩いていると、前の人が振り返り、私を不審に思い質問されたので、事情を話し、一緒に行っても良いことになります。この団体は京都新聞社主催のツアーグループで3時間コースのようですが、行動を共にして時間内にリフト乗り場に戻れるか不安に思いながら、細い山道を下の方へ降りて行くと、キレンゲショウマの群生が見え始めます。植物の力はとても大きくて、違うグループに居ることも忘れるくらい嬉しくて、何枚も写真撮影をして、花を覗きこみ、辺りの景色と一緒に堪能します。

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キレンゲショウマの群生

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キレンゲショウマのアップ
キレンゲショウマ(黄蓮華升麻)はユキノシタ科の多年草でレンゲショウマに似ていることからこう呼ばれています。世界的な稀産植物で、茎の高さは0.8~1.2m、浅く掌状に分裂した大型の葉は対生で7~8月に茎の先に美しい黄色の花をまばらにつけます。石灰岩地帯に生え、深山の湿った木陰にまれに見られ、紀伊半島の大峰山系、四国、九州に自生しています。作家宮尾登美子氏の「天涯の花」(平成11年)で有名。でも、花が途切れまた不安になった時に、ずっと下の方から私のグループの人達やリーダーの声が聞こえたので、「人見さ~ん!待って~ッ!」と大声で叫び、運よく合流できて本当に良かったです。

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オオモミジガサ(大紅葉傘 キク科 多年草)
茎は直立し、高さ1~1.5m。全体に淡褐色の縮れ毛があり、やや軟らかい液質です。葉は2~3枚で互生。茎下部の葉は長い柄があって、葉身は掌状に中裂。8~9月、茎頂に総状花序をつけ、花は筒状花のみからなる頭花で黄色です。深い林床に生え葉が紅葉(もみじ)に似ており、土佐(高知県)で最初に発見されたのでトサノモミジソウの別名があります。

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イヨフウロ(伊予風露)別名シコクフウロ(フウロソウ科フウロソウ属)

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ホソバシュロソウ(細葉棕櫚草 ユリ科シュロソウ属)
多年草で山地の林縁や草地に生え、高さは30~80cmになります。「アオヤギソウ」の変種で、花が紫褐色で、葉の幅が3cm以下と細いのが特徴です。また花絵柄も長く1cm以上もあります。別名「ナガバシュロソウ(長葉棕櫚草)とも呼ばれます。シュロ(棕櫚)の名前はシュロの幹の周りに付く毛のような皮に似たものが、葉の根元の葉柄(さや状に葉を包んでいた柄)が腐りシュロに似た毛になることからです。

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大剣岩の下に大剣神社があります。 

 toboku   
倒木更新(倒れた古木を礎にして新たな世代の植物が育つ)

遅くから登り始めたので他の登山者に出会うことも無く、山を独り占めしているようで快適です。剣山頂上(1955m)に15:55到着して360度の展望を楽しんだ後、西島に向けて下山開始し、リフト乗り場には16:50到着、バスに戻ったのは17:30。通行困難な山道を運転手さんは慎重に進み、ホテルかずら橋には夕食約束時間19:00の少し前に到着。入浴より先に夕食で、沢山の山菜料理を楽しんで頂きました。夕食後はケーブルカーに乗って行く露天風呂と館内の内風呂に入り一日の疲れを取ってゆっくり休みました。
二日目(8月2日)
6:00起床、朝湯を浴びて7:30に朝食。

 handoru
8:40に昭和38年製ISUZUボンネットバスに乗ってホテルを出発。平家落人子孫の陽気な運転手さんの解説を楽しみながら、かずら橋に向かいます。
よく揺れる蔓の吊り橋を渡ります。

 kazurabashi
ボンネットバスでホテルに戻り、私達のバス出発は9:30。大歩危、小歩危を車中から眺めて、高知ICから牧野植物園に到着11:45。高知県立牧野植物園は高知が生んだ「日本の植物分類学の父」牧野富太郎博士を顕彰するために博士逝去の翌年、1958年に高知市の五台山に開園。約6haの園地に約3,000種が四季を彩ります。黄色いハマボウの花が見える園内のレストランで昼食後、珍しい植物に誘われて酷暑の中を散策しました。

 birodomurasaki
ビロードムラサキ(クマツヅラ科ムラサキシキブ属)1914年に牧野博士が新種として学名発表。葉や茎がビロード状の星状毛で覆われています。花期は7月~8月

 amerikahodoimo
アメリカホドイモ(アメリカ塊芋 マメ科ホドイモ属)
北米、カナダ原産で明治時代に渡来したつる性植物です。6~8月頃に紫褐色の花が咲きます。名前の由来は塊(ほど)状(かたまり)の根をもつことからで、根の部分は食用の芋となります。

