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新旭浜園地
新旭浜園地  2010年5月8日

「自然と語る会」 第303回「新旭浜園地・風車村」に参加しました。参加者18名
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JR膳所駅発8:25→山科駅着8:31 発8:47→新旭駅着9:42→森神社→正傳寺→日吉神社→生水の郷→新旭浜園地(昼食)→木道遊歩道→六ツ矢崎浜園地→風車村→新旭駅発16:14→帰路
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新旭駅前の西洋トチノキ(マロニエ)の街路樹を見ながら、森神社に向かいます。

mirijinjya

森神社には、幹周り5mを超す大木のケヤキや神木のタブノキが繁ります。

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途中の民家の屋根には沢山の苔が育ち、まるで抹茶色の和菓子・苔キントンです。

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正傳寺前の川の流れに揺れて咲くバイカモの花。

続いて日吉神社に向かいます。この辺りは「高島市針江・霜降の水辺景観」地区で、この集落の多くの民家には、川端(かばた)と呼ばれるわき水をため込んだ独特の炊事場があります。住民はわき水を生水(しょうず)と呼び、川端に神棚を設けるなど伝統的な暮らしを守り、集落から琵琶湖へと連続した水環境の保全を進めています。琵琶湖周辺の生活文化を理解する上で重要な地域と評価されています。針江大川に沿って琵琶湖に向かって歩く道端には外来種のウマゴヤシ、ブタナ(タンポポモドキ)、アメリカフウロ、ノボロギクなどがあちこちに目立っています。

kawau

琵琶湖国定公園・新旭浜園地に正午過ぎに到着して湖を眺めながら昼食。近くでオオヨシキリが行々子、行々子(ギョギョシ、ギョギョシ、ケスケスケス)とさえずり続け、遠く湖上ではカワウの大群が飛び立って行きます。

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ベニシジミを発見。

mokudou

近江・湖(ウミ)の辺の道からヨシ群落保全区域の木道遊歩道を歩きます。
「水辺の環境保全に大きな役割をはたし、たくさんの生き物をはぐくんでいるヨシ群落をみんなで守り育てましょう。」と立看板が立っています。

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広い範囲に大群落をつくるノウルシ。

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ノウルシ(トウダイグサ科)は湿地に生える多年草。有毒植物で、野漆の名は茎からでる乳液が皮膚にかぶれを起こすところからきています。花序の下側につく包葉は黄色の倒卵形で、遠くから見ると花弁のように見えます。

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木々が水面に映り奥には琵琶湖が見え隠れして、新緑の様々な緑が輝く風景は、私のお気に入りスポットの一つ。

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ウワズミザクラとヤブデマリが競い合って生い繁っています。

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六ツ矢崎浜オートキャンプ場を通って風車村に向かいます。

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風車村手前の道端でコンクリートの隙間から咲くスミレが可憐。

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しんあさひ風車村でソフトクリーム食べてしばし休憩してから新旭駅に向かいます。
途中の南川には外来種の水草が大繁殖。

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苗代ではきれいに整列した早苗が田植えの出番待ち。

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サワオグルマ(キク科)の群生

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今は少なくなったレンゲ畑を懐かしく眺めながら新旭駅に戻り、帰路につきました。

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05/24 20:27 | 山歩き
笹間ヶ岳
笹間ヶ岳 2010年4月26日

「自然と語る会」 第302回「笹間ヶ岳」に参加しました。参加者15名
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JR膳所駅8:01発→石山駅8:04着 帝産バス・アルプス登山口行き(もみじが丘経由)石山駅8:26発→上関(カミゼキ)8:42着→笹間ヶ岳→大谷河原(昼食)→アルプス登山口14:55発→帰路
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kakuminosunoki

バス停上関から歩き始めてすぐ、新茂智(シンモチ)神社の近くにカクミノスノキ(別名ウスノキ)の花が咲いています。ツツジ科の落葉低木で、「酢の木」は、葉に酸味があるところからきた名前です。

hatchiyoiwa

笹間ヶ岳(433m)に登るのは初めてで、時には急な岩場もあり変化に富んだコースをワクワクしながら進みます。笹間ヶ岳の頂上・八畳岩(タタミ八畳分位の広さの岩)に登って比良山系方向を眺めます。

tsutsuji

コバノミツバツツジが満開でピンクの花のトンネル。正面奥に見えるのは矢筈ヶ岳。

tsutsuji up

葉が多少小さいためにコバノミツバツツジの名で、里山の春を彩ります。花は直径約3cm。花粉が細い糸で繋がった構造をしており、昆虫の体に付着しやすくなっています。また、1本のめしべの回りを取り囲むように10本のおしべがあります。ちなみにミツバツツジはおしべが5本です。

himehagi

大谷河原に向かう下山途中にヒメハギを発見。最近は減って珍しくなったそうです。

hirumushiro

大谷河原の池でヒルムシロ(ヒルムシロ科ヒルムシロ属)を発見。
かつては水田では雑草として嫌われていたようですが、最近の水田ではみつけるのは結構難しくなっています。ヒルムシロの名前は、かつて田圃などにいた蛭が休む筵ということのようです。