 higiri
ヒギリ(緋桐 クマツヅラ科クサギ属)
中国~インドが原産で、高さは1~3m位になる落葉低木です。枝先に円錐花序に緋(朱赤)色の筒状花をいっぱいに咲かせます。名前の由来は花が緋色で葉がキリ(桐)に似ているからです。

 hiogi
ヒオウギ(アヤメ科ヒオウギ属)の花と実
扇のような形に開いた剣状の葉の先に、黄色や橙色の花を付けます。昔、公家たちが持っていた檜扇に似ていることからその名が付けられ、祇園祭を飾る花として、山鉾が並ぶ室町筋などの商店や町家に飾られ、祭りムードを高めます。実は黒色で「射干玉(ぬばたま)」または「鳥羽玉(うばたま)」といいます。

 sasaganiyuri
ササガニユリ(ヒガンバナ科)
西インド諸島原産の多年草で花期は6月~8月です。英語名の「スパイダーリリー」とは、蜘蛛のような形の百合ということで、辞書によると「細蟹、笹蟹」・蜘蛛の古名、蜘蛛の糸のことらしいです。

hukujinso
フクジンソウ(福神草)(ジョウガ科)
花期は6~7月で、根茎は薬草になり百日咳・肝炎などに用います。

ran
熱い温室のランを最後に植物園を15:00出発して国民宿舎桂浜荘に15:20到着後、龍馬の手紙を中心に展示している高知県立坂本龍馬記念館に入館。大勢の人で賑わっていました。宿舎に戻り、入浴後18:00からの夕食時には大西さんご持参のウワミズザクラ酒を美味しく頂きます。食後19:00から坂本龍馬像を通って暮れかける桂浜を散歩。

katurahama
夕暮れの桂浜(右上の白丸は水滴がレンズに着いたもので月ではありません)

syukusya
桂浜から見る国民宿舎桂浜荘。月の名所で有名ですが空に月は無く星を観察。今年の夏は日が暮れても気温は下がらず、蒸し暑さに汗びっしょりで、もう一度入浴してから寝ます。
三日目(8月3日)
日の出を撮影しようと5:00起床。宿舎のベランダから水平線を見つめて待ちますが、雲がたなびき日の出は見られません。

hinode
5:30頃、雲の上からの日の出で、やっと太陽が現れて、すぐまた雲隠れ!
海では2隻づつ組になった漁船が網を引き漁をしています。6:00過ぎに入浴、7:00朝食後、近くの浦戸天守閣跡の神社で手を合わせて、8:00に宿舎を出発。
途中で、四国八十八カ所巡りの「歩きのお遍路さん」とすれ違います。巡礼の旅は3カ月間・100万円位必要と聞くと、信仰心の無い私にはとても無理です。高知市街のはりまや橋、高知城、市電、楠やエンジュの並木を眺めながらバスは進みます。

harimayabashi
天狗高原(四国カルスト)を目指して山道を走る頃から、空は次第に雲が広がり、ところどころにガスも出てきます。11:35天狗高原に到着。

tenguso
高知と愛媛の県境に建つ天狗荘
日本三大カルストのひとつである四国カルスト県立自然公園は昭和36年に指定。天狗高原や地芳峠を中心として白い石灰岩(カレーン)とすり鉢状の窪み(ドリーネ)が点在し、羊の群れのように見える石灰岩はもともと海底のサンゴ礁が、長い時間をかけて隆起した名残です。

himeyuri
ヒメユリ(姫百合 ユリ科ユリ属) 茎葉ともに細く濃橙色の6弁花が咲きます。沖縄の糸満市に戦災祈念の「ひめゆりの塔」が有名。


yamahototogisu
ヤマホトトギス

turiganeninjin
ツリガネニンジンの白花

shiogamagiku
シオガマギク

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ススキの大群落を散策する仲間。

hankaiso1
ハンカイソウ

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ハンカイソウ大群落

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ススキとオモゴザサの群落
他にホタルブクロ、カキラン、シオガマギク、キヌタソウ等々、沢山の花々が咲いて撮影に忙しいくらいです。 カルスト風景を眺めながら小高い丘の上で昼食を取ってから、周遊して天狗荘に戻り、少し休憩して14:00に出発します。

ushi
途中、五段高原付近の広い草原では牛の放牧。
さて、ここから大津まで約450kmを7時間半余かけて長時間のバス移動が始まります。脚が痛くなる人、腰が痛くなる人も多く様々な格好をしながら大津ICに21:45到着。西武前で途中下車して、皆さんと分かれ帰宅しました。
天気に恵まれた3日間、珍しい花々に出会い嬉しい笑顔に囲まれて楽しかったです。リーダーの人見さん&大西さん、語る会の皆さん、本当にありがとうございました。
尚、このブログ作成には大西さんより資料提供&校正で大変お世話になりました。

08/16 00:08 | 山歩き
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