kaerunoko

水たまりにはヒキガエル(?)のオタマジャクシが沢山。

tarayou

アルプス登山口に向かって下山する途中のタラヨウの葉。落書きを見つけます。

aodamo

フワフワと雪が積もったようなアオダモの花。

aodamo up

アオダモの花をクローズアップ撮影

kobanogamazumi

コバノガマズミの花。
日当たりのよい山野に生える落葉低木です。高さ2~3m、樹皮には灰紫褐色の皮目があります。葉は長さ3~8cm、托葉があり、ガマズミと区別できます。花は初夏、その年の2葉ある短枝の先に径4~6cmの散房花序をつけ、白い5枚花弁の花をつけます。果実は赤く熟します。

konara

コナラの軟らかい新芽が開きます。

shinme

青磁色に輝く新芽の植物名は?

天気に恵まれた爽やかな一日、満開のコバノミツバツツジの花に囲まれて、明るいピンクに染まりそうな山中を歩き、山の先輩に植物の名前を教わりながら自然を満喫して下山しました。

[後記]
上記の新芽の植物名は「イヌエンジュ」だと分かりました。
『新芽が奇数羽状複葉の葉に成長してから、本と照らし合わせて、やっと謎が解けました。』と7月6日に人見リーダーよりお知らせメールが届き約2カ月半ぶりに解決しました。 ずーっと気にして頂いて本当にありがとうございました。





05/17 16:01 | 山歩き
中井史郎展
中井史郎展(2010.4.20~5.2)を終えて

アートライフみつはしと揺の2会場で同時開催の個展は画廊オープン以来初めてです。
そして第45回関西二科展(京都市美術館)の会期とも同じなので、3会場で見られる、またとない機会となりました。現在は二科会会員・評議員・審査員で会員努力賞、パリ賞、特選等多数受賞、ドートンヌ他海外展にも出品、2009年度には二科展総理大臣賞を受賞されました。

works

今回はSPACE「宇宙」×SPACE「小空間」×WIND「風ふたたび」をテーマに開催されました。揺の展示作品は玄関に2点、洋室に9点、和室に6点で総点数17点です。
玄関 1 IB. Space<創>
    2 IB. Space<和>
洋室 3 IB. Space<望>
    4 IB. Space<綾>
    5 IB. Space<無>
    6 IB. Space<曙>
    7 IB. Space<尖>
    8 IB. Space<純>
    9 IB. Space<祥>軸付
    10 IB. Space<明>ボード
    11 IB. Space<明>ボード
和室 12 IB. Space<楽>
    13 IB. Space<晶>軸付
    14 IB. Space<晶>軸付
    15 IB. Space<晶>
    16 IB. Space<丘>軸付
    17 IB. Space<無-2>軸付

work1

work2

アイボリーブラック(IB)の空間に、より深く黒い楕円や四角や三角が浮かび上がって、宇宙の始まりを感じます。じーっと凝視しているとモチーフは扉か穴に変わり、此処とは違う空間への入り口、未体験の終焉の宇宙への繋がりの表現でしょうか。閃光のような金、赤、ブルー、紺が様々に光ります。作家ご本人は「日頃制作している作品とは異なるエチュード的作品です」の言葉に、とても謙虚なお人柄を感じました。

work3

夕陽が玄関に差し込み、作品IB Space<和>の横に庭木の影が映りました。

庭の新芽は新緑に変わり爽やかな自然の緑は作品の黒の引き立て役。
会期中はご家族、特にギャラリー近くにお住まいのお嫁さんのサポートのもとに沢山の来廊者を迎えて充実した内容の展覧会になったことをとても嬉しく思っています。
皆さまの暖かいご協力にとても感謝しています。ありがとうございました。


05/17 14:20 | 展覧会
絵画教室 朋展
絵画教室朋
第7回「朋」展(2010.4.20~25)を終えて

絵画教室を始めて5年目に第1回「朋」展を田中駒2Fで開いて皆さんの作品を発表しました。以来、大津市立図書館、OSDビルと会場は移り変わり、3年毎に展覧会を開催して今年で7回目、絵画教室を始めて26年にもなります。今展は19名で日本画と水彩画を合わせて総点数58点を展示いたしました。

tomotenn1

tomoten2

tomoten3

tomoten4

教室では、先ず身近な植物から描き始めて頂きます。なかなか思うように筆が進まない時には「絵を深められるチャンスが来た」と考えて壁を乗り越え、描き続けて欲しいと思っています。年々、私達の平均年齢は上がり続け、体調が悪いなど気持ちが暗くなる日もありますが、「絵」があるお陰で心身共に強くなれるのが嬉しいです。
良い展覧会を開けたことを教室の皆さんに感謝しています。

05/01 09:42 | 展覧会
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